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『ゲルググ(ハインケル・バッツ専用機)』【未設定カラー】

2023-04-15 00:00:00 | 機動戦士ガンダム

プレミアムバンダイで現在『EXモデル 1/144 駆逐モビルポッド オッゴ』受注受付中ですね。

EXモデル 1/144 駆逐モビルポッド オッゴ【2023年6月発送】

 

オッゴといえば、『高機動型ゲルググR型(ハインケル・バッツ専用機)』。

当機は漫画『MSV-R 虹霓のシン・マツナガ』に登場した「キマイラ」隊のハインケル・バッツ大尉の専用機で、高機動型ゲルググR型をベースにオッゴを背負わせたMSです。

機動戦士ガンダムMSV-R 宇宙世紀英雄伝説 虹霓のシン・マツナガ(7)

機動戦士ガンダムMSV-R 宇宙世紀英雄伝説 虹霓のシン・マツナガ(8)

同作のオリジナルMSの中でも異色の機体ですが、カラーページでの登場が無かったので色設定が判らないMSです。

今日はこのMSの色設定を考えてみます。

そもそもこの機体、Twitterで作者の虎哉孝征先生のツィートに一般の方が色設定をお伺いしていて、先生からもそのうち色設定を発表してくれるような回答が来ていたのですが、数年たっても公表が無いんですよね。

白黒ページで最も色分けをはっきり主張しているコマが初登場シーンでコチラ。

『頭部・肩・腕』『胴』『オッゴ』それぞれ別の色となっているようです。

「キマイラ隊ゲルググ系の標準カラー」はコチラ。

ただ、この標準カラーだと『胴』と『肩』が同一色で、配色が違います。

『胴』と『肩』が別の配色だと、こんなゲルググもいます。

まあ、陸戦型でデザートカラーだから違いますかね。

宇宙で活躍したゲルググの中では、コチラはどうでしょう。

コミックの白黒カラーとも一致しそうな色合いでピッタリです。

しかし、カスペン大佐のパーソナルカラーなんですよね。

同じようにパーソナルカラーのMSを除外すると、もうコレしか無いです。

これに原色のオッゴ(黄色)を背負ってる・・・という色指定が、一番らしいかなあ。

 

こうして色設定不明のMSのカラーを妄想するのも楽しいですね。

他にもこういったMSは多数ありますから、そのうち妄想してみようかな。


『シャア専用高機動型ザクⅡ』【ククルスドアンの島・続報】

2022-05-21 00:00:00 | 機動戦士ガンダム

いよいよ『機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島』(以下、「本作」とします。)劇場公開まで2週間を切りました。

先日の「完成披露上映」にご参加され、一足早くご覧になられた方も既にいらっしゃるでしょう。

その「完成披露上映」直前にサプライズ情報が公開されました。

同作に「赤い彗星」シャア・アズナブルが、新・専用機として『シャア専用高機動型ザクⅡ』とともに登場するというのです。

私は『完成披露上映』を観ていないので、どういう形で登場するのかわからないのですが、画像等から読み取れる情報から今日は推測していこうと思います。

私と同じように『完成披露上映』をご覧になってない方は、推論を楽しんで頂ければと思います。

ご覧の方は推論でなく事実をご存知でしょうから、スルー頂ければと。

さて、この『シャア専用高機動型ザクⅡ』(以下、本機とします)は、写真を見ると『ファルメル隊』のエンブレムが左スカートアーマーにあります。

『ファルメル隊』はジオン軍・宇宙用軽巡洋艦『ムサイ』級の1つ『ファルメル』のモビルスーツ部隊。

つまり本機は(MSVの高機動型ザクⅡ同様)宇宙の部隊に所属したモビルスーツと推測できます。

そしてシャアが本機に搭乗しているのであれば、シャア自身も宇宙にいる可能性が高いです。

本作は『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』(コミック版)(以下、オリジン)がベースですので、劇中時期は「ジャブロー攻略後、ホワイトベースがベルファスト到着前」です。

この時期のシャアは『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』(コミック版)で描かれてません。

その為、この前後のシャアの描写をみてみます。

〈ジャブロー攻略~ジブラルタル〉

①ガルマ戦死の引責からドズルより「除隊処分」を受ける。

②ジオン軍・拠点のあるカラカスでギレンの演説を聴き、キシリアの元へ出頭。

③キシリアにより「除隊処分・解除」「ガルマ戦死の引責を免除」

④ジャブロー入口を発見。ジャブロー攻略戦に参加。

⑤・・・〈本作の時期〉・・・

⑥マッドアングラーを指揮し、ホワイトベースが入港中のベルファストを攻撃。

⑦ジブラルタルに『シャア専用ザクⅡ(MS-06S)』1機で殿を務め、ジム2小隊に加えスレッガー小隊を壊滅させる。

⑧ジブラルタルでアムロのガンダムに敗れる。マッドアングラー隊、解散。

⑨オデッサ作戦開始。シャアは参戦せず観戦。

⑩ザンジバル隊として宇宙へ。

 

シャアは

①以前では一貫して『シャア専用ザクⅡ(MS-06S)』に搭乗してます。

①~③は「除隊中」の為、モビルスーツに搭乗できません。

③~④はジャブロー攻略への流れがあり、この間に宇宙に行くとは考えられない。

④は『マッドアングラー隊』に所属。『シャア専用ズゴック』に搭乗。(「ファルメル隊」ではない。)

⑥~⑨は地上にいた。(宇宙の部隊である「ファルメル隊」に在籍はできない。)

⑩~は「ザンジバル隊」に所属。(「ファルメル隊」では無い。)

となります。

 

これらを踏まえれば、本作劇中に『「ファルメル隊」所属で「高機動型ザクⅡ(MS-06R-1A)」に搭乗するシャア』が登場するとすれば以下の3つが考えられます。

(1)上記④~⑤の間、「前段シーン」として。

(2)上記⑤本作と同時期として

(3)上記⑨~⑩の間の時期の描写、本作の「後日談」として。

 

(1)(2)の場合、ジャブロー攻略の失敗直後に宇宙へ上がりファルメル隊として『高機動型ザク』を受領。程なくして地上の『マッドアングラー隊』に再復帰という、誠に忙しないスケジュールとなります。

(3)はオデッサ決着まで地上にいなければ、割と無理無いスケジュールでの登場と言えます。

とすれば(3)が可能性が高く、映画なので「ベルファスト」「ジブラルタル」を省略して、物語のエピローグ的に宇宙に場面が映って登場するのでは無いでしょうか。

「ファルメル隊」として機体テストしているシーンが一瞬だけ映るとか。

まあ、しばしの後にザンジバルを受領しなければ辻褄が合いませんが、演出として一瞬だけそういう場面を作っても問題無いですよね。

(蛇足ですが、オリジンの「ザンジバル隊」には活躍する場面がありませんでしたが、「ビグロ」「シャア専用リックドム」が格納してある・・・と私は考えてました。シャアが「ザンジバル」に乗り換えた時点でモビルスーツも代わったとすれば、私の妄想「シャア専用リックドム」の可能性も残りますが。)

 

しかし「オリジン」ベースでシャアの登場シーンを推測してきましたが、『オリジン』の流れを無視して登場させるとか、MSV設定を無視して地上用モビルスーツとして『高機動型ザクⅡ』を出すとか、そんな無軌道な可能性もあります。

しかし、本検証ではそれら無軌道な可能性は無視します。

無視できる根拠は、製作スタッフにカトキハジメ氏がいるからです。

氏は、『カイのガンキャノンを104号機にデザイン』した事からも判るとおり、生真面目に『オリジン』からモビルスーツ設定を確認して設定しています。

『異形のザクをドアン機にデザイン』した経緯から、氏が安彦先生の反対を押し切って自身の意見を通せる関係性が判ります。

つまり、氏が本作のモビルスーツをデザインしている限り、例え安彦先生の反対があっても『オリジン』を最大限尊重しながら設定するハズなのです。

 

色々とシャア登場を予想してみましたが、実際はどうなんでしょうか。

そんな想像しながら劇場に足を運ぶのも、楽しいですよね。

コロナ禍で現在は異常なガンプラブームですが、そうでなければ劇場でガンプラHG『シャア専用高機動型ザクⅡ』の先着販売なんかがあったかもしれません。

そうでなくともカラバリで商品化できるので、新商品として期待したいですね。


『ザクⅡC型』【オリジン版ザクⅡC型・ガンプラ】

2022-05-07 00:00:00 | 機動戦士ガンダム
今日は『オリジン版ザクⅡC型』のガンプラについて。

ガンプラHG【オリジン版】では『ザクⅡC型』が(R4.5現在で)2種『一般販売』されています。


【HG 1/144 ザクII C型/C-5型】


『HG 1/144 ザクII C-6/R6型』

写りのせいでボディカラーの濃淡の差異が見られますが、ガンプラ現物は『C型/C5型』『C-6/R6型』も同じです。

今日は『どっちのザクを買えば、自分が欲しいザクが作れるのか』がテーマです。

そもそも『『C型』『C5型』『C-6型』『C-6/R6型』はどう違うか』なんですが、論よりは以下を見て下さい。

【C型】

『C型』はファーストガンダムでは、『南極条約締結前の機体で核兵器対策を施しており、『対核処理』をコクピット周辺にしている為、(後のF型比で)重量増』という設定ですが、『見た目的にはファーストガンダムのザクⅡ』準拠です(まあアレンジされてますが)。

【C5型】

『C5型』は『オリジン版』で新設定された機体で、『C型を宇宙・地上の両方で運用できるようにしたタイプ』。逆説的に『C型は宇宙特化』とも解釈できるが、『地上=地球での運用』を想定し改良しただけで、C型も重力下でも使用自体可能とも考えられる。(試験時にダークコロニー内運用をしていたと容易に想像できる為)
『見た目的に『コクピットハッチの変更』、『左右胸のスラスタ追加』』といったところ。

【C6型】

『C-6型』も『オリジン版』で新設定された機体で、C5型の武装強化版でファルメル隊等へ極少数配備された機体。
『見た目的に『C5型の右胸に3連装バルカン砲を追加』』したもの。

【R6】

『R6』は『オプション装備』の事で、『ガンプラC型シリーズ』の場合『左前腕部の20ミリ機銃ポッド』を追加したものを言う。このオプションを追加したC型は型式番号の末尾に『R6』表記する。(例/C5型に追加すれば、『MS-06C-5/R6』)
ちなみに『オリジン版・シャア専用ザクⅡ』の『胸部(肩口)左右の30ミリバルカン砲』も『R6』オプションの1つだが、型式番号の末尾『R6』表記は省略できる。
もしかしたら『R6オプション』は、『ザク・デザートタイプ』の『ラッツリバ-3連ミサイルポッド』の前身なのかもしれませんね。

【背部バーニア】

『背部バーニア』は『オリジン版ザクⅡ』C型・S型含め、全て上図もの。
ただ『ガンプラC型シリーズ』には、以下の形状の『背部バーニア』も付属しており、好みで選択し取付する。

これは『F2型』デザインの『背部バーニア』だが、見た目的に『オリジン版・背部バーニア』よりも『ファーストガンダム・ザクⅡ(F型・J型)』は、こちらの方がデザインが近い(下部スラスタの上が盛り上がって無い)ので、ファーストガンダムのザクⅡっぽくしたい方には嬉しいオマケです。
ただ、いずれの『背部バーニア』にも、ファーストガンダムのザクⅡには無い『上部スラスタ』が付いたデザインになっているので注意が必要です。

また、『背部バーニア』の下部には『オリジン版ザクⅡ』で新設定された『ベルト給弾式マシンガン』の弾倉を取付できます。(下図)


【ガンプラC型シリーズ・その他・付属品】
『ガンプラC型シリーズ』にはいずれも『ベルト給弾式マシンガン』は付属しますが、『ファーストガンダムのザクⅡ』で見慣れている『ドラム式マシンガン(下図)』は『C-5型』にしか付属しません。


逆に『ファルメル隊・マーキング』や『ファルメル隊・パチェコ機のスパイクの無い肩』は『C-6型』にしか付属しません。(下図)


まあ、ファルメル隊のマーキングだけなら【ガンダムデカールNo.105 HG 1/144 機動戦士ガンダム THE ORIGIN汎用1】にもありますが。

今日のテーマ『どっちのザクを買えば、自分が欲しいザクが作れるのか』結論です。

①アッシュ機以外のオリジン版『ファルメル隊・ザクⅡ』を作りたい!・・・方
 ・迷わず『C-6/R6』を購入。
 ・胸は『C6型』、背部バーニアは『オリジン版』、左腕に『R6』。
 ・『ベルト給弾式マシンガン』装備、『ファルメル隊デカール』を貼る。
 ・『デニム機』『ジーン機』等に対応するナンバーデカールを貼る。
[参考] *詳細は『C6』説明書にあります。
  デニム機[101]
  スレンダー機[102]
  ジーン機[103]
  アッシュ機[104]*C5型を使用
  パチェコ機[105]*スパイク無しの肩アーマー使用


②『ファルメル隊・アッシュ機ザクⅡ』を作りたい!・・・方
 ・『C型/C5型』を購入。『C-6/R6』が未取得であれば、(デカールの為に)購入。
 ・胸は『C5型』、背部バーニアは『オリジン版』、左腕に『R6』。
 ・『C-6』型のデカール『104』を貼る。

③ファーストガンダムのザクⅡをオリジン風ディテールでアレンジして作りたい!・・・方
 ・『C型/C5型』の方が無難。(RGザクⅡを選択肢に入れて下さい。)
 ・胸は『C型』、背部バーニアは『F2型』、『ドラム式マシンガン』装備。

④コミック『機動戦士ガンダムMSD ククルス・ドアンの島』ヴァシリー機(北米戦線0079.10)
 ・『C-6/R6』を購入。
 ・胸は『C型』、背部バーニアは『オリジン版』、『R6』パーツは使用しない。
 ・デカールは自作する。

⑤コミック『 〃 』の『ザク・ハーフキャノン』キッツ機(ジャブロー0079.11)
 ・『ザク・ハーフキャノン』『C-6/R6』を購入。
 ・胸は『C6型』、背部は『ザク・ハーフキャノン』、『R6』パーツは使用しない。
 ・少しカーキ色系に全塗装。デカールは自作する。

⑥コミック『 〃 』の『ザク・マインレイヤー』キッツ機(ブリティッシュ作戦0079.1)
 ・『ザク・マインレイヤー(RGか旧キット)』『C-6/R6』を購入。
 ・胸は『C6型』、背部は『マインレイヤー』、『R6』パーツは使用しない。
 ・『ドラム式マシンガン(C5型を流用)』装備。デカールは自作する。

⑦コミック『 〃 』ヴァシリー小隊・フリン機他(対ガンダム戦0079.10)
 ・『C-6/R6』を2機購入。
 ・フリン機はベルト給弾式マシンガン。セルグ機はザクバズを装備。
 ・胸は『C6型』、背部バーニアは『オリジン版』、『R6』パーツは使用しない。

⑧コミック『 〃 』の『ザク・マインレイヤー』ヤルマル機(ブリティッシュ作戦0079.1)
 ・『ザク・マインレイヤー(RGか旧キット)』『C5型』を購入。
 ・胸は『C型』、背部は『マインレイヤー』、『R6』パーツは使用しない。
 ・『ドラム式マシンガン』装備。デカールは自作する。

⑨コミック『 〃 』キッツ機/ヤルマル機(北米戦線0079.10[1巻])
 ・『C-6/R6』を購入。
 ・胸は『C6型』、背部バーニアは『オリジン版』、『R6』パーツは使用しない。
 ・デカールは自作する。

⑩コミック『 〃 』ヤルマル機(北米戦線0079.9[4巻])
 ・『C5型』を購入。
 ・胸は『C型』、背部バーニアは『オリジン版』、左腕に『R6』。
 ・『ドラム式マシンガン』装備。
 ・デカールは自作する。

・・・こうしてみると、キッツ機は『C6型』胸部の機体が多いですね。
また、オリジン版で新設定された『ベルト給弾式マシンガン』は、弾倉を背部収納する利点はありますが、『マインレイヤー』には弾倉・背部収納ケースが取り付けできない等、汎用性が低い欠点がある事がわかります。
だから、『ファーストガンダム』で主流になっている『ドラム式マシンガン』が広く普及したのかもしれませんね。


番外編【C型系のガンプラでは再現が出来そうで、出来ないMS】

①ザクⅡ・キシリア部隊(オリジン版・最終決戦「ア・バオア・クー」内に登場)
 ・『オリジン版シャア専用ザクⅡ』を使用。
 ・『胸部(肩口)左右の30ミリバルカン砲』ある左右胸パーツを使用。
 ・キシリア部隊カラーに全塗装。頭部クレスタは自作。
 ・デカールは『アクトザク(〃部隊)』から流用。

②コミック『機動戦士ガンダムMSD ククルス・ドアンの島』ドアン機(北米戦線0079.10)
 ・『オリジン版シャア専用ザクⅡ』を使用。
 ・『胸部(肩口)左右の30ミリバルカン砲』ある左右胸パーツを使用。
 ・デカールは自作する。

③コミック『 〃 』ヴァシリー小隊・ヴァシリー隊長機(対ガンダム戦0079.10)
 ・『オリジン版シャア専用ザクⅡ』を使用。
 ・『胸部(肩口)左右の30ミリバルカン砲』ある左右胸パーツを使用。
 ・『ドム試作実験機』等からヒートサーベルを流用。
 ・デカールは自作する。

コミック『機動戦士ガンダム THE ORIGIN MSD ククルス・ドアンの島』を再現しようとすると、一気に『ガンプラC型シリーズ』の活用幅が広がりますね!



『機動戦士ガンダム THE ORIGIN MSD ククルス・ドアンの島』

*一部誤植(いつも多くてすみません)があり修正しました。(R4.5.7)

『高機動型ザクⅡ初期型』【新商品・新連載】

2022-04-30 00:00:00 | 機動戦士ガンダム
今日は新商品『ROBOT魂 高機動型ザクⅡ 初期型』と新連載『機動戦士ガンダム ラスト ホライズン』ついて。

まず、新商品の紹介から。

プレミアムバンダイ・魂ウェブ商店で『ROBOT魂 ver.A.N.I.M.E.』より『高機動型ザク初期型』が受注開始されました!



Ⅰ/144スケールの立体化は初ではないでしょうか。
てっきりガンプラRGで先行して商品化されると予想していただけに意外でした。
ただ、独特なパネルライン(*後述)を気にしなければ『MS-06R-1A 高機動型ザクⅡシン・マツナガ専用機』のカラバリで立体化可能な機体なので、ガンプラHG(もしくはRG)のシン・マツナガ機を塗装して、『ガンダムデカールNo.110』等でマーキングするだけで再現できそうです。
本商品も写真でみる限りプレバンで既発の『ROBOT魂 MS-06R-1A 高機動型ザクⅡシン・マツナガ専用機』の頭部をブレードアンテナ無しに交換したカラバリに見えます。
しかし独特のカラーリング・マーキングが施された完成品として手に出来るのは、嬉しいですね。
また、本商品に『ガンダムデカールNo.110』のブレニフ・オグス用パーソナルマークを貼り付ければ、簡易的にガンプラMGシリーズでプレバンより発売されました『高機動型ザクⅡ ブレニフ・オグス専用機』を再現できます。
そこまで考えると、通常の『高機動型ザクⅡ初期型・本国防衛大隊仕様』とデカールを貼って『ブレニフ・オグス専用機』に仕立てる分の2個は欲しくなります。
まあ、ブレニフ・オグス機は『ガンプラMG』商品開発時に設定された完全な後付け設定な上、商品も高額ですから、難しい選択ですが・・・。

*ちなみに本機のモデルとなったMSVデザインはコチラ。



見えづらいですが、頭部と太股に独特のパネルラインがあるんですよね。
特に特徴的な頭部パネルラインは、シン・マツナガ機とも差別化できるので再現して欲しかったんですが、商品写真を見る限り無さそうです。
製品版で変更される神対応してくれれば嬉しいんですが、難しいですかね。

ちなみに『通常型 R-1A』であるシン・マツナガ機が『初期型 R-1』と形状が同じなのは、以下のような説があります。


①そもそもシン・マツナガ機は『初期型 R-1』で、同機を『R-1A』へ改修した説

もともと『R-1』として製造された機体を、『R-1A』開発時に表面形状を現状のまま、内部機構を『R-1A』と同様のものにバージョンアップ(不調だったジオニック社のエンジンをツイマット社のものへ変更、等)した説。
そのため、右肩装甲形状を『R-1』のまま変更せず、脚部の推進剤を初期型チューブ式のままにしており、内部機構を中心に『R-1A』更新したことで、見た目は『R-1』と変わらない『R-1A』として認定されたもの。
この時の『R-1』は改修後の『R-1A』と塗装パターンが違うとする説があり、同説ではその時の『R-1』が、ガンプラ『MG 高機動型ザクⅡ MS-06R-1 シン・マツナガ専用機 Ver.1』であるとしている。


[MG 高機動型ザクⅡ シン・マツナガ専用機 R-1 Ver.1]

この説の根拠は、単に商品名が『R-1』だった為で、この時期には後述する『③シン・マツナガ専用機は、そもそもR-1型でR-1A型は表示の錯誤である』説が有力視されており商品名称もその説を元に『R-1型』と設定したと思われます。

ちなみに『商品名が『R-1』のシン・マツナガ専用機』は、他にも『ZEONOGRAPHY版』があり、1/144派の私としては、コチラも見逃せないです。


[ZEONOGRAPHY 高機動型ザクⅡ シン・マツナガ専用機 R-1型]


②マツナガ機は当初より『R-1A』として製造された説。

この説はそもそもマツナガ専用機が『R-1A型』として製造された説で、比較的初期に製造された為、外装が『R-1型』とまったく同じになってしまったとするもの。
この説にはマツナガが既に『R-1型』を受領しており、その代替機として製造されたとする説もあり、諸説分かれる。
脚部・推進剤が『R-1型』のチューブ式なのは、「チューブ式と同形状の大容量カートリッジ式」とする解釈も存在します。


③シン・マツナガ専用機は、そもそもR-1型でR-1A型は表示の錯誤である説。

これは、シン・マツナガ専用機を当初『MSV』で紹介した際の『R-1A型』表記が錯誤とする説で、『脚部・推進剤は初期型はチューブ式だった(しかし不評だった為、カートリッジ式に改善。これがR-1A型となった。)』とする文字設定に準拠したものです。

MSV設定を掘り下げるのも面白いですよね。


さて、今回の『ROBOT魂 高機動型ザクⅡ初期型』は『シン・マツナガ専用機』の頭部ブレードアンテナ無しに交換したカラバリっぽいですが、カラバリの点でいえば他にも期待したい商品があります。
ROBOT魂のHPに先日UPされた『開発系譜図』を見ると商品化されてない機体がMSV元イラストで表示されてます。
これら未商品化の機体を元イラストで掲載してるのは、今後『商品化』を期待して良いって事でしょうか。
ちなみに『開発系譜図』はグフ系にもありました。



この『未商品化・機体』のイラスト表示のMSV群はカラバリで製品化できるMSも多く、これから商品化も容易ではないでしょうか。

『未商品化のイラスト掲載MS』は、具体的には以下の機体です。

①『MS-06D ザク・デザートタイプ ピンクパンサー所属機』
②『MS-06K ザクキャノン イアン・グレーデン機』
③『MS-06M ザク・マリンタイプ レッド・ドルフィン所属機』
④『MS-06V ザクタンク』
⑤『MS-06V ザクタンク アジア戦線仕様』
⑥『YMS-07A プロトタイプ・グフ』
⑦『YMS-08A 高機動型試作機』
⑧『MS-07C-3 グフ重装型』
⑨『YMS-07H-4 グフ飛行試験型』
⑩『MS-06RP 試製高機動型ザクⅡ』
⑪『MS-06RD-4 高機動試作型ザク』
⑫『MS-06R-2 高機動型ザクⅡ ギャビー・ハザード機』
⑬『MS-06R-2 高機動型ザクⅡ ロバート・ギリアム機』
⑭『MS-06R-1A 高機動型ザクⅡ マサヤ・ナカガワ機』
⑮『MS-06R-1A 高機動型ザクⅡ エリック・マンスフィールド機』
⑯『MS-06R-3 ゲルググ先行試作型』
⑰『MS-07H-8 グフ・フライトタイプ』

全部発売して欲しい!
④~⑪と⑭~⑯はカラバリでは無く形状も違いますが、全商品化を熱望です!!!

特に①③⑤⑦⑧⑨⑩⑭⑯は1/144で未立体化、④はガンプラ旧キットしかなく、②⑥はMSD解釈のガンプラしか無いので、マストで欲しい!!!

いやあ、ROBOT魂はMSV立体化の希望の光ですよ!

余談ですが、『開発系譜図』上で『ザクⅡ』は『J型』がROBOT魂・商品ビジュアルで、『F型』がセル設定画になってます。
深読みすると『ROBOT魂・ザクⅡ』は『J型』を商品化したもので、『F型』はこれから商品化する・・・とも解釈できます。
ファーストガンダム・アニメ劇中では『F型』『J型』の差異はありませんが、ガンプラMGでは背部バーニアや脚部スラスタ等に差異があります。
本シリーズは(厳密には「アニメ再現」の意では無いが)『ver.a.n.i.m.e』をうたっているので、バーニアやスラスタの差異を立体化で表現することは無いでしょうが、MGドムとリックドムのように「ボディーカラー」に差異を付けて商品化する可能性はゼロでは無いような気もします。
ROBOT魂では、陸戦型ガンダムも砂漠仕様はベージュにしてましたから、「F型」を若干暗めの色にして商品化はありえる気がしてきました。
マニアックな話をすればROBOT魂で「F型」は「リアルマーキング」Ver.として、すでに商品化してるんです。
「リアルマーキング」の左肩マーキングは「MSV」で「F型」としてデザインされているザクⅡなんですよね。


[ROBOT魂 ザクⅡ リアルマーキング]

しかし、流石に『F型』商品化は無いか・・・。


次の話題は、新連載『機動戦士ガンダム ラスト ホライズン』


新連載『機動戦士ガンダム ラスト ホライズン』

集英社「グランドジャンプ」で新連載の一年戦争を舞台にしたガンダム外伝コミックです!

集英社でガンダム漫画を連載されるのは珍しいですね。
「一年戦争ガンダム外伝コミック」では集英社は初めてじゃないでしょうか。
寺田ケンイチ先生の画風はミリタリーテイストも抜群で素敵です。
キャラクターも魅力的で引き込まれます。
物語としては全然違うのですが、MS小隊規模の人物配置なので08小隊をイメージして親しみやすいです。
敵ザクの武器が大型ガトリング等、既視感を覚えましたがご愛敬。
また、舞台が北米戦線でコード・フェアリーと同じ地域。
しかし予告で衝撃の展開が描かれ、北米戦線が舞台なのも納得。
TV版ベースだと死んだと思われていたファーストガンダムの「あるキャラクター」が舞台装置的に登場する事を暗示していて、今後の展開に注目です。
タイトルページにある『オリジナルMS』がガンダム・タイプを示唆しており、設定としてどういう立ち位置となるのかも個人的に興味があります。

新たな産声を上げたガンダム・コミック『機動戦士ガンダム ラスト ホライズン』!
期待してます!

ちなみに『機動戦士ガンダム ラスト ホライズン』は冒頭20ページを試し読みもできます。


興味がおありの方は是非、読んでみて下さいね。
(上述「試し読み」付近をクリックすると、試し読みページに飛びますよ。)

『ラ・グランパ』【「ククルス・ドアンの島」最新情報】

2022-04-23 00:00:00 | 機動戦士ガンダム
今日は『機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島』続報について。

6月公開の劇場作品『機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島』の新情報が解禁されました。
新情報は主に以下の内容です。

(1)登場キャラクター新ビジュアル・新設定・相関図解禁!!

①連邦側


新キャラクター『参謀』はイヤミな雰囲気でイイ味出してますね。
他の既存キャラクターはヴィジュアル的には元(ファーストガンダム版)の印象と変わらない印象。
ブライトと違い、軍服カラーが元と同じベージュだから印象が大きくブレないのかもしれません。
軍服カラーは、『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』で設定された『所属軍と軍服カラー』に沿っていると思われます。
簡単に言うと、

・陸軍は『ベージュ』
・海軍は『ブルー』

という違いを付けてるんですね。
その点で『ホワイトベース隊がゴップ指揮下にある』コメントが目を引きます。
ブライト達(スレッガーを除いた)ホワイトベース隊の軍服が青いのは(ORIGIN設定では)『海軍』だった為で、『陸軍』のゴップ指揮下ならベージュの軍服になるはずです。
ましてや本作では『ホワイトベース隊はジャブローからベルファストに向かう途中』であり、ジャブローに帰港した時点で軍服も代わって然るべきです。
そうでは無いという事は、『所属軍と軍服カラー』設定は無くなったと見ていいですかね。
であれば、ファーストガンダムとの互換性上は問題だった『ブライトの軍服がベージュでは無い』点も、『ブライトはベージュとブルーの両方の軍服を持っている』で説明ができます。


②ジオン側。


コチラも元デザイン(ファーストガンダム版)と変わらない印象です。
『サザンクロス隊』がモロッコ戦線にいたというのは目に付きます。
『機動戦士ガンダムMSD ククルス・ドアンの島』でククルス・ドアンのY-02小隊は北米戦線にいましたから、ドアンは北米戦線からモロッコ戦線のサザンクロス隊に転籍した・・・と思いたいです。

③相関図


同作Twitterに相関図が解禁されました。
こういうのを見ちゃうと否が応にもワクワクしちゃいますね。


(2)新メカビジュアル解禁!!


ORIGIN版ジム!!
これはガンプラ化!
お願いします!!




①ガンキャノン(カイ機)



新規デザインされたガンキャノン!
「赤い口」「バックパック」「104機の機体番号」が目を引きます。
ファーストガンダム版とは別物ですが互換性を考えるなら、
『ホワイトベース隊のガンキャノン(ガンダム同様)はモルモット扱いを受けており、実験パーツを組み込んだ本作ヴァージョンで出撃した記録もあった。』
といったところでしょうか。
「機体番号104」も興味深いです。
本来カイのガンキャノン『C108』であり、機体表面に機体番号は表示せずに運用。
『めぐりあい宇宙』で『C109』が配備された為、区別するため機体表面に『108』『109』と表示した・・・とするのが定説です。
敢えて『104』としたのは、本作で撃墜➡『108』が補充されちゃうって事ですかね。
ただ、コミック版『機動戦士ガンダム THE ORIGIN 17巻』(ブラウ・ブロ編)でのカイのガンキャノンが104号機で(「めぐりあい宇宙」ガン無視で)、それを元に機体番号を設定しただけかもしれないですね。

②ガンキャノン(ハヤト機)



カイ機と同じ『赤い口』と『スプレーミサイルランチャー』が目を引きます。
バックパックは元(ファーストガンダム版)に近いですかね。
『スプレーミサイルランチャー』装備のガンキャノンは、テレビ・映画・OVA媒体のアニメで「初」じゃないでしょうか。

③ジム(スレッガー機)


出ました!
是非、ガンプラ化!
お願いします。!バンナム様!!!

④ルッグン


いやあ、出ないと思ってた『ザクⅡをぶら下げたルッグン』、まさかの登場!!
テレビ版『ククルス・ドアンの島』のザクといえば、投擲ザクとコイツでしたが、ドアン追撃隊がサザンクロス隊になると聞いて登場を諦めてました。
ぶら下がってるザクⅡは『ORIGIN版 C型』ですかね。

⑤コアブースター


コアブースターが新規デザインで登場。
以前の記事」で、『コア・ブースタープラン004』ではないかと予想してましたが、もう1つの予想『ORIGIN版コアブースター』が正解でしたね。
ファーストガンダムとの整合性を考えるなら『コア・ブースタープラン004をホワイトベース隊向けに改修し試験導入した機体』で良いんじゃないでしょうか。

⑥ホワイトベース


ホワイトベースはアニメ版『ORIGIN』準拠です。
ファーストガンダムとの整合性を考えるなら『一時的にジャブローで試験パーツを使って改修したホワイトベース』とし、『ベルファストで元(ファーストガンダム版)のホワイトベースに戻した』でどうでしょう。

⑦ガンペリー


ガンペリーも新規デザイン。
ファーストガンダムとの整合性を考えるなら、ファーストガンダム版を『ガンペリーA型』、本作のを『ガンペリーB型』と別機体設定ですかね。

⑧新型地上戦艦


MS-Igloo 重力戦線のヘヴィ・ホーク級』以来の一年戦争・新型陸軍戦艦!
ザブングルの大型ランドシップとかダンバインの大型オーラシップにいそうなデザインだなあ。


・・・色々とワクワクする新情報!!!

しかし、一方で目を瞑りきれないほど感じる問題があります。
それは、

『機動戦士ガンダム・公式劇場作品の本作の設定は『機動戦士ガンダムTHE ORIGIN』の設定をベースとしている』

という点です。
本記事内でもフォローする見解は記載してますが、『物語進行の時系列相違』は新情報により決定的な程の大きな相違が発生しています。
時系列のフォローは過去記事で辻褄合わせを記事にしてきましたが、もはや小手先の説明では無理な状況です。
新情報の度にフォローしても次々と差異が出るので、完成した本作・劇場版を鑑賞してからコメントしたいと思います。

その点でも劇場公開が待ち遠しいですね。

本作の『ドアンザク』も『METAL robot魂』で商品化しそうですし、楽しみが尽きないですね。

【以前の記事の追加・補足】
4/9記事『ニュータイプは万能ではない』で紹介しましたモビルスーツ『青いガーベラ?』は、ガーベラでは無く『高機動型ケンプファー』でガーベラの一部パーツの前身を使用してるようですね。