毎日紙風船内でおこなっているインターネット通販のパソコン処理、ピッキング、梱包等の実習。
週明け月曜日は、週末分の注文もあるため件数が多いです。
それでも最近は、メンバーが作業に慣れたこともあり速やかに進行していました。
午後の実習開始時、パソコン処理担当のメンバーがまんまるの目をして注文件数を皆に伝えます。
「追加は○○件です!」
午前からの注文処理も残っており、午後の分も含めると数十件。
自然と皆の動きが早くなります。
手早く、というよりもやや焦り気味だったかもしれません。
それでも慣れたメンバーでしたので、私は作業に参加せず声だし担当。
「はい、皆さん、気持ちが焦ると怪我やミスにつながりやすので気をつけてくださいね。」
「はい!」
二人ペアになり、自分の作業だけではなく呼ばれればパートナーの作業確認のチェックの役割を担います。
★注文の商品に間違いはないか?
★注文の個数に間違いはないか?
★納品書は同封されているか?
★お客様のお名前に間違いはないか?
等など。
ひとりが読み上げて、もうひとりが自分の手元にあるものと同じかどうかしっかり確認。
Aさん:「はい、いきます。商品コード○※★◇。」
Bさん:「はい、合っています!」
Aさん:「では次、お名前は○▲◇☆さま」
Bさん:「はい、同じです!」
お名前の漢字は読み方が難しいので、読めないときは二人で視認します。
午後は基本的には1時間の実習時間ですが、状況によっては実習時間を延長することがあります。
そのことを、敢えて「残業」と表現しています。
(就職後に使われる言葉を使用しています。)
この日は午後の実習開始時に声をかけました。
「本日は件数も多いので、残れる方は30分残業をお願いしたいのですがいかがですか?用事がある人、体調が思わしく無い人等無理はしなくてよいですが、可能な人はお願いします。」
この日は4名残ることとなり、作業継続!
そして梱包が終了し、終えようとしたときに…
チェックしている表と、実際の個数にずれがありました。
皆で協力して原因追求!
こういったときのために必ず付けているチェック票を皆で手分けをして一枚ずつ確認。
そして何が起きて、こうなったのか。
次は何を気をつけておこなえばよいのか。
誰かのせい、ではなく、「誰にでも起こりえる出来事として皆で協力する」ということに取り組んでいます。
(もちろん、個々のメンバーも次に同じことがないようにメモをし、手順を確認していました。)
この日、皆後半は疲れていたと思います。
それでも、作業指示や呼びかけに対してきびきびハキハキと応答をするメンバー。
そのメンバーにつられてか、疲労が強く見られていたメンバーも、返事の声を一生懸命出していました。
疲れた時、元気がなくなってしまうのはよくあること。
それでも、皆が元気をなくしてしまうと職場全体の雰囲気が悪くなってしまうことがあります。
この日の皆、いい動きをしていましたよ!
朝のミーティングで読み合わせている心得8番目。
「仕事は、皆で助け合っておこなう」
実践中です!
追記:
結局この日は45分の残業でした。
終了の挨拶後に、あるメンバーが言っていました。
「頭の中が疲れました~・・・」
心底感じた本音でしょうねえ。
いずみまさこ