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『閃光のハサウェイ』(劇場公開・映画感想)

2021-06-26 00:01:00 | 機動戦士ガンダム
今日は予定を変更して、劇場公開された『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』の感想を書きます。
(先週が昔話だったので、「今」の記事にしてみました。)



当初の公開予定が昨年7月ですから、1年近く待たされての放映です。
興業収入も現時点で10億突破らしいので、大成功でしょうか。

では感想です。

1.総評
良かったです。
もう一回見たくて、劇場先行発売BD購入し、自宅でも再視聴。
良かった点を一言で言えば、実に「映画的」な作品だということ。
いや、凄いですよ。
「映像」と「演出」が!
「宇宙世紀ガンダム作品、別次元に突入」といえるものでした。

ただ、具体的に「どこが良くて」「どこが期待ハズレ」か記事にしないと、これから視聴するか検討する方の「参考」にならないし、視聴した方の「別の人間の感想を楽しみたい」狙いにも嵌まらないので、詳しく個別に書いていきます。

2.物語
本作は以下のようです。

①物語は「原作・小説(上)」ほぼ改編無い。
②但し「原作・小説」は「小説・機動戦士ガンダム 逆襲のシャア ベルトーチカ・チルドレン」の続編。本作(映画)は「映画・機動戦士ガンダム 逆襲のシャア」の続編。

①「物語」については、本作の内容に触れる必要があるので、以下「ネタバレ」になります。
「ネタバレ」部分は****内で、文章の色も「青」にしてます。まだ「未視聴の方」は、「ネタバレ部分」を飛ばして頂ければと存じます。

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本作は以下の構成
①ハイジャック
②オープニング
③空港・ホテル
④市街地戦
⑤マフティ合流
⑥クスィー回収
⑦ラストバトル

①は緊迫感ある出だし。
「モビルスーツ戦が物足りない」との前評判でしたが、序盤の「ハイジャック」場面はハリウッド映画さながらにスリリング!
モビルスーツ戦が少ない部分も、こういうアクションで十分補填していると個人的に感じます。

②は①の最後に「ハサウェイ・ノア」を名乗った直後にオープニング切替。
ベタな差し込みですが、ドラマチックでキャッチーな演出。ズルいです。
モビルスーツのアップカットで流れますが、過去の「逆襲のシャア」ダイジェストシーンを載せて「物語の繋がり」や「映画・逆襲のシャアの続編のアナウンス」に利用するのもありだったかとも思います。
しかし、監督のネットインタビューをみると
「過去の作品を知らない方にも、本作だけで楽しめる作品を目指した」
というような内容のコメントがあるので、過去作つながりは
「解る人にはわかる」
程度で、露出を控えたのかもしれません。
オープニングの短い時間で「逆襲のシャアのダイジェスト」を流しても、情報過多でエンタメ性が薄れる気もしますし。

③は世界観・登場人物の紹介シーンなんですが、①が「急」で③が「緩」、④が「急」と、テンポ・バランスとしても良い感じ。
まず、背景美術が素晴らしい。
「宿泊ホテル」の立体的デザインが秀逸で、「泊まってみたい!」と素直に思える建物。
「澄み切った青空」と相まってリゾート体験している気分になります。

ストーリーは、ハサウェイとギギのやりとりが中心。
これにケネスも加わって、「正体を隠しながら、敵となる人物とふれあう」というガンダムでは得意のシチュエーションが続きます。
表面的に「ゆったりした時間」が流れる中に、一定の緊張感をもって物語が進行。
ギギの自由な振る舞いの危うさもあって、ハサウェイの正体を知られた状況が、グイグイ物語を引っ張って行きます。
このあたりは、原作が秀逸なんでしょうね。

ただ、これらのシーンで注目したいのは、各キャラクターの「演技」。
気まぐれなギギの豊かな表情の変化。内心苦悩するハサウェイの仕草。
声優さんの表現も相まって、殊更目が離せないシーンが続きます。

ストーリーのメイン以外では、連邦高官の家族が無邪気にハサウェイを招きいれたりするシーンを差し込み、かたや地元商店街でマンハンター捕獲描写をいれたりする事で、さりげなく貧富格差色濃い世界観を表現。
地元のタクシードライバーがマフティの有りようの矛盾をつくことで、マフティの行為を考えさせるのですが、それをモブの一般人の目線の台詞として言わせてるので、効果的に「特別な人たちの世界ではない、地に足がついた世界」を作り出しています。

④好評の「中盤の市街戦」はパニック映画さながらに。
このシーンは、皆さん言ってますが、是非劇場で見て、感じて欲しいです。
とにかく等身大の人間目線のモビルスーツの巨大さ、その戦闘が間近で起こる恐怖。
下手に文章にするより「体験」して欲しい。

⑤「マフティが基地に合流する」このパートは本編中、唯一「弛む」シーン。
「緩急」の後の「緩」ってこともありますが、マフティの仲間を紹介するパートでもあり、仕方ないところでしょうか。
これからクライマックスに向ける静けさと言えば納得?

⑥「クスィー受領」は、いよいよ主役機登場の期待感がでてます。
微妙なモビルスーツ操作シーンで、「クスィー受領が失敗するかも」といったハラハラする場面もあり、テンションが上がります。

⑦ラストバトル
終盤は「暗くて残念」との評価がありましたが、音響とパースや構図がよく、実に「映画的」。
アムロのサプライズ出演も嬉しい演出。
古谷さんは
「ハサウェイはアムロにとって、親戚みたいな感覚。甥に語りかけるように挑みました」
とのこと。
ここも是非、劇場で体験して欲しいシーンです。

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②「劇場版・閃光のハサウェイ」は小説版と違い「劇場版・逆シャア」がベース。
(小説版は、逆シャア・小説「ベルトーチ力チルドレン」ベース)
ですが、今回はその差は感じませんでした。

ちなみに「劇場版・逆シャア」と「小説・ベルトーチ力・チルドレン」の違いは、

①モビルスーツの違いとして、以下に代表される差異があります。
(左が「劇場版・逆シャア」、右が「小説・ベルトーチ力・チルドレン」)
「νガンダム」と「Hi-νガンダム」
「サザビー」と「ナイチンゲール」
「ヤクトドーガ」と「サイコドーガ」

②キャラクターの違いとして、以下に代表される差異があります。
(左が「劇場版・逆シャア」、右が「小説・ベルトーチ力・チルドレン」)
「チェーン」と「ベルトーチカ」
「ギュネイ・ガス」と「グラーブ・ガス」

③ストーリーの違いとして、以下に代表される差異があります。
(上が「劇場版・逆シャア」、下が「小説・ベルトーチ力・チルドレン」)
「チェーンのリガズィがクェス搭乗するアルパ・アジールを撃破。
逆上したハサウェイがチェーンのリガズィを撃破」

「ハサウェイがクェスを撃破」

今回、映画化にあたり、①のモビルスーツはオープニングに反映されてました。
今後のストーリー展開では、特に③がどう影響するか気になるところですね。


3.モビルスーツ

メインのガンダム2機はミノフスキーフライトする高火力モビルスーツとして、その飛行挙動がSE含め「特異」に表現されてました。
「上手いなあ」と感心する事しきり。
ジオン軍所属の私は、メッサーのガード越しのモノアイ描写、通常の重力下でのモビルスーツ挙動のリアル描写に痺れました。
プラモ欲しくなるかも。

余談ですが実は私、「ゲスト・モビルスーツ」のサプライズ出演に期待してました。
「Z」では「ジャブロー攻略」等で「MSV」等のサービスカットがありました。
「UC」でも「トリントン襲撃」等は熱かったですよね。
ですが、「ハサウェイ」では残念ながら、そういう「既存モビルスーツのサービスカット」はほぼ無し。(序盤にギャプランが出たくらい。)
ここを過度に期待すると、私のように残念な事になるのでご注意!

ついでに私の場合、更に
「富野由悠季氏が原作以外に参加してないから、氏が不参加の宇宙世紀キャラクターがチョイ役でゲスト出演してないかな。」
とか的外れな期待もしてました。
「この時期のバナージが登場」等、ファンサービスしてないかな・・・なんて、夢見てたんですね。
まあ、原作に登場しないビックネームが声で出演してますから、それ以上は贅沢ってもんですね。


4.富野由悠季・原作小説なのに、富野由悠季が製作に参加しないガンダム映画

富野由悠季氏の小説作品がアニメ化した際、その製作に富野由悠季氏が参加しなかった作品は、本作が初めてじゃないでしょうか?
そもそも氏の小説は、先にアニメありきのものが多く、氏の性格から小説先行アニメも「自分がやる!」と言いそうです。
今回は氏の手がける「Gのレコンギスタの映画化」を条件に、本作が成立した背景があり、
『富野由悠季・原作小説なのに、富野由悠季が製作に参加しないガンダム映画』
という珍しい作品が生まれました。
これは成功したのか?
興行成績では、先述とおり現時点で10億超え。
これは「劇場版・逆襲のシャア」に匹敵する数字。
しかも本作は公開3週間目の数字。これは大成功といえます。
この結果は、「コロナ禍という特殊環境」「入場料の設定」「ガンダムのブランド力」「原作小説の人気」「先行15分配信の期待感」等、色々と要因あるでしょうが、これら要因は基本的に公開当初のスタートダッシュに影響するもの。
公開3週目のこの時点での興行成績をみれば、
「初動の期待感の要因に負けない内容が、映画にあったから」
と言えます。
では何故、氏が製作に参加しないのに「作品の内容」として成功したのか。
最後にそこにスポットを当て、本記事を締めたいと思います。

まず富野由悠季というと、作品の「世界観」が素晴らしい。
以前、テレビ(NHKだったか)で氏の特集番組があり「世界観」制作現場が取材されてましたが、
「そこまで世界観を作り込んでるのか」
と驚かれていました。
「世界観」なら「ハリウッドの超大作」にも引けをとらないんじゃないでしょうか。

しかし、氏は「新しい世界」を詳細まで作りこんでしまう弊害からか、設定先行の専門ワード多めで物語が難解になる傾向が強いんですよね。
台詞回しも独特で、取っつきにくさに拍車がかかる印象。
(昔は「そこが良い」と思ってました。)

ところが本作、台詞回しは富野御大まんまなのに、物語も「わかりやすい」!

これはもしかしたら、今までのガンダムを知らない人でも楽しめるんじゃないでしょうか。

本作を富野氏が制作していたら、「生みの親」だけに「拘りの大事な部分」をカットできず、短い時間に膨大な情報を詰め込み過ぎて、難解な作品になっていたかもしれません。
それでなくとも「天才・富野」の「わかりやすさ」と、一般視聴者の「わかりやすさ」にはズレがあり、難解な作品になりがちに感じます。

今回、別スタッフが制作したことでピックアップする視点が変わり「わかりやすく」、才能あるスタッフによって素晴らしい演出・映像美の作品が誕生しました。

「原作・富野ガンダムの素晴らしい世界観・アウトライン」を「才能ある別スタッフが昇華」した作品、それが「劇場版・閃光のハサウェイ」。

『「ガンダム」を見に行って、「別次元のハイセンスな映画」に出会えた。』
そんな喜びを感じに、劇場に足を運んではいかがでしょうか?


『ガンダムフロント東京』(GFT)【ガンプラ】

2021-06-19 00:01:00 | ガンプラ
今日は「ガンダムフロント東京」の思い出について、です。
コロナ禍で不要不急の外出禁止なので、過去の外出の話でも・・・という企画です。

まず度肝を抜かれたのは、コチラ!



今では横浜に「歩くガンダム」なんてありますが、当時は存在してるだけで驚嘆。

足下から。



股下を特別に通れる日もありました。



夜はライトアップ!



では、店舗へ行ってみます。



「宇宙要塞ア・バオア・クー」!
テンション爆上げ!
現在は改装され「ガンダムベース東京」として生まれかわりましたが、「ガンプラ演出」は凄いんですが、こういうオブジェ演出は見なくなりました。



実物大「コアファイター」!
乗ってみたい!
過去にあった「富士急ハイランドのイベント」では、ゲームクリアのご褒美で、ガンダムのコクピットに乗れたらしいですが、ここでは乗れませんでした。
そのほか、有料で特別映像をプラネタリウムで見れたりと、夢のような施設でした。
当時ここで買ったお土産。



ガンプラです。
ガンプラもファースト世代の私は、本当に数十年ぶりの「ガンプラ
購入」!
リアルタイムでガンプラ買ってた私にとって、
「1/144に変形して収納できるコアファイター内蔵できるガンプラ」
は、正に当時夢見たアイテム!
当時の私は「1/144 コアブースター」付属の「コアファイター」でトライ!
・・・そして失敗・・・。
凄いよ!
ガンプラの進化!

でも、この写真だけ「たった今撮影」したものなんですよね。
つまり、未だに作らず放置。

調べたら「RG」というシリーズで、パーツ数が多く難易度高いガンプラ。
限定品だし、他のガンプラで肩慣らし・・・とか考えてる内に現在に至ります。

次回は、「肩慣らしに買ったガンプラ」について!
更新は、来週26日土曜日です!


『プロトタイプガンダム』(RX-78-1)【設定】

2021-06-12 00:01:00 | 機動戦士ガンダム ジ オリジン
今日は『プロトタイプガンダム』について、です。

この記事ではアニメ版『機動戦士ガンダム(以下、「ファーストガンダム」)』及び『MSV』と、アニメ版『機動戦士ガンダム THE ORIGIN(以下、「オリジン」)』の2種の設定を共生させた場合の矛盾を解決し、パラレル感を解消し、同世界感のものとしていきます。

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<おことわり> 
『オリジン版』は「パラレル」という概念がありますが、「パラレル」ではない事を前提に記事にしています。
『オリジン版アニメ化プロジェクト』が終了(安彦氏とカトキ氏が「オリジン劇場版パンフレット」で明言)した今、『ファーストガンダム』と物語が被らない(*1)となれば、他の外伝・サイドストーリー(*2)と立ち居地は一緒。
つまり、物語の理不尽な「上塗り否定」が少なく(*1)、多少の差異は他の映像化した外伝ガンダム同様に設定の改変で対応可能(*2)。
それであれば、『オリジン』『ファーストガンダム』の共生を「背景設定」をすり合わせて考えいていく・・・という見方です。

また、『オリジン』はアニメ以降も物語は「コミック版」で継続しますし、その設定もあります。
しかし、「ガンダム世界はアニメ版の設定が優先する」という大原則が、あります。
そのため「アニメ版オリジン」以降(「ガンダム大地に立つ」以降)の物語は、『アニメ版ファーストガンダム』が優先するので、その後の物語である『コミック版オリジン』設定は(ファーストガンダム版設定に抵触する部分は)無視します。

<*注釈>
*1 「ガンダム大地に立つ」以前が「オリジン」、以降が「ファースト」。物語の時期の住み分けができている、の意。
*2 ファーストガンダムで、「ジャブローにホワイトベースが到着し、その時期に「連邦軍の量産モビルスーツ・ジム開発・実戦初投入」と解釈されていたが、その遥か前に「ジム初期型」が登場し、連邦軍のモビルスーツ開発時期・設定を大きく改変した「08小隊」等。

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上述「おことわり」説明の私の方針から考えれば、『プロトタイプガンダム』は、「オリジン(アニメ版)」で映像化されておらず、「MSV」設定優先で良いと判断し、記事にする必要が無いんです。
しかし、記事にしたのには理由があります。

実は以前、「オリジン」と「ファーストガンダム」で、こちらをテーマにしました。


「ランバ・ラル専用ザクⅠ (MS-05B)」

私は、この「ランバ・ラル専用ザクⅠ(MS-05B)」が、「オリジン」設定を加味しても「存在する」可能性を記事にしました。
でも、この「ランバ・ラル専用ザクⅠ (MS-05B)」は「戦略戦術大図鑑(書籍)」の「文字設定」だけで、「アニメ映像(*)」に出演どころか、「MSV」のような「ビジュアル設定」すらないんですよね。
(*ゲーム「ギレンの野望」アニメムービーには「ラル専用ザクⅠ」が出てきますが、このムービーは「アニメ版で初登場シーンまで地球に行ったことの無いハモン氏が、地球降下作戦の祝勝パレードで地球に降下していた描写があった」りと、信憑性に欠けるので無視してます。)

強いて言えば「ガンプラMG(と、Zeonography)」で、公式商品として立体化(ビジュアル化)されているくらい。

と、なると「オリジン版プロトタイプガンダム」も同様に「公式商品化」されているんですよね。


『GUNDAM FIX FIGURATION METAL COMPOSITE <ガンダム試作一号機(RX-78-01)>』


カトキ・ハジメ氏は本製品にあたりビジュアル設定を描きおこしていますが、
「局地型ガンダム(RX-78-01(N)設定のために描きおこしたものですが、公式(オフィシャル)設定ではありません」
とコメント。

しかし、この『ガンダム試作一号機(RX-78-01)』の余剰パーツで製作されたという設定の「局地型ガンダム(RX-78-01(N))」が「ガンプラHG」で大々的に展開されているので、無視できないですよね。
(この設定って、「ガンダム(RX-78-2)」に対する「陸戦型ガンダム(RX-79G)」のパクリだよなあ。)


『局地型ガンダム(RX-78-01(N))』

という訳で、「オリジン版プロトタイプガンダム」である『ガンダム試作一号機(RX-78-01)』をみていきます。


『ガンダム試作一号機(RX-78-01)』 ※wiki
『地球連邦軍のRX-78シリーズの1号機。ガンダムの前身にあたる機体である。
媒体によっては「ガンダム試作1号機」「ガンダム試作機」「プロトタイプガンダム」と表記にバラつきがある。
機体カラーはテスト用の黄色を基調とし、機体各部にラインが施されている以外はガンダムとほぼ変わりないが、頭部のカメラアイがツインアイではなくゴーグル型である点が異なる(MSD設定の場合、ツインアイが防塵・対閃光用のバイザーで覆われている)。
また、ランドセルは高機動タイプを装備している。 』

それでは、次に「MSV版プロトタイプガンダム」をみてみます。


『プロトタイプガンダム (RX-78-1)』
『地球連邦軍が開発した試作型モビルスーツ。
RX-78 ガンダムの原型であり、ガンダム系MSの1番目の仕様となる。
黒を基調に銀や赤で塗装された機体は1号機として有名であるが、後にアムロ・レイが搭乗することになる2号機も当初は、塗装が白を基調としている他はこのプロトタイプと同じ外観であった。
本体の外見上の違いとして、ビーム・ライフルを前腕に固定するための窪み、足の甲の装甲のスリット状の模様等がある。
ジャブローで8機製造されたRX-78のうち、前述のように1号機と2号機の二機がこの外観で完成したが、小惑星基地ルナツーやサイド7に送られた後に二機ともRX-78-2型として改修され、塗装もサイド7に到着した後、1号機は白地に青と赤のアクセントでトリコロールのデモカラー、2号機は当初銀地に1号機と同様(青の部分のみ赤)の塗り分けを経て、銀地を白に変更されている。
つまり、『機動戦士ガンダム』第一話の時点でコンセプトとしてプロトタイプガンダムは宇宙世紀上には存在しておらず、最初からRX-78式2型として完成された3号機を含めて、サイド7には3機のRX-78-2型ガンダムが存在していたことになる。』

両者は「外見」「設定」と、比べるべくも無く別物です。

別物である以上、別の種類の機体と考えるべきでしょう。
ガンダムMS設定の法則「あるある」ですね。
(かつての「ザクⅡF2」が、「ザクⅡF」の解釈違いでデザインした経緯だったのに、別機体として設定したように。)

この「2種の別機体」が同じガンダム世界に共生するための設定を考えてみます。
ポイントは以下の点でしょうか。

①外見・性能面
「オリジン版」
・「左肩ガトリング砲」「背部キャノン砲」等、固定武装が目立つ。
・ザクマシンガン(ハイパーライフル)で装甲材に傷が付く描写がある。
・「コアブロック」が無い。
「MSV版」
・比較的無駄無くスリムな印象。
・装甲材は「ガンダム」と同じ「ルナチタニウム合金」の為、「ファーストガンダム」の描写どおりならば、ザクマシンガンでは装甲材に傷もつかない事になる。
・「コアブロック」が有る。

②開発系譜
「オリジン版」
・「一号機」としての扱い。
HPの「開発系譜」を見ても「一号機」の完成を元に「二号機(ガンダム)」を製作したものとなっている。
「MSV版」
・2機の「プロトタイプガンダム」を製作(完成時期はズレ有)。
2機とも「RX-78-2」に改修され、うち1機が「ガンダム(アムロ搭乗機)」となる。

③「オリジン版」特記事項
・完成した2号機(ガンダム RX-78-02)は、当初「ロールアウトカラー」でアンテナ形状もガンキャノンと同じタイプだったが、改修されて「V字アンテナ」「トリコロールカラー」となる。

④「MSV版」特記事項
・「RX-78-2」に改修され、「トリコロールカラー」となる。
・「サイド7襲撃」時に大破。公式設定上はその後不明。
・ゲーム「スピリッツ オブ ジオン」では、「ジャブロー攻略戦」で、従来の「プロトタイプガンダム」の「形状・カラー」で防衛線に運用されている姿が確認できる。

⑤余剰パーツ
「オリジン版」
・余剰パーツで「局地型ガンダム(RX-78-01<N>)」が開発された。
「MSV版」
・特に設定は無いが、「RX-78-2」の設定同様「余剰パーツで「陸戦型ガンダム」が開発された」可能性有。

「オリジン版」「MSV版」を共生させるには、以下にするしか無いでしょうか。


①『ガンダム試作一号機・戦術実証機(RX-78-01)』開発。
主に実戦と戦術兵装に開発の主眼がおかれ、コアブロックは別のプロジェクトが開発する事となった。
この機体は従来の「チタン合金」を装甲材に使用しており、「ルナチタニウム合金」は試験的に一部の装甲材に使われるに留まっている。
ビームライフルは完成形より若干大型(オリジン・初期版)なものが開発された。

②①に追いかける形で、パイロットの生存率を高める目的でコアブロックシステムを搭載した『プロトタイプガンダム(RX-78-1)』を開発。
この機体から、装甲材は全面「ルナチタニウム合金」となる。
ビームライフルは①より小型化したもの(MSVデザイン)が開発された。

③型式番号は「戦術実証機」の末尾を「01」「02」、「コアブロック実証機」の末尾を「1」「2」として区分した。

④「コアブロック実証機」の開発が遅延。「戦術実証機」の完成が早く、「二号機(RX-78-02)」も開発された。

⑤「コアブロック実証機」完成。

⑥「戦術実証機・二号機」に「コアブロック実証機」で成功した「コアブロック」を内臓する開発が進められる。
この時、コアブロック内臓による重量増の問題から、左肩の「ガトリング砲」や前腕部「甲」等は全てオミットされた。

⑦「二号機(RX-78-02)」が、コアブロック内蔵した「ガンダム(RX-78-2)」として完成。
ビームライフルも実用的なものが装備された(ファーストガンダム版)。
また、本機を元に後の「G3ガンダム」の素体となる2機目も製作された。

⑧「サイド7襲撃」により、「試作一号機・戦術実証機(RX-78-01)」は消息不明。
「プロトタイプガンダム・コアブロック実証機(RX-78-1)」は大破。「G3ガンダム・素体」は小破。

⑨「プロトタイプガンダム・コアブロック実証機(RX-78-1)」はジャブローへ輸送。余剰パーツで復元。
但し、余剰パーツが当初の「RX-78-1」仕様だった為、「RX-78-2」と同型にはならなかった。
仕様に合わせ、カラーは当初の「黒を基調に銀や赤」として塗装された。

⑩「G3ガンダム・素体」はモスク・ハン博士により、「マグネットコーティング」仕様の「G3ガンダム(RX-78-3)」として改修された。

これで、多少の改変はありましたが「オリジン」と「MSV」の「ガンダム系」共生できます。

オリジンには「ガンダム中期型」「ガンダム後期型」設定もあり、カンプラ化もしてますが、当初は「コアブロック」が無かった為、アムロ搭乗の「ガンダム」にしてしまうと「ファーストガンダム」の物語の大半で大陸分裂並みの変更を強いられます。
その為、以下にするしかないでしょうか。

①「ガンダム中期型(RX-78-02)」
「サイド7襲撃」により、コロニー外へ吸い出され消息不明となった「試作一号機・戦術実証機(RX-78-01)」が発見され、改修されたもの。
カメラアイのバイザーは除去され、カラーリングは「トリコロールカラー」へ変更される。
コクピットは「RX-78-2」同様にコアブロックに改修。
ただし腹部スペースの問題から「コアファイター」より小さい「コアポット」内臓となる。
ガトリングガンが両肩口に装備され(左前腕部甲は撤去)、肩アーマーにフックを追加された。
運用実績は不明。
②「ガンダム後期型(RX-78-02)」
中期型に「マグネット・コーティング」「宇宙戦闘用の高機動バーニア」等の改修を施したもの。
「RX-78-2」がマグネットコーティング化した際、本機にも導入されたという経緯。
運用実績は不明。

これなら、なんとか「オリジン版ガンダム」も「ファーストガンダム」に共生できます。

本日は以上です。
これで、とりあえず「オリジン」と「ファーストガンダム」の共生テーマは一区切りです。

次回は閑話休題。
「GFT」について、ですYo!

『V作戦』(遠・中距離・支援機)【設定】

2021-06-05 00:01:00 | 機動戦士ガンダム ジ オリジン
今日は『V作戦と遠・中距離支援機』について、です。

この記事ではアニメ版『機動戦士ガンダム(以下、「ファーストガンダム」)』及び『MSV』と、アニメ版『機動戦士ガンダム THE ORIGIN(以下、「オリジン」)』の2種の設定を共生させた場合の矛盾を解決し、パラレル感を解消し、同世界感のものとしていきます。

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<おことわり> 
『オリジン版』は「パラレル」という概念がありますが、「パラレル」ではない事を前提に記事にしています。
『オリジン版アニメ化プロジェクト』が終了(安彦氏とカトキ氏が「オリジン劇場版パンフレット」で明言)した今、『ファーストガンダム』と物語が被らない(*1)となれば、他の外伝・サイドストーリー(*2)と立ち居地は一緒。
つまり、物語の理不尽な「上塗り否定」が少なく(*1)、多少の差異は他の映像化した外伝ガンダム同様に設定の改変で対応可能(*2)。
それであれば、『オリジン』『ファーストガンダム』の共生を「背景設定」をすり合わせて考えいていく・・・という見方です。

また、『オリジン』はアニメ以降も物語は「コミック版」で継続しますし、その設定もあります。
しかし、「ガンダム世界はアニメ版の設定が優先する」という大原則が、あります。
そのため「アニメ版オリジン」以降(「ガンダム大地に立つ」以降)の物語は、『アニメ版ファーストガンダム』が優先するので、その後の物語である『コミック版オリジン』設定は(ファーストガンダム版設定に抵触する部分は)無視します。

<*注釈>
*1 「ガンダム大地に立つ」以前が「オリジン」、以降が「ファースト」。物語の時期の住み分けができている、の意。
*2 ファーストガンダムで「ジャブローにホワイトベースが到着し、その時期に「連邦軍の量産モビルスーツ・ジム開発・実戦初投入」と解釈されていたが、その遥か前に「ジム初期型」が登場し、連邦軍のモビルスーツ開発時期・設定を大きく改変した「08小隊」等。

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そもそも「地球連邦軍・モビルスーツ開発」設定上、「ファーストガンダム」と「オリジン」には以下の違いがあります。

①「ファーストガンダム」では「UC.007年3月 V作戦開始」。
「V作戦」により「遠・中・近の3タイプのモビルスーツ開発開始」。
「遠」はすでに開発されていた「ガンタンク」の前身となる機体の仕様変更。
「中」はガンキャノン、「近」はガンダムとして、新規モビルスーツ開発。
②「オリジン」では「一年戦争」開戦前から「ガンキャノン最初期型(RCX-76)」として「モビルスーツ」は実動しており、「ガンダム」も開戦前年(UC.0078)には開発に着手。

この2つを共存させる場合、ガンダム世界は「2つのアニメ作品の設定に矛盾が生じた場合、最新の作品を優先する」法則があります。
(「ファーストガンダム」に対する「08小隊」がそうです。)
とすれば、「オリジン」を優先して考えるべきです。

とはいえ、「オリジン」でも「V作戦」は存在したでしょうから、「遠・中・近の3タイプのモビルスーツ開発開始」までは一緒なんでしょうね。

(A)『ガンタンク』の開発。
まず、「遠距離支援タイプのモビルスーツ(実際はモビルタンク)」となる、『ガンタンク』についてみてみます。
「MSV」の文字設定では、「ガンタンク」の祖先は『RTX-44』でした。


(※画像は『RTX-44』を改修して完成した『陸戦強襲型ガンタンク(RTX-440)』。イメーシとして掲載したもので、『RTX-44』では無い。)

*『RTX-44』 
『モビルスーツバリエーション (MSV)』の文字設定が初出。
公国軍の地球侵攻作戦に際し、対ザク用重装甲兵器としてジャブロー基地を管轄として開発される。
実質的な開発は、61式戦車の後継となる次世代MBT(主力戦車)開発プロジェクトが発端であるが、RX計画の実施にともなって開発部門ごと統合され、基本仕様も「対MS戦にも対応可能な車両」に変更され、宇宙世紀0079年3月20日に4両程度が完成している。
MSではなく、「対MS用重戦車」とされ、戦闘車両に区分される。

武装は240ミリ砲2門、対空ロケット砲4門と十分な火力をもつが、総重量は97トンあり機動性が極端に低い。
のちのガンタンクと同様、車体制御用のコックピットのほかに頭部に当たる部分に「砲座」をもつ。
実戦に耐えうるものではなく、制式採用は見送られるが、戦争に反対して地球連邦に亡命して来た数名の公国軍のMS技術者の協力のもとに、本車をベースにコア・ブロック・システムや反応炉動力システムを追加し、全面的に再設計がおこなわれたのがガンタンクである。 』

次に『オリジン版』の「ガンタンク」の祖先『RTX-65』を見てみます。


『ガンタンク初期型(RTX-65)』 ※「オリジン公式HP」より転載。
『U.C.0065年に地球連邦軍が制式採用した大型戦闘車両。
実体弾砲撃能力を持つ、大口径砲2門を装備。
さらに対地対空戦闘にも対応した攻撃が可能なマニピュレーター装着型の4連装機関砲を採用。
これまでの戦車の概念を大きく飛躍した発想から誕生した同機は、大型戦車という新機軸により、各コロニーに配備された当初から威圧的な存在感を発揮。
治安維持として活用される。』

この2つは、以下の矛盾があります。

①『RTX-44』と『ガンタンク初期型 RTX-65』は、型式番号・末尾の数字が「44」と「65」。
常識的に考えて、『ガンタンク初期型 RTX-65』は『RTX-44』の21代後の後継機。
しかし、『RTX-44』は開発時期が『UC.0079年』、『ガンタンク初期型 RTX-65』の採用時期は『UC.0065年』と時系列が逆。
②機体評価も『実戦に耐えられない為、正式採用されなかったRTX-44』と『各コロニーに配備された当初から威圧的な存在感を発揮したガンタンク初期型 RTX-65』の開発時期が、『RTX-65』が先としいうのは矛盾。

これら矛盾は、
「『RTX-44』は『ガンタンク最初期型 RTX-44』と呼ばれ、『ガンタンク初期型 RTX-65』が正式採用された『UC.0065年』より以前に開発された連邦軍・最古のモビルタンク」
と設定すれば、筋が通ります。

そして、「ガンタンク(RX-75)」は、は既存フォーマット「ガンタンク最初期型(RTX-44)」の後継である「ガンタンク初期型(RTX-65)」を仕様変更したんでしょうね。


(B)「ガンキャノン」の開発。
次に「中距離支援タイプのモビルスーツ」となる「ガンキャノン」について。

『ファーストガンダム』の「ガンキャノン」を見て見ます。


『ガンキャノン』 ※wikiより転載。
『一年戦争のV作戦により開発されたRXシリーズの1機で、同じRXシリーズであるガンダムやガンタンクと共通規格のコア・ブロック・システムが採用されている。
地球連邦軍では二足歩行型試作ロボット「RXM-1」が開発されていたため、このデータを基に開発が進められた。
「ガンキャノン初期型 RX-77-1」が開発され、その改善型として「ガンキャノン RX-77-2」が完成する。』

次に「オリジン版」の「ガンキャノン最初期型」を見て見ます。


『ガンキャノン最初期型 RCX-76』
『地球連邦軍が主力兵器として運用していたMBT(メインバトルタンク)RTX-65 ガンタンク初期型の後継機として開発していた機体。
ガンタンク初期型は戦車の砲撃性能に加え、フレキシブルな攻撃を可能とするマニピュレーター装着型の4連装機関砲を両腕に装備した人型の上半身を持つ戦車の発展型の兵器として誕生した。
ガンキャノン最初期型は、ガンタンク初期型の砲撃性能をそのままに、下半身はより不整地走破性を向上させ、状況に応じて動きやすい歩兵的な運用を可能とする2足歩行型の兵器として開発されることとなった。
そのため、人型機動兵器ながらあくまで火砲による攻撃を重視した兵器として開発されており、地球連邦軍における兵器としてのカテゴリーはガンタンク初期型と同じMBTとなっている。』

「オリジン」の「ガンキャノン最初期型」は「モビルスーツ」では無く、「MBT(メインバトルタンク)」扱いなんですね。
その点でも、史上初の「モビルスーツ同士の実戦」は「ガンダム、大地に立つ」の「アムロ搭乗・ガンダム VS ジーン搭乗・ザクⅡ」に矛盾が出ないんだなあ。

この「ファースト版ガンキャノン」と「オリジン版ガンキャノン最初期型」は、

「ファースト版ガンキャノン」の祖先的モビルスーツ(設定上MBT)が「オリジン版ガンキャノン最初期型」

とすれば、矛盾が出なさそうです。
尚、『二足歩行型試作ロボット「RXM-1」』は設定上「摂取したジオンのザクを元に開発した人型ロボット」とあります。

そこを踏まえれば「ガンキャノン(RX-77)」は、

①一年戦争開戦前、ジオン軍でモビルスーツの開発をキャッチした連邦軍は、アナハイム・エレクトロニクス社へ委託し、「ガンタンク初期型 RTX-65」を参考としながら、「ガンキャノン最初期型 RCX-76」を開発。
②派生する試作機「ガンキャノン火力試験型」「ガンキャノン機動試験型」等も開発。
③「スミス海の虐殺」で、「ガンキャノン最初期型 RCX-76-02」惨敗。
④「RCX-76」後継機である「RC-77」は試作機まで完成していたが、「スミス海の虐殺」の結果を受け、計画は一時凍結。
⑤「一年戦争」開戦。ジオン軍モビルスーツにより初戦で大敗。
⑥「V作戦」発動。
⑦ジオン軍のモビルスーツ「ザク」を連邦軍が入手。
⑧「ザク」を元に人型ロボット「RXM-1」を開発。
⑨一年戦争・開戦前から完成していた「ガンキャノン RC-77」に「RXM-1」のデータを盛り込んで「ガンキャノン初期型 RX-77-1」を完成。
⑩「RX-77-1」を改修し「ガンキャノン RX-77-2」を完成。

といったところでしょう。


(3)「V作戦」について

(1)遠距離支援型「ガンダンク」、(2)中距離支援型「ガンキャノン」についで、近距離用モビルスーツ「ガンダム」の開発をもって「V作戦」のモビルスーツ開発は完成となります。
 
だだし、「V作戦」は「ジオン軍のモビルスーツ」を遥かに凌駕する「遠・中・近モビルスーツの開発」を目的としていました。
過去の「スミス海の虐殺」の経験から、開発する「遠・中・近の3タイプのモビルスーツ」は、ジオン軍モビルスーツ装備の銃器に耐えうる装甲を装備する事を最低限の条件が付されました。
そのため、新モビルスーツ「ガンダム(RX-78)」「ガンキャノン(RX-77)」「ガンタンク(RX-75)」全てにの装甲材に「ルナチタウム合金」が採用された。

といったところでしょう。

また、「v作戦」の3種、遠距離支援型「ガンダンク」、中距離支援型「ガンキャノン」、近距離用モビルスーツ「ガンダム」に共通する機構である「コアファイター」も、パイロットの生存率を高める点と、3種同時運営の互換性を高める点で、共通の開発条件として盛り込まれた。

この設定なら、当初の「v作戦」以降に単体で製造された「ガンキャノン」「ガンタンク」などには、3種同時運用の互換性は必要無い為、「コアファイター」が内蔵されていないタイプも存在したかもしれません。

「機動戦士ガンダム クロスディメンジョン0079 死にゆく者たちへの祈り」の「アルバトロス中隊」ガンキャノンとか、「機動戦士ガンダム外伝 宇宙、閃光の果てに」の「サラブレット隊」ガンキャノンとかは、ピクシーやガンダム4号機・5号機にコアブロックシステムが廃止されてるので、「コアブロックシステムのないガンキャノン」かもしれません。
単体運用された「ジオニックフロント」のガンキャノンもそうですね。

しかし、この説はゲーム「ギレンの野望」のガンキャノンを否定する事になるので、触れないほうが良いですね。

次回は、いよいよ「プロトタイプガンダム」について、です。

次回は来週6月12日、土曜日更新です。