知的障害者・精神障害者について考えよう

知的障害者施設、作業所やA型B型事業所の経験からの投稿にて、この業界に対する世間の理解を深めていきたいと思います。

いろいろ思うこと・・・

2018年10月20日 | Weblog
この夏の台風は、いろんなところで、問題が生じているようですね。



地元のA型作業所では、主な作業が畑だったため、台風の影響をもろに受けた状態です。

また、同じ作業所内で、最近私の勤務する作業所で収穫した芋(安納芋)を分けてほしい・・・という申し出があり、譲りました(一応、代金はいただいたようです)。



私の勤務する作業所・法人は、前回にも説明した通り、経営難という名目?で私一人が契約続行不可になり、いわゆる解雇状態です(厳密には違いますが)。

最近、多くのA型作業所が立ち上がりましたが、いずれも経営がうまくいかず、継続が難しいところが出てきているようです。


それも、基本的な収入源が、企業会社関係の下請けならば、ある程度定期的な作業も望めますが、自然・天候に関係する畑作業が主になると、これは博打に近い部分を感じます。



前述したA型作業所も、ここ数年は経営が思わしくなく、作業所経営者自身が自腹を切って、メンバー・利用者の方に給金を払ったり、勤務時間を減らしたりして、なんとか乗り切っている状態ですね。そういった作業所は、全国各地で見られるのではないでしょうか?

国が、うまい話のような感覚で、推し進めてきた働く障害者対策なのですが、実際は難しい部分が多く、バックアップもされていません。


今後、こういった作業所・法人は増え続ける可能性は、大ですね。




一方、私の勤務するB型作業所は、ある意味、経営がしっかりしていれば、継続出来ると思われますが、なぜか?うちの作業所・法人は、理事会なのか施設長なのかが、経営下手で、ロクな職員は集まらない(私もその一人かも?)、メンバーはどんどん辞めていく、補充の利用者を確保出来ない、仕事が出来ない職員を優遇している・・・等、最近見ていて思うのは、決して義理人情で施設長は出来ない、経営者にはなれない・・・ということです。


必ず、法人運営には金銭が絡んできます。


たかだか、月10万程度の給料で働いているパート契約職員を、継続出来ないなんて・・・(正職員でも、あまり役に立っていない職員もいます・・・私以上に仕事が少ない)、そんな法人は、あまり長続きしないでしょうね。


国の方針も、見かけ倒しの障害者雇用ではなく、現状に合わせた対策が必要です。



やってはみたが、経営が困難で難しかった・・・というのは、一般の起業とは意味合いが違うものです。

それは、一番迷惑を被るのが、結局は利用する障害者の方たちだからです。



最後まで面倒をみることは一番重要ですが、逆に儲け重視や職員や利用者をないがしろにするような施設・作業所には、警告し、継続にはある一定の大きなハンデを付ける・・・ような方策が必要です。



昔から、こういうことは言われ続けていますが、実際に実行されるのは、何十年後なんでしょうかね。





※ここからは、またいつもの愚痴が始まります。(読みたくない方は、ここで切り替えて下さい・・・笑)

前回にも伝えた通り、私はこの10月いっぱいで、契約終了・継続不可になり、後10日ほどで、またまた失職状態です。



一応2年間勤務したわけなので、同じ職員は、結構気遣ってくれていますが、施設長や古くからいる管理職(女性・ほとんど利用者と関わろうとしませんが・・・)は、契約が1か月もあるにも関わらず、非常に冷たい対応をされます。


まず、10月の会議は、全部呼ばれず(前回など、会議日時も知らされず・・・メンバーと一緒に知った感じです)、また作業所関係の行事にも呼ばれず・・・、全く無視状態です。

これは契約書には記載されていないので、思わず労基へ走ろうかな?と思ったくらいです。


まあ、当然、施設長権限で判断したのでしょうが・・・(その女性管理職も、曲者で、私を当初から毛嫌いしており・・・経験者なのが気に入らないらしい・・・施設長にいろいろ悪いアドバイスをしているようです・・・他の職員情報)、後10日ならば、その判断も有効かもしれませんが、1か月間もまだ勤務するのに、メンバーの状況や行事等、参加して最後までメンバーと過ごすことが出来ないのは、どう考えてもおかしいと言わざるをえません。

逆に、職員の方が、気を遣ってくれて、会議日時を教えてくれたり、会議日の業務終了後の対応等をアドバイスしてくれたり(この方は決して管理職ではありません)、本来施設長やそのクソ管理職がするべき業務です(私も管理職が長いので、その点は非常に不思議です)。

私は、最後の日までメンバーさんには、辞めることを秘めておくつもりです(最後の日に伝えるつもりです)。ただ、中には職員の様子を観察している、勘のするどいメンバーさんもいて、何か雰囲気の違いを感じているみたいですね。



私が業務から抜けることで、一番迷惑を被るのが、その一番気を遣ってくれている方です(現場の仕切りをされています)。本来、職員数が少ない頃に、その方がやっていた業務を、私が引き継いだ感じなのです。


他の職員は出来ないのか・・・?と思われますが、以前にも投稿しましたが、後一人はジェンダーで(別に差別意識は全くありません)、元々女性なので力仕事はやや困難かも・・・と思われているようです。(私は、個人的には一番気が合う職員ですが)

また、もう一人は女性ですが、30歳を過ぎて、漸く世間に出てきたようなニートなのか引きこもりなのか?(30歳までATMの使い方も知らず、交通機関もうまく利用出来ず、美容院も最近初めて行ったと言ってました。当然、車の免許もなく・・・とる気もないようです。未だに、自身の買い物は、施設長が勤務時間外・・・昼休みに連れていっています???)

まあ、この方については、いろいろ問題が多いのですが、施設長に言わせれば、「自分がここに勤めさせた責任があるから・・・」とのことです。


実は、この女性と私は同期なんですが、社会経験がないせいか、30歳以上の年齢差があるにも関わらず、ため口です。また障害者に対する接し方も知らず、その知識も全くなく(研修も行っていません・・・施設長が行かせていないため)、こういう作業所・・・比較的レベルが高い方が多い・・・が、いわゆる障害者施設なんだ・・・と誤解しているようです。

まあ、愚痴なので、読み流して下さい。



フォローにはなりませんが、この方、ひとつ間違うと、今回の契約不可が自分だった可能性もあることを、身を持って理解しています。それは、通所作業所にも関わらず、運転免許を持っていないことです。(これは一番の問題)
今回の、理事会も、一番の契約継続不可は私でしたが、いずれ彼女にもその白羽が立つだろう・・・ということです(私設長談)。それは、契約続行の条件が「1年以内に運転免許を取得すること・・・」だそうで、現在の彼女の賃金からすると、ほとんど不可能な状況です。(前述しました、私と同じパート契約なので、月10万強の給与で、安いワンルームマンションに一人住まいなので、生活はギリギリ状態のようです。ここから免許資金が出るわけはないですね。)
ある程度、覚悟はしているみたいですが、先ほど書いたように、施設長が温情や個人的な感情で、なんとかするのでは・・・と、私はにらんでいます。



今回の契約続行不可の件では、彼女には全く何も思っていません。むしろ女性職員の存在(もう一人はジェンダーであり、もう一人はメンバーと関わらない管理職なので)として、私以上に必要かも・・・と思っています。

先ほど、いろいろ彼女の悪口のように書きましたが、ひとつ感じたのは、観察力が優れていることです。

今まで社会経験がないことも、逆に作用しているのか、メンバーの様子を、よく観察していることです。(私設長が言うには、他の正職員の記録はあまりよくない・・・とのこと)




まあ、後10日・・・。

親しいメンバーさんも多く、特に身体障害の方たちとは(ほとんど一般の方に近い)LINE交換もして、普段から情報も共有しています。近々、その方々にも辞めることを知らせるつもりです。

たった2年間ですが、メンバーさんや職員には感謝しています。



それが、唯一の救いかも・・・。



コメント
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