

評価:★★
瀬々敬之監督
佐藤浩一、綾野剛、永瀬正敏、緒形直人他出演
アマゾンプライムの見放題から外れるものを見るつもりが、なぜか「64ロクヨン」前編・後編を見た。
いやぁ。
超豪華キャストなのに、こんなつまらないものになるとは…。
親子の確執、刑事部長が本庁人事になるかもという警察内部でのゴタゴタ、
警察の長きに渡る隠蔽、警察広報と記者クラブの子どもじみた対立等々…。
すべてがバラバラ。
もっと刈り込んで、前後編でなく1本にまとめた方が良かったと思う。
脚本がひどい、演出もひどい、監督にもやる気なさそう。
なんで前編と後編で同じようなことを意味もなく繰り返してるの??
会見の様子は学芸会みたいで、もはやギャグ。
警察内部の対立もアホみたい、としらけてしまう。そんなことやってないで
ちゃんと捜査しろ。
広報官が怒号飛び交う会見場を離れ、指揮車に乗りこんで情報を取るとか、
偉い人が本来の責任のある場所を離れて前線に行くっていうのフィクションでは
ありがちだけど、下の者に迷惑だからやめてほしいなぁ。
綾野剛は良し。
髪重め、おでこ出てる(こだわり)、スーツで、ビジュアル良し。
上司をサポートする真面目な部下で、珍しくすごく普通っぽい役。
出番は少なめ。
「人事権者に弱みを見せたら広報官になれませんから」と援助を断る諏訪(綾野剛)。
諏訪さん、広報官になりたいのか〜。そりゃそうか。
きっと原作小説はちゃんとしてるんだろうと思う。