青空と紙風船

就労サポートセンター紙風船の日常をBlogでお伝えいたします

今期終了 ~幼稚舎あいか 草取り実習~

2014年10月30日 | 就労訓練

6月中旬から行っていた草取り実習。

他の実習と違うのは、メンバーのみでおこなう実習だったことです。

このやり方が最初から施行できたのは、幼稚舎あいかの三上園長初め、すべての先生方のご理解とご協力が得られたからでした。

 

「ありのままのその子(その人)を受けとめる。子どもたちひとりひとりの個性として考えるのは勿論のこと、集団生活の中で馴染めない、違いを感じる子どもがいたとしても、そのことをしっかりと受け止め、他の子どもたちと同じように関わる」といった、幼稚舎あいかの理念(※)は、もちろん子どもたちに対してだけではなく紙風船メンバーと先生方が接する際も同様でした。

※(三上園長との対話と幼稚舎あいかのホームページから、いずみがやや意訳しております。悪しからず。

 

いずみ:「メンバーのみで作業させていただきます。作業報告では、職員室にご挨拶にうかがいますのでよろしくお願いします。」

園長:「わかりましたよ。どうぞどうぞ是非来てください。」

以上、打ち合わせ終わり。

 

その後全ての場面ですれ違う先生方は…いつも感謝の言葉を言ってくださいます。

「いつもきれいにしてくれてありがとうございます。」

「とても助かっています。」

「お疲れさまです。いつもありがとうございます。」

通り過ぎる度に感謝の言葉を言っていただき、本当に嬉しく有難く思っています。

 

今日が今期最後の日。

3名のメンバー。

内ひとりは「作業リーダー」(※※)。

 

黙々と作業する3人でした。

 

陽射しが、秋を感じます。

 

頭のタオルが、まるで子どものよだれかけのようになっていましたが、気付かず黙々黙々。

 

小さな草も、見逃さずに刈り取りました。

 

お疲れさま!

三上園長より、来期の依頼をいただきました。

紙風船メンバーは、当然のことながら就職して入れ替わりがあるため、今いるメンバーが来期も行くかどうかはわかりません。

ただこういった実習活動を通じて、草取りの技術がうまくなること云々よりも、人の役に立つこと、お互いの感謝の気持ち、仲間との協力、自分の役割…そういった人とのつながりをつくることができるのだと思うのです。

幼稚舎あいかの教育目標にもありました。

「新年度、私たちが最初に取り組むのは園児ひとりひとりと保護者との間に糸をつないでいくこと~以下略~」

私たち紙風船メンバーも糸でつながりました。

就労訓練事業所だからできることだと思います。

働いて得られるものは、お金だけではありません。

もちろん収入は、その人が生きていく上で大きな意味があるものです。

 

他に何があるのか、もしよくわからない方がいらっしゃったら…ぜひ紙風船にお越しください。

人と人とのつながりの中で、何かを感じられるかもしれません。

 

 

※※「作業リーダー」が企業への挨拶・作業指示・報告等をおこないます。

作業リーダーは携帯電話を持ち、何かあれば(例えば具合が悪くなったメンバーがいる等)紙風船に電話して相談します。

(この4か月半の中で、5回作業リーダーから電話がありましたが、電話での相談や指示にて対応できていました。)

いつも頼りにしていましたよ。ありがとう、リーダー!

いずみまさこ

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