知的障害者・精神障害者について考えよう

知的障害者施設、作業所やA型B型事業所の経験からの投稿にて、この業界に対する世間の理解を深めていきたいと思います。

心肺蘇生法講習

2010年09月14日 | Weblog
各施設では、年に1回程度は必ず「心肺蘇生法」の講習会をもたれていると思います。


消防署等から研修に来られる場合が多いと思いますが、今年は、内部研修として施設の看護師が講師として行いました。



先週、「畳上げ」として職員が全員出勤していましたが、今日はその予備日として職員の全員出勤をしていましたので、そのまま午前中に行いました。利用者の方は、自由時間です。(皆さん、まだまだ暑いせいか、屋内で過ごせることは歓迎だったようです。)



以前は、常に地元消防署に依頼しておこなっていましたが、なかなか施設の予定や日時との兼ね合いもあり、心肺蘇生用の人形や、また新たに導入したAEDも含め、施設で購入し常に内部研修が出来る準備をしておきました。


今回はそれを使った内部研修です。


実際、施設側で日時を自由に設定できるので、便利ですね。



AEDは数台すでに導入しており、最初は消防署の指導がありましたが、それ以降は自主研修も出来るようになりました。


また、心肺蘇生用の人形(上半身だけの)を2体購入し、すぐに実践出来る状態にあります。



今日は約1時間半ほど、職員が全員集合し、各自説明を受けた後、実際に心臓マッサージやAEDの使い方を試みました。特に、意外に心臓マッサージは反応がしっかり現れるので、分かりやすかったです。



この施設のある場所が、救急車が到着するまで、約15分程度かかります。(実際に数回呼んだこともあります)


近くにそういった場所があれば問題はないのですが、そういう意味では時間との勝負になり、心肺蘇生は非常に重要な行動になってきます。



また、職員の中には、地元消防団の方もおり(やっぱ田舎だなあ・・・(笑))、実際に消防署で研修してきた方も数名います。


まったくの素人では、実際の場面では困ることが多いため、やはりたとえ人形であれ、実践研修は必要ですね。




職員にとっては、よい研修になりました。



実際に行動しなければならない状況がこないことを願うばかりですが、こればっかりは分かりませんね。




特に施設の利用者の方の高齢化が顕著になってきている状況では、本当に必要になってくる可能性は高いといえるでしょう。



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