アニメ「バビロン」見たよー。
ははぁ。
これは確かに胸糞…いや胸糞というか、困惑。
原作が未完なので仕方ないのかもしれないけど、終わり方がひどい。
7話がトラウマ回と言われてるのは分かるし、私としてもここがピークで、
その後は舞台も登場人物も変わって失速。
中村悠一と櫻井孝宏の演技は良かった。
作品のテイストに絵柄が合ってないような。
画面が安っぽい。
音楽も全然印象に残らない。
読者や視聴者の好意を集めているキャラをショッキングな形で死なせれば
インパクトあると思ってるみたいなのは悪趣味だし、胸糞悪いというより
単純にしらけてしまう…。
G7の首脳がサミットで正義とは悪とはとか話し始めて、私は一体何を
見せられているのか…という気分になった。
自殺は悪なのか、正義と悪は何か、というのをここまでやって出た答えが
これ??て感じだし、原作者が扱い切れないものをやっちまった感…。
自殺法なるものを問題にしながら、どういう法律かを明確にしないので、
それも変な感じ。
悪役の曲世(まがせ)にまったく魅力を感じない。
悪役の魅力が作品の魅力を負ってる部分が大きいと思ってるので残念。
魅力のない悪役にやられっぱなしの主人公・正崎(せいざき。東京地検特捜部の
検察官からFBI捜査官に転職…)。
曲世と齋(いつき)が何をしたいのか分からないまま終わった。
何なのあの終わり方?
正崎も自殺させられたの?
正崎の子どものところに曲世が現れてエンドって何やねん!
最後まで悪役側のやりたい放題なのがストレスフル。
正崎は曲世に執着されてお気の毒。
正崎は曲世みたいなのに対峙するには真っ当すぎてお気の毒。
正崎に救いがなくてお気の毒。
曲世は女性のことは自殺させられないから瀬黒は自らの手で殺したのだと思ったけど、
64人?の自殺者の中に女性がいて、あれ??てなってる。
バビロンがPSYCHO-PASSに似てるというのはまったく当たらないと思う。
PSYCHO-PASSより虐殺器官だよね。
PSYCHO-PASSの槙島はわりと好きだけど、曲世はただただ不快。
どちらも悪人だけど、曲世はあまりにも超常的だし魅力がまったくない。