ガンダムシリーズのTVアニメーション最新作「機動戦士ガンダム 水星の魔女」が、今年10月より日曜5時から放送開始されるようですね。
【機動戦士ガンダム 水星の魔女】
(*【】クリック頂くと公式HPへ飛べます。)
この時間帯は過去に「鉄血のオルフェンス」等してましたね。
続編だったりして。
サブタイトル「水星の魔女」が何を意味するのか。
単なる「通り名」なのか、文字通り「魔女」が登場する「ガンダム×ファンタジー」なのか、「水星=太陽系第一惑星」へ人類が進出している時代の話なのか。
内容については情報が無いので、想像が膨らみます。
新しいガンダムといえば、『機動戦士ガンダム U.C. ENGAGE』
【機動戦士ガンダム U.C. ENGAGE】
(*【】クリック頂くと公式HPへ飛べます。)
同作のオリジナルタイトル『0079 ペッシェ・モンターニュ』では『序章 命、めぐりあいⅡ』が近日配信されるようです。
PVでは興味深いメカが登場しています。
【モビルアーマー・ブラレロ】
ブラレロの解説をWikipediaから転載します。
*****************************************
【ブラレロ】
メカニックデザイン企画『MSV-R』で登場。形式番号はMAN-00X-2。
ジオン公国軍のニュータイプ専用試作型モビルアーマー。
ザクレロをベースに開発された。
グラナダ基地でサイコミュシステムを使用したブラウ・ブロの有線コントロール式メガ粒子砲技術の実証検証は成功し、それと同時に同システムをダウンサイジング化した物を搭載したモビルスーツ、あるいはモビルアーマーの開発が命じられた。
その理由としてブラウ・ブロは大型突撃艇並みの大きさであったため、量産に向かないと判断されたためである。
開発陣がダウンサイジング機の候補に挙げたのはザクIIとザクレロであった。モビルアーマーのベースにはビグロも候補として挙げられたが、加速性能を損なうとして候補から外された。
2案は了承されザクIIはビショップ計画にて、サイコミュ試験用ザク、サイコミュ高機動試験用ザクへと発展することとなる。
もう一方のプランは量産計画の頓挫したザクレロを再利用して、新たにニュータイプ対応の量産機を開発するものであった。
本機は先行生産されたザクレロをベースにわずか1ヶ月で改造された。
機体後部にはブラウ・ブロの物の小型化を目指した有線メガ粒子砲が装備され、口部に搭載されている拡散メガ粒子砲にはシャッターが設けられている。
プロペラントタンクも増設され、稼働時間が延長されている。
コックピットはタンデム化されており、ニュータイプ能力が発揮できない場合でも通常パイロットによって操縦可能となっている。
ア・バオア・クーにて腕部も改修され、ヒート・ナタも有線制御式となっている。
これにより計4基の攻撃ユニットによるオールレンジ攻撃が可能となった。
テスト結果は良好であり、高い攻撃性能を発揮した。
ア・バオア・クーに送られた本機はニュータイプのトレーナー機として運用された。
当初のプランであるニュータイプ対応の量産機とはならなかったが、サイコミュの練習機という特殊な機体となった。
後にア・バオア・クー防衛任務のために配置転換され、腕部を改修して実戦に参加している。
[武装・装備]
①拡散メガ粒子砲
口部に引き続き装備するが、非使用時はシャッターで遮蔽される後期型となっている。
②ヒートナタ
腕部を改修し有線コントロール対応となった。
メガ粒子砲の出力不足に備えた装備であるが、実戦での効果は確認されていない。
③有線式サイコミュ
機体上下に計2基装備する。
ブラウ・ブロの有線ビーム砲を小型化したもので、エネルギーはブラレロ本体のパワーコンデンサーから供給される。
[作中での活躍]
ゲーム『機動戦士ガンダム U.C. ENGAGE』のストーリーモードでは、ペッシェ・モンターニュ軍曹がパイロットを務める。
****************************************
設定の出自をみると登場する事に納得。
「サイコミュ試験用ザク」「サイコミュ高機動試験用ザク」には他作品でも別のキャラクターがパイロットとして搭乗しており、ペッシェがブラレロのパイロットに配置転換されたのも辻褄が合います。
問題はこのメカ。
ジムなんですが、一般的なジムとは顔のデザインが違います。
特にジムコマンドのような口(顎?)があるのが、大きな差異です。
でも、ジムコマンドともデザインが違います。
[ジムコマンド(宇宙用)]
では、このメカは何なのか?
答えは『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』版のジムです。
『機動戦士ガンダム U.C. ENGAGE』にはファーストガンダムの通常版ジムも登場しますし、MSV-Rのブラレロや、MSVの「サイコミュ試験用ザク」「サイコミュ高機動試験用ザク」、0083の「ガトー専用リックドム」まで登場しています。
タイトルのENGAGEは主役メカの名称ですが、『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』を含めたゲームに登場する全ての「宇宙世紀ガンダム作品」のキャラクター(人物・メカ)を『宇宙世紀にENGAGE』させる意味合いもあるんじゃないでしょうか。
「機動戦士ガンダム カードビルダー」しかり「機動戦士ガンダム ギレンの野望」しかり、今までも色々な「宇宙世紀を舞台とした作品」を一同にまとめたゲームは多数ありました。
しかし『機動戦士ガンダム U.C. ENGAGE』は、別の世界線と言われる『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』までも、物語として宇宙世紀「正史」に無理なく組み込もうしています。
個人的には「外伝漫画まで尊重してMSV含めた大半の設定を黒歴史として除外しなければ」大賛成です。
安彦先生が漫画『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』を描かれた際、意図的に「ファーストガンダムの設定に無理がある」と感じた点は設定改善していますが、それ以外は角川編集担当の方等から設定を確認しながら執筆をされたと伺ってます。
そもそも安彦先生が何故、ガンダムエースで『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』を執筆されたのかは、過去のインタビュー記事から要約すると以下の様子。
①角川側から、以下の依頼。
「世界に機動戦士ガンダムをプレゼンするには、映像が古すぎる。
漫画を描いてもらえれば、それを媒体に紹介できる。
だから「機動戦士ガンダム」を漫画にして連載お願いしたい。」
②当初は気が進まなかったが、ご子息がガンダム好きだった。
作品に関わる事で、ご子息が喜ぶと思った。
③『機動戦士Zガンダム』以降には、キャラクターデザイン以外は関わって無い。
その為、興味が無い。
しかし当初の『機動戦士ガンダム』は「生みの親」の一人として責任を感じる。
④『機動戦士ガンダム』は「ニュータイプ=人の革新」が作品のテーマと捉えられている節がある。
『機動戦士Zガンダム』以降の作品には、「ニュータイプ論」が主になる傾向が顕著。
更に「人間は地球に住むべきでは無い」というメッセージまで出てきた。
(富野監督とすれば、ここは「作品を通じ環境問題を提起」した部分)
⑤選民思想や粛正の理論を感じるような作品のまま後世に残してはならない。
作り手の責任として引き受ける。
安彦先生の願いは「機動戦士ガンダムのパラレルワールドを描いた」訳では無く、今や巨大なコンテンツの元となった「機動戦士ガンダムそのものを、メッセージ性を公正して世に残したい」という想いのハズです。
今夏公開予定の劇場アニメ「機動戦士ガンダム ククルスドアンの島」も、安彦先生は「機動戦士ガンダムとは別の世界線の物語」などとは、けっして考えて無いでしょう。
【機動戦士ガンダム ククルスドアンの島】
*タイトルをクリックすると同作HPへ飛びます。
よく「『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』は、ファーストガンダムから積み上げてきた宇宙世紀の設定との相違が多すぎる。だから別の世界線(パラレルワールド)の物語だ」と言われます。
この話の根源には、基礎のしっかりしたガンダムの世界観から、新しい物語を語り続けた作品達があり、それらガンダム作品を愛したファンの想いやこだわりがあり、紡がれたガンダム作品群を愛したファンの想いを尊重し、巨大なコンテンツに育て上げたメーカー側の指向があります。
それでも、『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』の中でも「アニメ化」された部分は、過去との設定差異は調整する事で「宇宙世紀・正史」とし、「パラレル扱い」は止めるべきだと思います。
安彦先生が30年超関わった「機動戦士ガンダム」。そして10年以上かけ「メッセージ性を公正して世に残したい」という想いで築き上げた『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』。
「ガンダム世界は最新のアニメ化された情報が設定として優先する」ルールに則って、『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』の「アニメ化」された部分と今夏公開の「機動戦士ガンダム ククルスドアンの島」は「宇宙世紀・正史」に組み込むべきです。
機動戦士ガンダム THE ORIGIN』の「アニメ化」された部分を「宇宙世紀・正史」に組み込むにあたり、誠に勝手な事を申し上げれば、皆川ゆか先生や岡崎昭行先生等の大先生の方々からORIGIN(アニメ化の部分)を尊重した、宇宙世紀・設定の統合・再編をして頂くのが理想です。
本来は(富野)御大が音頭をとるのが筋なんでしょうが、恐らくしないでしょう。
(富野)御大にお気持ちがあれば、「ファーストガンダム」のリメイクそのものをご自身の製作総指揮・総監督で既に着手しているハズです。
********************************
【追記】
2000年に(富野)御大が2カ月かけて再アフレコ、5.1のリニューアル版として製作した「劇場版3部作・特別編(DVD商品化)」が、リメイクなんでしょう。
当時の(富野)御大コメントで、
『音声は、より優れた録音にリメイクし世に残したいが、絵は制作当時の勢いあるものを変更すべきではないと考え、このような形式のリメイクとしました。』
と、説明されていたと思います。
この考えがあったから、『劇場版 機動戦士Zガンダム 3部作』も『絵』はテレビ部分を残し、新作とミックスした仕上がりにしたと記憶しています。
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矢立肇・名義でサンライズが(富野)御大抜きで許可できないでしょうから、原作者として許可を出して頂く形でご協力頂きたい。
これだけ巨大なコンテンツだと難しい問題ですが、一年戦争・設定の調整・改変・編纂は外伝OVAが出る度にしてきた事ですし、『機動戦士ガンダム ククルスドアンの島』公開を機に着手して欲しいものです。
そんな安彦先生の『機動戦士ガンダム ククルスドアンの島』への想いも語られたインタビュー記事も掲載された今月発売の『ガンダムエース』。
【ガンダムエース 2022年3月号】
*タイトルをクリックすると角川HPへ飛びます。
『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』のカラー版コミックや『機動戦士ガンダム U.C. ENGAGE』の最新情報もあってお薦めです!
・・・『機動戦士ガンダム外伝 ザ・ブルー・ディスティニー』も、早く連載再開しないかなあ
【機動戦士ガンダム 水星の魔女】
(*【】クリック頂くと公式HPへ飛べます。)
この時間帯は過去に「鉄血のオルフェンス」等してましたね。
続編だったりして。
サブタイトル「水星の魔女」が何を意味するのか。
単なる「通り名」なのか、文字通り「魔女」が登場する「ガンダム×ファンタジー」なのか、「水星=太陽系第一惑星」へ人類が進出している時代の話なのか。
内容については情報が無いので、想像が膨らみます。
新しいガンダムといえば、『機動戦士ガンダム U.C. ENGAGE』
【機動戦士ガンダム U.C. ENGAGE】
(*【】クリック頂くと公式HPへ飛べます。)
同作のオリジナルタイトル『0079 ペッシェ・モンターニュ』では『序章 命、めぐりあいⅡ』が近日配信されるようです。
PVでは興味深いメカが登場しています。
【モビルアーマー・ブラレロ】
ブラレロの解説をWikipediaから転載します。
*****************************************
【ブラレロ】
メカニックデザイン企画『MSV-R』で登場。形式番号はMAN-00X-2。
ジオン公国軍のニュータイプ専用試作型モビルアーマー。
ザクレロをベースに開発された。
グラナダ基地でサイコミュシステムを使用したブラウ・ブロの有線コントロール式メガ粒子砲技術の実証検証は成功し、それと同時に同システムをダウンサイジング化した物を搭載したモビルスーツ、あるいはモビルアーマーの開発が命じられた。
その理由としてブラウ・ブロは大型突撃艇並みの大きさであったため、量産に向かないと判断されたためである。
開発陣がダウンサイジング機の候補に挙げたのはザクIIとザクレロであった。モビルアーマーのベースにはビグロも候補として挙げられたが、加速性能を損なうとして候補から外された。
2案は了承されザクIIはビショップ計画にて、サイコミュ試験用ザク、サイコミュ高機動試験用ザクへと発展することとなる。
もう一方のプランは量産計画の頓挫したザクレロを再利用して、新たにニュータイプ対応の量産機を開発するものであった。
本機は先行生産されたザクレロをベースにわずか1ヶ月で改造された。
機体後部にはブラウ・ブロの物の小型化を目指した有線メガ粒子砲が装備され、口部に搭載されている拡散メガ粒子砲にはシャッターが設けられている。
プロペラントタンクも増設され、稼働時間が延長されている。
コックピットはタンデム化されており、ニュータイプ能力が発揮できない場合でも通常パイロットによって操縦可能となっている。
ア・バオア・クーにて腕部も改修され、ヒート・ナタも有線制御式となっている。
これにより計4基の攻撃ユニットによるオールレンジ攻撃が可能となった。
テスト結果は良好であり、高い攻撃性能を発揮した。
ア・バオア・クーに送られた本機はニュータイプのトレーナー機として運用された。
当初のプランであるニュータイプ対応の量産機とはならなかったが、サイコミュの練習機という特殊な機体となった。
後にア・バオア・クー防衛任務のために配置転換され、腕部を改修して実戦に参加している。
[武装・装備]
①拡散メガ粒子砲
口部に引き続き装備するが、非使用時はシャッターで遮蔽される後期型となっている。
②ヒートナタ
腕部を改修し有線コントロール対応となった。
メガ粒子砲の出力不足に備えた装備であるが、実戦での効果は確認されていない。
③有線式サイコミュ
機体上下に計2基装備する。
ブラウ・ブロの有線ビーム砲を小型化したもので、エネルギーはブラレロ本体のパワーコンデンサーから供給される。
[作中での活躍]
ゲーム『機動戦士ガンダム U.C. ENGAGE』のストーリーモードでは、ペッシェ・モンターニュ軍曹がパイロットを務める。
****************************************
設定の出自をみると登場する事に納得。
「サイコミュ試験用ザク」「サイコミュ高機動試験用ザク」には他作品でも別のキャラクターがパイロットとして搭乗しており、ペッシェがブラレロのパイロットに配置転換されたのも辻褄が合います。
問題はこのメカ。
ジムなんですが、一般的なジムとは顔のデザインが違います。
特にジムコマンドのような口(顎?)があるのが、大きな差異です。
でも、ジムコマンドともデザインが違います。
[ジムコマンド(宇宙用)]
では、このメカは何なのか?
答えは『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』版のジムです。
『機動戦士ガンダム U.C. ENGAGE』にはファーストガンダムの通常版ジムも登場しますし、MSV-Rのブラレロや、MSVの「サイコミュ試験用ザク」「サイコミュ高機動試験用ザク」、0083の「ガトー専用リックドム」まで登場しています。
タイトルのENGAGEは主役メカの名称ですが、『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』を含めたゲームに登場する全ての「宇宙世紀ガンダム作品」のキャラクター(人物・メカ)を『宇宙世紀にENGAGE』させる意味合いもあるんじゃないでしょうか。
「機動戦士ガンダム カードビルダー」しかり「機動戦士ガンダム ギレンの野望」しかり、今までも色々な「宇宙世紀を舞台とした作品」を一同にまとめたゲームは多数ありました。
しかし『機動戦士ガンダム U.C. ENGAGE』は、別の世界線と言われる『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』までも、物語として宇宙世紀「正史」に無理なく組み込もうしています。
個人的には「外伝漫画まで尊重してMSV含めた大半の設定を黒歴史として除外しなければ」大賛成です。
安彦先生が漫画『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』を描かれた際、意図的に「ファーストガンダムの設定に無理がある」と感じた点は設定改善していますが、それ以外は角川編集担当の方等から設定を確認しながら執筆をされたと伺ってます。
そもそも安彦先生が何故、ガンダムエースで『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』を執筆されたのかは、過去のインタビュー記事から要約すると以下の様子。
①角川側から、以下の依頼。
「世界に機動戦士ガンダムをプレゼンするには、映像が古すぎる。
漫画を描いてもらえれば、それを媒体に紹介できる。
だから「機動戦士ガンダム」を漫画にして連載お願いしたい。」
②当初は気が進まなかったが、ご子息がガンダム好きだった。
作品に関わる事で、ご子息が喜ぶと思った。
③『機動戦士Zガンダム』以降には、キャラクターデザイン以外は関わって無い。
その為、興味が無い。
しかし当初の『機動戦士ガンダム』は「生みの親」の一人として責任を感じる。
④『機動戦士ガンダム』は「ニュータイプ=人の革新」が作品のテーマと捉えられている節がある。
『機動戦士Zガンダム』以降の作品には、「ニュータイプ論」が主になる傾向が顕著。
更に「人間は地球に住むべきでは無い」というメッセージまで出てきた。
(富野監督とすれば、ここは「作品を通じ環境問題を提起」した部分)
⑤選民思想や粛正の理論を感じるような作品のまま後世に残してはならない。
作り手の責任として引き受ける。
安彦先生の願いは「機動戦士ガンダムのパラレルワールドを描いた」訳では無く、今や巨大なコンテンツの元となった「機動戦士ガンダムそのものを、メッセージ性を公正して世に残したい」という想いのハズです。
今夏公開予定の劇場アニメ「機動戦士ガンダム ククルスドアンの島」も、安彦先生は「機動戦士ガンダムとは別の世界線の物語」などとは、けっして考えて無いでしょう。
【機動戦士ガンダム ククルスドアンの島】
*タイトルをクリックすると同作HPへ飛びます。
よく「『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』は、ファーストガンダムから積み上げてきた宇宙世紀の設定との相違が多すぎる。だから別の世界線(パラレルワールド)の物語だ」と言われます。
この話の根源には、基礎のしっかりしたガンダムの世界観から、新しい物語を語り続けた作品達があり、それらガンダム作品を愛したファンの想いやこだわりがあり、紡がれたガンダム作品群を愛したファンの想いを尊重し、巨大なコンテンツに育て上げたメーカー側の指向があります。
それでも、『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』の中でも「アニメ化」された部分は、過去との設定差異は調整する事で「宇宙世紀・正史」とし、「パラレル扱い」は止めるべきだと思います。
安彦先生が30年超関わった「機動戦士ガンダム」。そして10年以上かけ「メッセージ性を公正して世に残したい」という想いで築き上げた『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』。
「ガンダム世界は最新のアニメ化された情報が設定として優先する」ルールに則って、『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』の「アニメ化」された部分と今夏公開の「機動戦士ガンダム ククルスドアンの島」は「宇宙世紀・正史」に組み込むべきです。
機動戦士ガンダム THE ORIGIN』の「アニメ化」された部分を「宇宙世紀・正史」に組み込むにあたり、誠に勝手な事を申し上げれば、皆川ゆか先生や岡崎昭行先生等の大先生の方々からORIGIN(アニメ化の部分)を尊重した、宇宙世紀・設定の統合・再編をして頂くのが理想です。
本来は(富野)御大が音頭をとるのが筋なんでしょうが、恐らくしないでしょう。
(富野)御大にお気持ちがあれば、「ファーストガンダム」のリメイクそのものをご自身の製作総指揮・総監督で既に着手しているハズです。
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【追記】
2000年に(富野)御大が2カ月かけて再アフレコ、5.1のリニューアル版として製作した「劇場版3部作・特別編(DVD商品化)」が、リメイクなんでしょう。
当時の(富野)御大コメントで、
『音声は、より優れた録音にリメイクし世に残したいが、絵は制作当時の勢いあるものを変更すべきではないと考え、このような形式のリメイクとしました。』
と、説明されていたと思います。
この考えがあったから、『劇場版 機動戦士Zガンダム 3部作』も『絵』はテレビ部分を残し、新作とミックスした仕上がりにしたと記憶しています。
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矢立肇・名義でサンライズが(富野)御大抜きで許可できないでしょうから、原作者として許可を出して頂く形でご協力頂きたい。
これだけ巨大なコンテンツだと難しい問題ですが、一年戦争・設定の調整・改変・編纂は外伝OVAが出る度にしてきた事ですし、『機動戦士ガンダム ククルスドアンの島』公開を機に着手して欲しいものです。
そんな安彦先生の『機動戦士ガンダム ククルスドアンの島』への想いも語られたインタビュー記事も掲載された今月発売の『ガンダムエース』。
【ガンダムエース 2022年3月号】
*タイトルをクリックすると角川HPへ飛びます。
『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』のカラー版コミックや『機動戦士ガンダム U.C. ENGAGE』の最新情報もあってお薦めです!
・・・『機動戦士ガンダム外伝 ザ・ブルー・ディスティニー』も、早く連載再開しないかなあ