知的障害者・精神障害者について考えよう

知的障害者施設、作業所やA型B型事業所の経験からの投稿にて、この業界に対する世間の理解を深めていきたいと思います。

ハチは怖い・・・

2009年09月10日 | Weblog
毎年、施設の周辺には、季節的にハチの巣が出来ます。それも大きなスズメバチです。

特に施設のすぐ裏側の山(基本的には栗園なんですが、椎茸栽培等にも使用しています)に、多く見られます。一般的なハチは、軒下や木の周り等、まだ目ですぐ確認しやすいところに作るため、こちら側も注意が可能ですが、スズメバチは他のハチとは違い、巣の作り方が異なっているため、意外な場所で突然出くわす・・・といった場面があります。


昨年も、ちょうど夏祭り前後の時季でしたが、運悪く、裏山で椎茸のほだ木を運んでいた利用者と、それを援助していた実習生が攻撃を受けました。
幸い、2人共ハチに対しては抵抗力があったのか、大きな怪我にはならなかったんですが、人によってはショック反応が起きる場合もあり、要注意です。
(夏祭り中に、来られていた保護者の方が刺されるという事件もありました)


ところが、今年も同様に事件が起きました。


職員が裏山の草刈をしている最中に、刺されました。この方は、ハチに対する抵抗力が弱かったのか?少々腫れがひどく、病院で点滴・・ということになりました。

幸い、今のところ利用者には被害はないようですが、この時季は、あまり裏山に入らないようにしています。(職員はどうしても、作業準備等で入る必要があるので、しかたありませんが・・・)



ハチは、巣を処分しても、翌年また違った場所に巣を作ります。TV等でも放映されていましたが、女王ハチがいる限り、出来るのでしょうね。

山狩りをするわけにもいかず、職員は(この時季、山へ入る機会があるため)自衛のためハチ除けスプレー等を携帯して、仕事をするようにしています。



よく保護者の方が、「いい自然環境の中で生活出来ていいね」とおっしゃられますが、自然もひとつ間違うと脅威です。

動物や虫、爬虫類(特にマムシもいます)等、利用者が見ていないところで、被害にあわないようにと、十分に気をつけていますが、それでも興味本位で触る方もいて、本当に怖い場面もあります。
(先日も、ムカデを素手で笑いながら捕まえて、刺されていた方もいました。笑えない話ですね。)


常に、屋内で取り組みしていれば、そういう心配もないのかもしれませんが、先ほどもあったとおり、「いい自然環境」を活かした取り組みを行うためには、天気のいい日は屋外の方が楽しいですね。(利用者の方にとっても)


屋内屋外にかかわらず、そういった安全対策も必要ということかも?


コメント (4)
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