Amazonオーディブルで相場英雄「震える牛」を聴いた。
「ガラパゴス」と同じく、初めまったく頭に入らなくて、半分くらいに来てやっと
面白くなり、もう一度初めから聴き直した(^_^;)
本作は、ミートホープ事件をもとにした食品偽装問題と、イオンのような大規模
ショッピングセンターが地場の商店街を潰した後に撤退する問題を訴える。
続編の「ガラパゴス」は、派遣労働者の過酷さと、日本のハイブリッド車のガラパゴス
状態を描き、「アンダークラス」では外国人技能実習制度の問題とAmazonのような
巨大プラットフォーマーの搾取を扱ってるようだし、相場英雄はいつもそういう社会
問題を作品に落とし込む感じなのか。
「震える牛」は、つまらなくはないけど、そんなに面白くもなかった。
逆手で刺してると犯人に自衛隊や軍隊経験があるはず、とされていることに違和感。
警察だとそういう扱いなのかね。
単に強い殺意を推認させる一要素のような…。
本作では他の理由があったけど。