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『相手がザクなら人間じゃないんだ』【コード・フェアリー1巻とガンダムエース情報】

2022-07-30 00:00:00 | 日記

待望の単行本が発売されました!

機動戦士ガンダム バトルオペレーション コード・フェアリー 1巻

本作は以下の点に興味がおありの方にお薦めです。

 

①宇宙世紀・一年戦争「外伝コミック」が読みたい方。

②PS版ゲーム「機動戦士ガンダム バトルオペレーション コード・フェアリー」をコミックが読みたい方

③可愛い女の子キャラ達が大活躍する物語が好きな方

 

私個人の読後の感想は、以下のような印象です。

 

①ゲームの世界観、キャラクターの雰囲気は満点!

②ゲーム以上にキャラクターの掘下げをしていて、「コード・フェアリー」をより深く理解できる!

③メカ描写は線が細目で程良い情報量。アクションも格好いい!

④ゲーム同様、「ザニー」「ピクシー(ロールアウトカラー)」等、マニア心をくすぐるMSが登場!

⑤キャラクターが生き生きしていて、ツライ展開もポジティブに解決していく様は圧巻!

 

本作は、元々「スーパーヒロイン」色が強い素材(あまり見たこと無いですが、「プリキュア」とかのノリ)で、コミック版も踏襲。

だから、主人公達は躊躇無しに何機もの連邦MSを撃破しまくります。

ただ、「プリキュア」と違って相手人間。

厳しい言い方をすれば、主人公達はジェノサイダー。

ゲームがそうなので仕方無いですが、彼女達はアムロ並に連邦MSを次々撃破していきます。

陽気で快活なキャラクターなのに、「デビュー戦」からアムロ級のエース戦績を積み上げちゃうので、そのバックボーン描写が無い為「エースとしての背景やリアリティ」がまったく感じられなくなっています。

せめて実力はエース級でも良いですが、精神面での描写が前半にあっても良かったような気もします。

3人のヒロインの中でミアだけでも、アムロのような「相手を倒す事への躊躇」する描写が少しあるとか。

後半になると、ヘレナの指摘という形でアルマの「死への恐怖の薄さ」が出始めますが、「ガンダム=戦記物」としてはまだ弱い気もします。

「戦争をゲームとして考えていたフォルド」と似て序盤にどんどん戦果を上げちゃいますが、「ルースの死」のような大きな挫折がまだ無いから、1巻の印象だけだと弱い印象です。

ただ、その分「テンポ良い物語展開」を楽しめるので、イイですね。

 

MS的に引っかかったには、劇中のミアのドムがドム・トロピカルテストタイプと瓜二つなのに、「熱帯戦用ドム量産」となっていた点。

「熱帯戦用ドム量産」は、ファーストガンプラブームで確かホビージャパン別冊「HOW TO BUILD」か何かに掲載されていたメイジンカワグチ(w)の「砂漠の駐屯地」のドムとドムTTのコンパチみたいなMSと理解していたので、驚き。

しかし、ドムTTと同じ形の「熱帯戦用ドム量産」があると本作で明言されたので、ドムTT的なMSを設定の「2機製造」に拘らず登場できる事になったのは嬉しいですね。

ただ、ロイ・グリーンウッドの「熱帯戦用ドム量産」は「ドムとドムTTのコンパチ」じゃないかと考えています。

 

さて、そんなコード・フェアリー1巻の続きも掲載されている「ガンダムエース 2022年9月号」

【ガンダムエース 2022年9月号】

「コード・フェアリー」1巻の続きは、私の懸念を払拭するような内容でした!

まあ、アルマにはツライ展開ですが・・・。

 

その他で、特に目を引いた情報はコチラ!

ROBOT魂 <SIDE MS> MS-06Z サイコミュ試験用ザク ver. A.N.I.M.E.

出ました!

サイコミュ試験ザク!

1/144スケールでは旧キット以外で一般販売されていないMS!

写真を見る限り、サイコミュ試験ザクの決定版的なデキです!

惜しむらくはマーキングで「3番機」が入ってしまっているところ。

「1番機」の再現ができないところだけが残念です。

ですが、robot魂ですから可動は心配無いでしょうし、リアルマーキングのおかげで情報量も充分。

3号機だからヤハギ機にするも良いでしょうし、何号機か判らないペッシェ機にするもアリでしょう。

アンネローゼ機に見立てるもイイですね。

(アンネローゼ機は4番機でマルコシアス部隊章も必要ですが)

 

さらに「robot魂」情報ではこちらも出ました!

ROBOT魂 <SIDE MS> RX-78NT-1 ガンダムNT-1プロト ver. A.N.I.M.E.

所謂「赤いアレックス」です。

当ブログで以前ご紹介した記事『プロトタイプアレックス』では「赤いアレックス」を「ロールアウトカラー説」を推しましたが、本製品解説で『プロトタイプ』と明言されてしまいました。

とすればガンダムエースで連載中の『機動戦士ガンダム ポケットの中の戦争』に登場する「金色のアレックス」はどうなるのでしょうか。

【コミック・機動戦士ガンダム ポケットの中の戦争】

まあよく見ると、「金色のアレックス」は耳やフィン、各所にあるウェアラブルアーマー等、相違点が多々あります。

コミック内でも「テスト機」と明言されてますから、以下のように差別化できますかね。

 

①「赤いアレックス」は説明どおり「試作機(プロトタイプ)」。

完全版「青いアレックス」とまったく同じ仕様。輸送を前提とした組立前機体が「青いアレックス」で、組んだ機体が「赤いアレックス」。

赤・青2機ともニュータイプ・アムロ専用に再設計した試作機で、運用の違いだけ。

②「金色のアレックス」は「テスト機」。

 

まあ、開き直ってしまえば、「試作機(プロトタイプ)」「試験機(テスト機)」等、いずれも複数あっても変じゃないですから、どう解釈しても問題なさそうですけど。

では、「赤・青のアレックス」と形状の違うコミック版「金色のアレックス」は「何のテスト機」何でしょうか。

コミック劇中から相違点を詳しく挙げてみます。

 

①機体各所にウェアラブルアーマー

②RX-78のヘリウムコアと同位置にボックス装備(ヘリウムコアかウェアラブルアーマーかは不明)

③形状の異なるエアインテーク

④脱着式の耳横機器。形状から通信強化機器の可能性高い

⑤脱着式の大型バックパック

 

①ウェアラブルアーマーについて

本来のアレックスの増加装甲はチョバムアーマーです。

ウェアラブルアーマーとチョバムアーマーはいずれも脱着可能ですが、部分増加装甲とほぼ全身増加装甲の違いがあります。

これは「部分増加装甲とする事で、駆動障害や機動力低下を最小限に抑えた仕様」と「全身増加装甲とする事で防御に特化した仕様」の違いと言えます。

 

③エアインテークの形状相違

形状を見るに「金色のアレックス」はエアインテーク周辺の露出部分が少ないものです。

エアインテークはガンダム世界でも「排熱ダクト」の意味合いが主です。

言い換えれば、「排熱ダクトの被弾面積を抑えた防御仕様」と「排熱ダクト本来の効率を優先した露出仕様」の差といえます。

 

④脱着式の増設通信・センサー機器

ガンダムマークⅡの外付けバルカンみたいな耳は、形状や描写から脱着式の通信・センサー機器と考えられます。

ミノフスキー散布時の試験装備でしょうか。

 

⑤脱着式の大型バックパック

劇中でも大推力の描写あるバックパック。

 

 

「赤・青のアレックス」の「チョバムアーマー」は、アムロに届ける迄の不測な事態の備えであり、腕部ガトリングと共に撤去される予定だったそうです。

アムロのような高度なニュータイプには「チョバムアーマー」「腕部ガトリング」は重量増となるだけで不要という判断がされたということです。

その考えでいえば「金色のアレックス」の各種オリジナル装備も、アムロには不要。

つまり「金色のアレックスの各種試作オプション装備」や「チョバムアーマー」「腕部ガトリング」は、量産化を見据えた試作装備といえます。

これらから考えるに、各アレックスは以下に結論できます。

 

①「金色のアレックス」

量産化を見据え機能発展・拡大を指向した「試作オプション装備試験機」

②「青のアレックス」

純粋な「アムロ専用特化機」。アムロへ最速補給を優先し、パーツ分割状態で地上から打ち上げ。

リボ-コロニーで、有事に備え「チョバムアーマー」「腕部ガトリング」装備で組立。

ホワイトベース隊到着時に「チョバムアーマー」「腕部ガトリング」撤去予定だったもの。

③「赤のアレックス」

「青のアレックス」と同一仕様をデータ収集目的で、終戦直前に完成品として組み上げた機体。

 

アレックスも色々いるんですねえ。


『機動戦士ガンダム アーセナルベース』【最新アーケード・カードゲーム】

2022-07-22 00:00:00 | 日記

最近はコロナ感染が記録更新中で、日本中を席巻しており不安な毎日ですが、しばらく前の感染が落ち着いた時期に久しぶりにゲームセンターに行きました。

で、プレイしてみましたよ!

コチラ!

【機動戦士ガンダム アーセナルベース】

 

そもそもゲームセンターに行ったのが久しぶりだったので「バンダイナムコID」発行するパスポートカードを買うところから初めました。

カードが無くてもプレイできるようですが、記録出来ない為、ここは素直に購入。

昔、アーケード・カードゲームの沼に嵌まった身としては、プレイ前に「リサイクルボックス」を確認。

ありましたよ!

良し!

これで、ジオンは10年戦える!

カードを、見てみます。

このカードはランバ・ラルの「パイロットカード」で、機動180、遠距離攻撃110、近距離攻撃200、HP250というパラメーターということか。

特殊能力がゲーム開始40秒間にブーストするのか。

パイロットという事は、モビルスーツカードもあるわけだな。

また「リサイクルボックス」を探してみます。

あったあ!

良いカードじゃねえか!(声優的に、ゴステロ風な口調で。)

グフ!

フィンガーバルカン推しなイラストには、今ひとつノラナイが、無料なんだし文句無し。

別バージョンのグフでもあるのか。

カードを見ると、機動80、遠距離攻撃80、近距離攻撃230、HP200というパラメーター。

ラルが搭乗すれば、

機動    180+80=260

遠距離攻撃 110+80=190

近距離攻撃 200+230=430

HP     250+200=450

となるのか。

他に「MSアビリティー」とか「スペシャルアタック」とかあるな。

HPによると、「MSアビリティー」は低コストで使える技で、「スペシャルアタック」は戦術技(必殺技)として高コストで使える技らしい。

 

・・・って、そもそもどういうゲームなんだ?

公式HPを見ると

「5機のモビルスーツ、5人のパイロットを合わせた10枚のカードで構築したデッキを筐体で読み取り、全国のプレイヤーとバトル!」

とある。

なるほろ。

「5機編成」な点は、カードビルダーの藁デッキっぽくて良いな。

ランバ・ラル+グフは決まったから、他に4機のMSと4枚のパイロットが必要か!

・・・また、リサイクルボックスへ。

・・・うむ。

これでキマリじゃあ。

出撃前に、一応HPを見てみるか。

なになに?

パイロットには対戦相手に優位性があるのか。

「カードビルダーの3すくみ」に似ていて、好印象!

で、敵戦艦を落とせば勝ち・・・と。

ということは、カードビルダーのようにパイロットを操作するのか?

・・・ではないみたいだ。

プレイヤーは各機を出撃させるだけで、パイロットは特性に合わせてオートで動くのか。

これは、

「カードビルダーで、オートパイロット・デッキ同士で対戦する」

ような感じか。

 

よく判った!

私のデッキは「全パイロットが殲滅」と、問題あるな。

しかし、好きなパイロットで遊ぶことこそ本懐!

ジェットストリームアタックはできないみたいだが、そこは脳内補完!

声も広瀬ラルじゃないだろうけど、origin版ということで。

 

いざ、出撃!

あれ?

どうやって出撃?

ああ、そうか。パネル上の表示カードを戦場の四角い出撃エリア内に移動する事で出撃するのか。

お!

勝手に戦ってる。

あ、表示カードが上や下にスライドできるようになったな。

(画像は公式HPより)

上にスライドすれば「MSアビリティー」が、下にスライドすれば必殺技的な「戦術技」が使えるのか。

時間経過でコストが少しずつチャージされ、「MSアビリティー」「戦術技」や出撃ができるようになるのか。

ようするにこのゲームは、

 

①どんなデッキ編成にするか

②何時、どの位置に出撃させるか

③何時「MSアビリティー」「戦術技」を使うか

 

っていう駆け引きのゲームなんだな。

 

あと、各陣の戦艦手前には中継基地みたいなのが両陣営2個ずつあって、戦艦を撃破し絶対的勝利とならない場合、これらをより多く損耗させた方が勝利となるようだ。

(画像は公式HPより)

ガンダムらしさ、というより陣取ゲーム的な面白さがあるな。

 

・・・というわけで、全国対戦10試合程しました。

2戦ほど話にならない程の差で負けましたが、他は勝利。

マッチングシステムが巧く作動してるのか、あまり理不尽な対戦は(初心者の私レベルでは)無かったな。

 

ゲームも「オートパイロット・デッキ同士で対戦」「ガンダムキャラで陣取りするゲーム」と割り切って楽しむ分にはルールも簡単で楽しめると思います。

「トライエイジ系」と毛嫌いしてましたが、気分転換に軽い気持ちでプレイするには良いですよ!

皆さんもいかがでしょうか?


『ドムⅡ』【ドム開発系譜】

2022-07-16 00:00:00 | 日記

今日は「ドムⅡ」から考える「ドム開発系譜」について。

「ドム」はわかるけど「ドムⅡ」なんて無いだろ!

そう「ピン」っと来た方、正解です!

設定にあるハズの無い「ドムⅡ」ですが、実は○○が「ドムⅡ」では無いか?・・・という事を考えながら「ドム開発系譜」を考えるるのが、今日のお話。

 

さて、ドムは黒い三連星の人気も相まって、固定ファンの多いモビルスーツです。

【ドム】

 

そのドムを宇宙空間戦用に改良したのがリックドム。

 

【リック・ドム】

 

そのリックドムをスラスターやジェネレーターをチューンナップしたのがリックドムⅡ。

【リックドムⅡ】

このリックドムⅡのプロトタイプと設定されたのが、『機動戦士ガンダム0083』冒頭ア・バオア・クー戦でガトーが乗り込もうとして、デラーズに止められたプロトタイプリックドムⅡ。

【プロトタイプリックドムⅡ】

このプロトタイプリックドムⅡとそっくりな外見(ぱっと見、脚部インテーク(防塵フィルター)有・無くらいの差)なのが、ドム・トローペン。

【ドム・トロ-ペン】

そして「5」の名を冠する「ドムフュンフ」

【ドムフュンフ】

 

リック・ドムには「2」が有り、「プロトタイプ」の設定まであります。

しかし、元の機体のドムには無く、2~4を飛び越して「5」を冠した機体が設定されています。

では、「ドムⅡ」は無いのか?

例えば「リックドムⅡ」と同じ容姿のモビルスーツが地上戦をしていたら、その機体こそが「ドムⅡ」ではないでしょうか。

とすると、真っ先に思い浮かぶのがコチラ。

【リック・ドムⅡ ライトグリーンver】

ガンプラでお馴染みです。

パッケージにも市街地が描かれており、一見すると陸戦してそうです。

ですが、この機体はガンプラの商品名にもあるとおり、「リック・ドムⅡ」。

活躍した市街地もコロニー内。

詳しくは『機動戦士ガンダム0080』をご覧頂ければと思います。

 

とすれば、地上で活躍した『リックドムⅡ』容姿のドムは存在しないのでしょうか。

 

それが、いるんですよね。

パイロットまで設定されて。

 

その作品がコチラ!

王マガジン版『機動戦士ガンダム外伝 THE BLUE DESTINY』(高山瑞穂・著)

雑誌が休刊なった為、未完の作品となった幻のコミックです。

当作の中盤に大活躍しているドム部隊、『アブラハム隊』がいます。

コチラ!

見開きページでの登場!

ぱっと見、肩アーマーの形状やスカート部マガジン装備から「ドムトロ-ペン」を連想しますが、左側のドムは肩アーマーの形状が違うだけで「リックドムⅡ」と同じ形状です。

戦場もコロニーでは無く、地上・地球(おそらく北米)です。

劇中のパイロットの会話からも、長らく地上を転戦していた事が窺い知れ、地上のドム特有のホバー移動で主人公のモルモット隊を苦しめる姿が描かれています※。

(※ホバー機能に関してはガンプラ・リックドム系は足裏モールドがホバーと宇宙用に差異がありますが、リックドム系がホバー移動できないと明言もされていないです。)

この機体こそがリックドムⅡならぬ、「ドムⅡ」ではないでしょうか。

 

そして、右側のドムをご覧下さい。

コチラは「脚部・防塵フィルターの無いドムトロ-ペン=プロトタイプリックドムⅡ」です。

つまり、地上で活躍する「プロトタイプリックドムⅡ」。

即ち、「プロトタイプドムⅡ」です。

 

ご存知のとおり「ドム・トロ-ペン」名称の「トローペン」はドイツ語で「熱帯」の意で、砂漠地・酷暑地仕様として機体各所に防塵用エア・フィルターや拡張冷却装置が装備された、言わば「熱帯・砂漠用のドム」です。

「熱帯・砂漠用のドム」の元祖といえばコチラ。

【ドム・トロピカルテストタイプ】

 

『ドム・トロピカルテストタイプ』は研究母体として、ドムのプロトタイプである「プロトタイプドム」が使われました。

【プロトタイプドム】

 

「ドム・トロ-ペン」も、「ドムⅡ」の「砂漠地・酷暑地仕様」開発にあたり、「プロトタイプドムⅡ」が研究母体に選ばれたのではないでしょうか。

そう考えると、全ての辻褄が合います。

まとめると以下の感じでしょうか。

 

①ドムのプロトタイプ「プロトタイプドム」が完成。

②量産に向け「ドム」が開発。

③「砂漠地・酷暑地仕様」として、「プロトタイプドム」ベースに「ドム・トロピカルテストタイプ」完成。

④「ドム・トロピカルテストタイプ」から、「プロトタイプドム」ベースに「熱帯戦用ドム量産型」が生産。

⑤ドムを宇宙空間戦用に改良した「リック・ドム」生産開始。

⑥主戦場が宇宙へ移行していた為、先行して「プロトタイプリックドムⅡ」開発。

⑦プロトタイプリックドムⅡの地上用試作機「プロトタイプ・ドムⅡ」開発。

⑧プロトタイプリックドムⅡの量産機「リックドムⅡ」生産開始。

⑨同様に、プロトタイプドムⅡをベースに地上用ドム後継機『ドムⅡ』生産開始。

⑩『ドムⅡ』の「砂漠地・酷暑地仕様」として、「プロトタイプドムⅡ」ベースに「ドム・トロ-ペン」開発。

 

『ドムフュンフ』が一時『プロトタイプリックドムⅡ』と混同されていた為、『ドム・トロ-ペンの開発母体はドムフュンフ』とする情報が出回ってましたが、最近ようやく公式に「ドムフュンフとプロトタイプリックドムⅡは別物で、ジオニックフロントに登場する『08MS小隊』同容姿・色違いがドムフュンフ」となりました。

「ドムフュンフ」は文字どおりとすれば「5番目のドム」。

宇宙・地上・砂漠の全てに適正あるスペシャルなドムという情報(カードビルダー出展)もあり、⑩以降に開発された・・・という事で良いんじゃないでしょうか。

要するに「ドム・トロ-ペン系」は開発系譜上、「ドム」と「リックドムⅡ」の中間に位置するとすれば、ドムの開発系譜もスッキリするんじゃないかと思うんです。

今まで「ドム・トロ-ペン」が「機動戦士ガンダム0083」に登場したイメージから、「機動戦士ガンダム0080」出展の「リックドムⅡ」の後に開発されたイメージがあったんですが、最近の設定編纂から大分類を以下のようにすれば整理できそうです。

 

〈汎用ドム系譜〉

①プロトタイプドム➡ドム➡リックドム

②プロトタイプリックドムⅡ➡リックドムⅡ

③プロトタイプドムⅡ➡ドムⅡ

 

〈熱帯・砂漠/局地戦用ドム系譜〉

①プロトタイプドム➡ドムトロピカルテストタイプ➡熱帯戦用ドム量産型

②プロトタイプドムⅡ➡ドムトロ-ペン➡ドムトロ-ペン(サンドブラウン)

 

〈ドム進化系譜〉

①-0【初期型の試作機およびそれを原型とした局地改修機】プロトタイプドム、トロピカルテストタイプ等

①【初期型】ドム系(ドム、リックドム、RS型リックドム、高速実験型、寒冷地仕様、熱帯戦用ドム量産型 等)

②-0【2期型の試作機およびそれを原型とした局地改修機】ドムトロ-ペン、プロトタイプリックドムⅡ 等

②【2期型】リックドムⅡ

③【3期型】ドム3(ドワッジ?)

④【4期型】ドム4(ドワス?)

⑤【5期型】ドムフュンフ

 

 

ドムⅡを考える事で、ドム系譜も合理的に説明できますね。

 

 

追伸

今日ご紹介した【王マガジン版『機動戦士ガンダム外伝 THE BLUE DESTINY』(高山瑞穂・著)】ご興味おありの方、是非読んで見て下さい。(入手困難ですが「ギレンの野望 コミックアンソロジー」に「不死身の第4小隊」視点の後日談もあります。)

また、「ブルー・ディスティニー」はたいち庸先生により、「機動戦士ガンダム外伝 ザ・ブルー・ディスティニー」(たいち庸・著)として現在連載中です。

コチラは一般書店で入手しやすいですよ。

休載してますが、早く連載再開して欲しいなあ。


『赤帽子』【HGUCレッドライダー商品化】

2022-07-09 00:00:00 | 日記

皆さんは『ガンプラ』を買いたいと思う気持ちの根源は何でしょう。

転売する人は、「コレを買って高く売る事で儲ける」でしょうか。

私の友人は『ガンダムSEEDアストレイ』を見た時、「何の作品か知らないけど、格好いい。欲しい」と思ったそうです。

私は「ガンダムが好き」だから買って作りたい・・・と感じるタイプです。

特に好きなパイロットが乗っていたり、劇中で活躍していたりすると、その衝動は大きくなります。

その意味で恋い焦がれ、商品化を待ち望んでいたガンプラがあります。

それが今、来ました!

 

『HGUCレッドライダー』

遂に商品化されました!

万乗先生のコミック『機動戦士ガンダム アグレッサー』の主人公機です!

コミック『機動戦士ガンダム アグレッサー』

 

思えば昔、ペイルライダーを塗り替えして作ろうと夢見ていました。

しかし、ウェラブルアーマーはお助けパーツで対応したとしても、ツヴァイハンダー自作が難しいと考え断念。

その夢が叶いました!

キット付属品は、

ツヴァイ・ハンダー / 試作型100mmマシンガン / 100mmマシンガン / ビーム・サーベル / シールド

地上編を再現可能な武装は一通り揃ってます。

プロペラントタンク等の宇宙空間用の装備は無いです。

「空間戦仕様」として別発売して頂けるのでしょうか。

「バイザー無し状態を再現可能な新規パーツ」

も付属するらしいので、前半のクライマックス、ジャブロー戦も再現できます。

今回『HGUCゾゴック(ジャブロー攻略戦仕様)』も同時受注開始してますが、これも「ゾゴックカスタム(マクシミリアン機)」を意識したニクい対応です。

『HGUCゾゴック(ジャブロー攻略戦仕様)』

だったら『RGズゴック』も、グリフォン隊を意識して同時受注して欲しかったなあ。

というわけで今回は『HGUCレッドライダー』商品化を記念して、

【「機動戦士ガンダム アグレッサー」でHGUC(1/144)レッドライダー戦闘再現は、どこまでできそう?】

をテーマにいってみます。

※以下は、「HGUC(1/144)レッドライダー」と組み合わせる事で劇中再現出来そうな立体物リストです。

現在でも比較的入手しやすそうな商品のみを選出しています。(地上編に絞っています。)

 

【機動戦士ガンダム アグレッサー 1~2巻】

・グフ(ダガー大尉機)/HGUCグフ(リヴァイブ)※頭部形状から旧HGUCグフやR35でも良いかも。

・ザクⅡJ型(モリス機)/HGUCザクⅡ(リヴァイブ)※MGザクⅡ(ver.Ⅰ)モールド筋彫り。脚部スラスタ位置にプラ板。

・61式戦車     /HGUCザクⅡ地上戦セットの61式

・ホバートラック   /HGUC陸戦型ガンダム地上戦セットのホバートラック。

           (今だと「ROBOT魂<SIDE MS> 第08MS小隊オプションパーツセット02 ver. A.N.I.M.E」

                                                が手に入りやすいかも)

ROBOT魂 <SIDE MS> 第08MS小隊オプションパーツセット02 ver. A.N.I.M.E.』

「ROBOT魂<SIDE MS> 第08MS小隊オプションパーツセット02 ver. A.N.I.M.E」は、Ⅰ/144スケールのモビルスーツの巨大感や戦場の臨場感をお手軽に表現できる神アイテムで、シローのフィギュアは髪型が似てるのでチェイスの代わりに見立てれるような気もしますしマッチしてそうです。

ですが、ホバートラックに『08小隊』表記があるんですよね・・・。

そのあたりもこだわる方は、ガンプラ『HGUC陸戦型ガンダム地上戦セット』が良いです。

 

・陸戦型ジム      /HGUC陸戦型ジム

・マゼラアタック    /EXマゼラアタック

・ドム         /HGUCドム

 

【機動戦士ガンダム アグレッサー3巻で追加分】

・ザクⅡJ型(チェイス機)  /ザクⅡ(リヴァイブ)。MGザク(ver.2)ベースなのか、モールド少なめ。

 

【機動戦士ガンダム アグレッサー4巻で追加分】

・ゴック(グリフォン隊)  /HGUCゴック。※「グリフォン隊」エンブレム自作要。

・ズゴック(グリフォン隊) /HGUCズゴック。※「グリフォン隊」エンブレム自作要。

 

【機動戦士ガンダム アグレッサー8巻で追加分】

・ドムトローペン(ダイアン・ノイス機)/HGUCドムトロ-ペン※頭部とトマホークは自作。

・ジム          /HGUCジム※MGジム(ver.1)がモデル。褌等を自作。

・グフ          /HGUCグフ(リヴァイブ)※頭部形状から旧HGUCグフやR35でも良いかも

                    HGUCザクⅡ等からザクバズ-カ。

 

【機動戦士ガンダム アグレッサー9巻で追加分】

・ゾゴックカスタム(マクシミリアン機)/HGUCゾゴック※頭部・左腕等自作・ミキシング。

・ズゴック(グリフォン隊)  /HGUCズゴック※グリフォン隊のエンブレム無し。左腕に《 モールド。

 

 

『HGUC レッドライダー』が商品化された事で、いろんな組み合わせで『機動戦士ガンダム アグレッサー』の世界を再現できますね。

ガンプラ品薄も大分改善されてきたし、「ガンプラでコラボ」や「ジオラマ」なんかもアリですかね。

 

そんな『HGUCレッドライダー』が活躍する、コミック『機動戦士ガンダム アグレッサー』!

熱い!

泣ける!

アニメ化も是非!

アニメ化となれば、色々と考えてしまいます。

本作のジャンル的に少年漫画みたいですが、戦争描写がリアルなので、この時代だとテレビアニメよりは「機動戦士ガンダムUC」のようにOVAが無難かなあ。

ユニコーンもOVAから朝7時台にテレビ放送まで進出してましたが、その流れならアリなのかな。

リアルな戦争描写をテレビ放送する場合、何処まで倫理上は大丈夫なんだろうか。

「鬼滅の刃」を見る限り、かなりエグい描写もアリな気もするんですが。

深夜帯のテレビアニメなら「子供は寝てる理論」からアリなのかな?

だとすれば、深夜帯テレビアニメでアニメ化はどうでしょう。

ドラマの作り込みや反戦の意味でも広く鑑賞して欲しい作品ですが、大好きな作品がテレビアニメ化してバッシングされたくは無いんだよなあ。

この後のシーンは何度見ても泣けるなあ。


『重力戦線』【高機動試作機】

2022-07-02 00:00:00 | 日記

まだ7月初頭というのに猛暑の中、いかがお過ごしでしょうか。

皆さん、ご無理なさらないでくださいね。

さて、絶賛上映中『機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島』は、本当に「安彦ガンダム」再現にスタッフの方々が心血注いだような印象を受ける作品で、興業収入も8億越えとか。

『ハサウェイ』が世界有数の「映像美」という名の高層ビルを目指した作品なら、「ドアン」は「安彦先生特有の描写」という日本古来の名城を最新の技術で復元したような映画です。

そんな大ヒット中の『機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島』ですが、今日は同作に登場した『高機動型ザクⅡ(地上用)』と、ファーストガンダムMSV『高機動試作機』の繋がりや開発系譜を考察しながら、重力下でのジオニック社とツイマット社の興亡を浮き彫りにしたいと思います。

 

『高機動試作機』

ファーストガンダム・MSV世代の方には「こんなMSいたなあ」といったところでしょうか。

登場した当初と比べ、色々と設定に肉付けされているようです。

************************************************

 

①「ツィマット社」製MS。ザクの委託生産をしていた同社はザクをベースに新型開発として当機開発。

②「陸戦型ザクⅡ」の後継機として、ジオニック社製プロトタイプグフと競合。

③グフが陸戦型MSの完成度に主眼を置かれたのに対し、高機動試作機は重力下での高機動・接近戦・ゲリラ戦に主眼が置かれた。

④ラジエーターや装甲の強化、および機体の軽量化がなされ、背部と脚部には新開発の推進エンジンを装備し、短距離のジャンプ飛行も可能な設計となっている。

⑤プロトタイプグフより機動性は上回っていたが、推進系の欠陥が発覚。推進エンジンの出力不足で十分なジャンプができずに終わる。コスパも悪く、ツィマット社上層部と軍部の判断によって試作段階で計画中止となり、プロトタイプグフに計画が統合されたため、5機の生産に留まっている

⑥試作された5機は後に連邦軍・ガンダムのデータをもとに高機動化が図られるが、性能は期待されたほど向上せずに終わっている

⑦更に改良された機体がゲリラ掃討戦に参加したといわれる。

⑧本機で培われた技術はドムで結実する

⑨塗装は黒を基調に、一部白とグレーで塗り分けられている。

⑩型式番号『YMS-08A』。

 

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①~⑤は『MSイグルー』の「EMS-04とYMS-05の競合」をなぞっているみたいで、MS開発においてジオニック社に辛酸を舐めさせられるツイマット社の姿が垣間見えます。

『EMS-04』

⑥は『連邦軍・ガンダムのデータをもとに高機動化が図られる』とあります。

 『YMS-08A 高機動試作機 の腰』は、『ガンダム の腰』に酷似しています。

 (頭部のサブカメラも似てますね。)

 

『YMS-08A 高機動試作機 の腰』

『ガンダム の腰』

この『⑥連邦軍・ガンダムのデータをもとに高機動化が図られる』工程で、ガンダムに酷似した腰が導入されたとしたら、大河原氏デザインの『YMS-08A 高機動試作機』とは『連邦軍・ガンダムのデータをもとに高機動化が図られた後の状態』を指すのではないでしょうか。

 

⑦『更に改良された機体がゲリラ掃討戦に参加したといわれる。』の「更に改良された機体」とは一説には『YMS-08TX イフリート』とも言われています。

 

「イフリート」

 

『イフリート』も「ツイマット社」製と言われているため、信憑性もありそうな説ですが、『イフリート』は8機生産された試作機。5機の試作機しかない『YMS-08A 高機動試作機』をそのまま改良した機体とは言えません。

また「イフリート」の正式設定は「グフとドムの中間に位置する機体で、推力はゲルググを凌駕するといわれる。」です。

脚部はグフの意匠が見られますし、グフの発展機体な点は明らかと言えます。

『グフの脚部』

つまり全てを肯定すれば以下となります。

「YMS-08A 高機動試作機の計画はプロトタイプグフに統合される」

 ⇩

「プロトタイプグフからグフが開発され、地上で一定の成果を上げる。」

 ⇩

「YMS-08A 高機動試作機の不完全だった推進エンジンを完成させ、グフの技術を逆輸入し取り込む事で、重力下での高機動・接近戦・ゲリラ戦という当初目指した設計思想の完成形を「イフリート」として結実させた。」

「イフリート」は「YMS-08A 高機動試作機」の試作機5機をベースとせず、新規製造ラインで8機の試作機が製造された・・・というところでしょう。

「イフリート」はご存知のように「ガンダム・ピクシー」と互角の性能です。

「高機動試作機(YMS-08A)」の完成形が「イフリート」とすれば、ツイマット社はジオニック社「プロトタイプグフ」に敗れた「高機動試作機」の設計思想を貫き続け、ガンダムに迫る性能のMSを開発したと言えます。

 

⑧『本機で培われた技術はドムで結実する。』とありますので、「MS-09 ドム」までの開発系譜を見てみます。

 

「ザクⅡJ型の後継機・競合に敗れたツイマット社は、グフのライセンスを取得し生産開始。」

 ⇩

「グフのライセンスを生かし、グフ・ベースの『グフ試作実験機(MS-07C-5)』を開発。

 ドムの十字モノアイのベース開発に成功」

 ⇩

「地上での高速移動を狙ったジオニック社の開発であるグフ飛行試験型(MS-07H)系のMS単体飛行は失敗と見做され、飛行輸送のドダイ開発へ切替。

 ツイマット社にはMS飛行に代わる陸上高速移動・ホバーユニット開発が依頼される。」

 ⇩

「軽量化から重力下での高機動を目指した高機動試作機(YMS-08A)とは真逆の重量級・高出力により、高機動試作機(YMS-08A)と同じ「重力下・高機動」を目指す。

 重量級・高出力ベースにホバークラフト開発に成功。

 ホバークラフト装備のドム試作実験機(YMS-08B)が完成する。

 尚、頭部はグフ試作実験機(MS-07C-5)で開発されたノウハウを転用。」

 ⇩

「プロトタイプドム(YMS-09)開発を経て、ドム(MS-09)がロールアウト。」

 

ドムの元となった『ドム試作実験機(YMS-08B)』は、コミック版『機動戦士ガンダム THE ORIGIN MSD ククルス・ドアンの島』でヴァシリーが搭乗した事で有名ですね。

この「ドム試作実験機(YMS-08B)」のコクピット部のベースは「プロトタイプグフ」というのが定説ですが、同じ『YMS-08』兄弟機の『高機動試作機(YMS-08A)』のコクピット部とも酷似しています。

『ドム試作実験機(YMS-08B)のコクピット部』

『高機動試作機(YMS-08A)のコクピット部』

ドム試作実験機(YMS-08B)は、

・頭部は実質ツイマット社の開発である「グフ試作実験機(MS-07C-5)」の流用。

・ホバークラフトはツイマット社の純正開発。

・「YMS-08」の兄弟機である「高機動試作機(YMS-08A)」がコクピット部のベースであれば、『ドム試作実験機(YMS-08B)』は機体のほとんどが純正ツイマット社ということになります。

 

そうなれば『ドム試作実験機(YMS-08B)』が『プロトタイプドム(YMS-09)』を経て完成した、地上用傑作MS『ドム(MS-09)』はツイマット社の純度が極めて高いMSといえます。

ヅダや「高機動試作機(YMS-08A)」でジオニック社に辛酸を飲まされ続けたツイマット社ですが、ホバークラフトを装備したドム開発成功によりようやく、ジオニック社・グフ飛行試験型が達成できなかったMS単体での重力下・高速移動で「勝った」事になります。

 

さて、ジオン軍ベテランパイロットの中には、ザク➡グフ➡ドム➡ゲルググとMS発展が進んでもザク系の操縦感覚を好み機種転換しない者が一部いたと聞きます。

そんなベテランパイロットの要請からなのか、ザク系MSの改修機体は大戦後期まで出続けています。

「陸戦高機動型ザクⅡ」もその1つです。

 

「陸戦高機動型ザクⅡ」

 

「陸戦高機動型ザクⅡ」はグフの技術をザクⅡJ型に落とし込んで、重力下で高機動化した機体です。

この「陸戦高機動型ザクⅡのシールド」と「YMS-08A 高機動試作機の楯」が左右反転していますが、酷似しているのです。

 

「陸戦高機動型ザクⅡの楯」

「YMS-08A 高機動試作機の楯」

これは、ジオニック社が「陸戦高機動型ザクⅡ」の開発に当たり、「重力下の高機動化」という同じコンセプトのツイマット社の「YMS-08A 高機動試作機」を参考にしている事を示唆します。

そして「高機動型ザクⅡ(地上用)」です。

 

「高機動型ザクⅡ(地上用)」

当機は「ザク」である事からジオニック社製です。

動力パイプ内蔵等、自社開発MSグフの技術も転用している事も想像できますが、一番の目玉であるホバークラフトはツイマット社が開発したという設定です。

つまりジオニック社がツイマット社から「技術供与」を受け、ザクにホバークラフトを装備した事がわかります。

ツイマット社は「高機動試作機(YMS-08A)」で「重力下の高機動・接近戦・ゲリラ戦」を目指しましたが、競合するジオニック社の「重力下の総合的MS運用の高水準な完成度」を目指したプロトタイプグフに敗れ、ジオニック社のMSをライセンス取得しグフを生産させてもらっている立場でした。

しかしジオニック社製MSの委託生産やライセンス取得し生産する傍らで、ツイマット社はそれでも「重力下の高機動・接近戦・ゲリラ戦」を目指し続け、遂には立場が逆転。

重力下のMS開発においては、ジオニック社が参考にしたり技術供与を受ける程になったのです。

この後、宇宙ではツイマット社「リックドム」がザクに代わり主力の座を奪います。

リックドム後の主力機の座は、ツイマット社・ギャンがジオニック社・ゲルググに敗れ、最終的には統合整備計画が発動されます。

しかし、MS開発途中でツイマット社にこんなドラマがあったと考えると面白いですね。