知的障害者・精神障害者について考えよう

知的障害者施設、作業所やA型B型事業所の経験からの投稿にて、この業界に対する世間の理解を深めていきたいと思います。

選挙と投票方法

2009年09月05日 | Weblog
ちょっと遅くなりましたが、先月の衆議院議員選挙は、ある程度の予想とおりになった感じですね。ただ、施設関係者(こういう業界の方は皆)は、今後の民主党の福祉関係の政策がちょっと心配ですね。


30日は、夜から夏祭りもありましたが、とりあえず朝から利用者の一部の方が、投票に行きました。


2日前に、施設長から今回の選挙についての説明があり、(今回はたまたま選挙前の宿直が施設長だったからですが・・・普段は他の管理職が行っています) 簡単に個人名の投票、政党名の投票及び最高裁の部分も説明されました。(最後のは、ちょっと難しかったようですね)



以前から、何度か選挙権の話はしていましたが、今回も同様で、以前から(投票方法の混乱から)一応、自分で意志が示せる人、また自分で記入が可能な人を中心に投票に行ってもらっています。
(それでも、本人が「行きたい」という希望があれば、出来るだけ行ってもらうようにしていますが・・)


「選挙権」の考え方は、人それぞれと思います。これについての議論は、別のところにお願いして、ここでは、その状況や様子を書いておきます。


自分で意志を示せる人は、「誰々に入れた」ということを、終わったあとで報告してくれる人もいます。また、投票所でも特に混乱なく、行動も出来ます。(ある程度の慣れも必要でしょうが・・)

しかし、どこかに行くから「私も・・」と希望を出す方は、選挙そのものが分からず、投票所へ行っても、(もちろん自分で書けないので、選挙管理委員の方が代筆してくれるようです)投票所の記入場所の前にある、立候補者名や政党名等、どの方がいいですか?と聞かれて、指をさして代筆という形になりますが・・、それが何か分からないので、なかなか要領を得ません。

結局、代筆される方も困ってしまいました。


また、毎回こういうことが繰り返されるため、選挙管理委員の方も、変に気を遣って、一般の方が終わってから・・??という言い方をされて、ちょっと後回しになります。(ここがちょっと疑問!?)


ひどいときは、選挙管理委員(代筆の方)さんが、選択肢の中で声のトーンが変わることもありました。(私たちの気のせいかな・・??)



もちろん選挙権は行使するのが、国民としての行動です。

「判断する」ということは、難しいです。


つまり、私たち施設職員も同様で、正しい判断が出来るか?は難しいです。


誰が選挙(投票)に行って、誰が駄目・・ということは言えないですね。
かといって、選挙権があるのだから、全員連れて行く・・という訳にもいかず・・・(ここは理解して下さい)。


やっぱり判断が難しい問題です。


皆さんの施設や家庭では、選挙の際はどうされているのでしょう?



コメント (4)
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