知的障害者・精神障害者について考えよう

知的障害者施設、作業所やA型B型事業所の経験からの投稿にて、この業界に対する世間の理解を深めていきたいと思います。

歯磨き

2009年06月12日 | Weblog
利用者の方の中には、毎食後自主的に歯磨きされる方もいますが、ほとんどの方が、職員の言葉がけで行っていますね。


まずは、起床時 そして朝の部屋朝礼時、また昼からの作業時間、就寝前等・・・

一番丁寧に援助できるのは、昼からの作業時間帯でしょうか?


それぞれ利用者さんの歯の状態に応じて、チェック表を設けたり、目標を設定したりしています。年齢によって、歯の本数も違います。高齢の方になると、もうほとんど自分の歯がない人もいますね。むしろ、入れ歯を一生懸命洗っています。


ときどき、職員向けや利用者対象の歯科研修もあります。


先日も、職員向けに他県から専門の方が来られて、2時間ほどの研修がありました。歯の磨き方(援助の仕方)も、年々変化があり、一番最新の方法を取り入れるようにはしていますが、だんだん何が一番なのか?分からなくなるときもあります。

うちの職員は、結構一旦やる気になると、相当細かい部分まで取り組もうとするため、チェック表等など、歯科関係の方が見られると、驚かれます。
熱心なのか?はたまたこだわりなのか・・?努力なのか?研究熱心なのか?いずれにしても、利用者の方にとって、良い方向に向かえば、それはどんな形であれ、評価出来るものと思います。


重度の方も、最初は職員が介助で磨くことに、抵抗がある人もいました。

しかし、回数を重ねて、ゆっくり寝て行うことで、自然と受け入れてもらえるようになりました。もちろん、それまでは結構の時間を要しましたが、今ではほとんどの方が、スムーズに職員介助(点検磨き)の歯磨きが出来ています。



よく、研修の際にも言われますが、ただ歯ブラシを噛んでいるだけでも、随分違う・・とのこと?特に毎食後に磨く習慣が出来れば、一番効果があがるんですが・・・。
コメント
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