知的障害者・精神障害者について考えよう

知的障害者施設、作業所やA型B型事業所の経験からの投稿にて、この業界に対する世間の理解を深めていきたいと思います。

散髪・・・、あるいはカット?

2009年12月15日 | Weblog
数年前から、毎月一度の割りで地元の美容院の方がカットに来てくれます。


最初は、職員の知り合い・・ということで、美容院の休みの日(基本的には毎週月曜で、第2火曜も休み・・ということだそうです)があるので、その日なら空いているから、施設に興味もあって・・ということで始まりました。


元々、利用者の方は、男子については地域の(歩いて5分程度のところ)散髪屋さんがあり、ほとんどがそこへ行っていました。
また、女性の利用者の方は、地元の町に数件ある美容院へ夕方(作業が終わってから)職員が引率で行っていました。


もちろん、地元の散髪屋さんは、古くからあるところで、施設が開設したときからのなじみです。利用者の方のこともよく理解しておられるので、少々重度の方でも、受け入れていただけます。(空いている時間を考えて、やってもらえるので、大変助かります)


女性の利用者の方も、同様に美容院へ行かれています。これは担当職員(女性)により、行く美容院も変更する場合もありますが、結構回数も行っているため、美容院側も対応は問題ありません。実際、送迎だけで済む場合もあります。

最近は、男性の利用者の方も利用するようになっています。



ところが、やはりどうしても一定の時間待てない方や、他者に髪や頭を触られるのが嫌な利用者の方もおられます。

そうした方は、今までカットの得意な職員が取り組んだり(美容師出身の職員もいます)していましたが、やはり限界があり、本人に似合う髪型にするには、本来理髪店や美容院へ行くのがベストと思います。

そうしたときに、ちょうど美容師の方が来てくださるようになり、非常に感謝しています。


来られるようになって、もう随分になりますが、まったく嫌がることもなく(この言い方変ですね・・?)、重度の利用者の方の特性も徐々に分かってきたのか、うまく対応されています。


今日も、ボサボサだった髪が綺麗になりました。


美容師さん御本人は、女性の方ですが、ちょっとパンク的な髪型をされていて、年齢に比べて非常に若く見えます。そのうちに利用者の方が、希望でパンクファッションになったら、ひょっとして・・・?(まあ、それはないでしょうが・・)
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