紙風船では3ヶ月に一度位の頻度で、席替えをしています。
いつも、「メンバーミーティング」という話し合いの練習をする講座で決めています。
6月19日火曜日。
この日、メンバーミーティングがあり席替え(実施は7月1日から)を決めました。
司会進行および書記を選出し、いざ、話し合いスタート!
★体験利用者の席をどうするか?
★今日、お休みのメンバーの分はどうするか?
★席替えの方法をどうするか?
「話し合いに参加する」ということは、人任せにしないことです。
「別にどっちでもいい」とか、「誰かが決めてくれればいい」といった気持ちで話し合いに臨むのは、皆に失礼です。
(…職場でのミーティングや話し合いも同じですよ。だからこそ、紙風船の訓練で取り入れています。)
自分の意見が無いとしても、「話し合い」に対して「参加する姿勢」が大切。
何かを選ぶとき、「どっちでもいいな」と思っても、良く考えて、「○○さんの意見に賛成です」等発言をしましょう。
この日の話し合いでユニークだったのは、司会進行および書記役を決める時。
特に立候補が無かったので、決め方をどうするか…と話していて「じゃんけん」になりました。
(ちなみに、「推薦をする」という方法は本日は私が却下しました。時に、一部の人に偏ってしまいがちですのでね。また、司会進行役が苦手であっても、皆が話し合いに参加する姿勢で臨めば「できた!」という経験になると考えているからです。)
さて、じゃんけんで勝った人になるのか、負けた人になるのか…。
多数決で「勝った人が役割を担う」となりました。
ここ、微妙なところです。
【負けた人が役割を担うバージョン】
「司会進行や書記はやりたくない」
↓
「じゃんけんで負けた~」
↓
「仕方がない。負けちゃったんだから我慢して役割を担おう」
という人もいらっしゃるでしょう。
ただし、傍からみていると、「いやいややっている」のが顕著に見られます。
【勝った人が役割を担うバージョン】
「司会進行や書記はやりたくない」
↓
「えっ??じゃんけん勝っちゃった!どうしよう~…」
↓
「なんでこんな時だけ勝っちゃうんだろう?…でも仕方がない、我慢して役割を担おう」
という人もいらっしゃるでしょう。
どちらにしても、「我慢して役割を担おう」ではありますが、違うのは傍から見た印象。
「勝った人」が担う方が、印象が良いですよ。(私の主観ですけれどね。)
さて、順調に話し合いが進み、本日の席替え方法はトランプになりました。
紙風船に昔からある「鮭のふるさと館トランプ」
座席番号1~19(あいだの3と18は除く。すでに体験利用者用等で決まっているため)を引けるようにするため、
(1)トランプの同じマーク(この日はメンバーチョイスでクローバー)の1から13までと、ハートの4,5,6,7,9、を机上に並べる
→ハートの4=座席番号14、5=座席番号15といった風
(2)各自、トランプを取り、引いた数字が自分の座席
こちらの写真は、自分が引いた番号を書記役のメンバーに伝えに行っているところ。
トランプで一斉に番号が決まる楽しさは、どちらかというと、皆で「いっせいの~せ!」で一気にめくるところにあります。
でもこの日はメンバーの意見にて、一斉にではなく、バラバラに順にトランプを取るということになりました。
まるで選挙の投票所のような厳かさ。
見ている私としては、とてもユニーク。
お休みしているメンバーの分を担った6名は、二巡目にも引いていました。
ミーティング終了後に、改めてホワイトボードに貼られた座席表を見ているメンバー。
7月1日から、どうぞよろしく~。
そして、司会進行役、書記役の方、改めて…
「お疲れ様でした!」
いずみまさこ