ちょっと前に着弾しました。

【ROBOT魂 <SIDE MS> MS-07H-8 グフ・フライトタイプ ver. A.N.I.M.E.】
『機動戦士ガンダム 第08MS小隊』出自のMSで、1/144スケールですと、旧HGでもプレバンHGUCでも発売してます。
いずれも再販しなければ入手困難ですが、ガンダムベースで「21stCENTURY REAL TYPE Ver.」を店頭販売してる為、コチラは在庫があれば店頭で購入できるかもしれません。
本品は1/144スケールで初の公式「完成品モデル」。
プラモを作る暇の無い方には良い商品です。
劇中再現を意識した商品なので、エフェクトパーツや手首パーツが豊富。
素材の違いから比較的耐久性有り、劇中と同じような可動を目指している為、ブンドドし易いのも魅力。
それでは、開封します。

「本体」「ガトリングシールド(剣含む)一式」「交換用手首」「エフェクトパーツ」「Ez8用コンテナ」他が封入されてます。
「ROBOT魂・ガンダムEz8」に脱線しますが、前述どおり本品には「Ez8コンテナ」が付属します。この「Ez8コンテナ」により「Ez8」は周辺装備もほぼコンプ。
しかし「ROBOT魂・陸戦型ガンダム」は豊富なエフェクトパーツが発売しているにもかかわらず、「降下パック」が無いんですよね。
「ROBOT魂」は「SEED」と「水星」の二枚看板に移行した様相にみえ、「08小隊」の商品化に一服感が漂っています。
このまま「降下パック」未商品化のまま完結して欲しくは無いですね。
最近のアンケートに「ポケ戦」の「ズゴックE・商品化の希望」を問うものがあり、シリーズ商品の未発売期間が長期化してもサプライズ発売は期待できます。(「ガンキャノン量産型」の名は無かったですが。)
しかしEz8と並べる意味でも「陸戦型ガンダム・降下パック」は、早めに商品化して欲しいところ。
正面から。

さて本品は「ROBOT魂 グフカスタム」をベースにしたリデコキットに近い商品。
見た目もフライトタイプ特有の背部・脚部・コクピット部やウイング以外は酷似しています。
斜め。

本機の回りのベースは最近話題の100円ショップの「プラモデル用 連結ディスプレイベース」
コスパ抜群で連結できるので好評のようです。

【プラモデル用 連結ディスプレイベース】
上から。

・・・まあ、フライトタイプは脚が大きいので、この「ディスプレイベース」だと少々窮屈な感じでしたけど。
それでも俯瞰パースは、一気に「格納庫感」が増します。
下から。

下からは巨大感がマシマシ。「今から搭乗!」な気分に。
格納庫内は「震える山(前編)」のグフカスを彷彿とさせ、気分が上がります。
全体的な可動はグフカス並に充分なもの。脚が大きいので少々不自由に感じますが、デザイン上仕方ないですし、このデザインからすれば驚くほど動きます。
【頭部】

頭部は他のザク系・ROBOT魂同様に上部は外せます。(写真)
これを外してモノアイ可動させるのですが、当機はベースキット・グフカス同様に「モノアイガードの端(黒い部分)が一体化」しています。
これは、おそらく「切れ長の鋭い眼光」の見た目を重視したんでしょうが、個人的には「一体化せず、普通に切れ込み」して欲しかったなあ・・・と思います。
まあ、カッター等で切っちゃえばいいんですが、高額商品でそこまでの気持ちになりません。
【モノアイ可動】

モノアイは勿論可動します。
目一杯可動させてもストッパーがあるので「頭部と一体化したモノアイガードの黒い端」部分に隠れる事はありません。
さて、MSV好きの私は系譜からしても並べたいMSがあります。
【グフ飛行試験型】

元祖「飛行MS」。本機の祖先になります。
・・・ちょっと前の商品です。
今気付きましたが、ブレードアンテナの先端に「白い線」が入ってますね。
(写真はぼやけて判りづらいですが。)
下の「2本線」はデザイン上のラインですが、上の線は「誤塗装」か「白化」でしょうか。
「白化」だと破損・切断の可能性も有り、嫌だなあ。
確か初開封時に、2本あるブレードアンテナの内1本が本体側にこぼれ落ちてたんですよね。
輸送時に本体等から負荷が掛かっていれば、「白化」していても不思議ではないです。
ただ、初開封時には気付かなかったですから、今更文句も言えないですね。
まあ、もう1本のブレードアンテナは問題無かったですから、その点は助かってます。
(多分、初開封時も無事な方のブレードアンテナを見て安心して確認しなかったんでしょう。)
皆さんはは「初開封時に商品に異常が無いか」、私みたいにならないよう、ご確認する事をお薦めします。
【初期不良・色合い】
「初開封時に異常を確認」という点でいえば、当機も確認したところ「初期不良」がありました。

写真の「ガトリングシールド」。
左下の焦げ茶部に「白い点」があるのがお判りでしょうか。
この点、「白・誤塗布」か「塗装ハゲ」です。
見た感じ「塗装ハゲ」の可能性の方が高いかな。
とすれば「シールド表面の焦げ茶部は、塗装」という事になります。
「塗装ハゲ」は「フライトタイプ」の「ブレードアンテナ」と違い、「白化」の可能性=破損のリスクは低そうですし、塗装のはみ出し等は稀にあるので、こういうのは仕方ない・・・と言い聞かせてます。
「塗装ハゲ」はともかく、色合いに関しては落ち着いていて「塗装部」「成形色」ともに「オモチャ感が無い良品」と私は感じました。
【飛行試験型とフライトタイプ】
話が逸れましたが、飛行試験型とフライトタイプを並べてみます。

左から。

後ろから。

・・・なんか、思ったより系列感が無いですね。
「飛行試験型(H型)」はプロトグフ(YMS-07A)ベース、「フライトタイプ(H-8型)」はグフカス(07B-3)ベースだから、系譜感が出ないのか。
コクピットはどちらも「プロトグフ」ベースですが、「フライトタイプ(H-8)」はデザイナーのカトキ氏は「プロトグフ」ベースのコクピットにする事に猛反対したそう。(結局、カトキ氏の反対意見は通らなかったんですが。)
まあ、「飛行試験型」の後継「飛行型(H-4型)」はグフ(MS-07)ベースだから、グフカス(B-3)ベースの「フライトタイプ(H-8型)」がプロトグフ(YMS-07)ベースのコクピットタイプに「先祖返り」するのは違和感があったんでしょうね。
しかしコクピット以外は、さすがカトキ氏。「飛行型(H-4)」の後継機感が「フライトタイプ」にはあります。
その意味で「飛行型(H-4型)」も商品化されて3機並べたら、系譜感も出るかも。
バン○ム様に期待です。
【後ろ・羽根】

背部には大小6枚の「羽根」があり、全て可動します。
大きい上下の4枚羽根の可動はマストでしょうが、尻ノズル下の「焦げ茶の小型羽根」まで可動するのには感心。
ただ、大きい羽根はブンドド時に壊しそうで繊細に扱った方が良さそうに感じます。
【劇中可動】
ROBOT魂は「劇中と同じような可動を目指す」というコンセプトがあります。
本「フライトタイプ」が最も活躍した「三次元との戦い」に準えて可動を撮影してみます。
・・・なんて、私が楽しいからしてるだけですが。
「冒頭」

「Ez8」に本品「コンテナ」を付けてみました。
「コンテナ」を背負った「陸ガン」と並べると一目瞭然で、「Ez8」の色に合わせたコンテナである事が判ります。
「橋だ。」

「三次元との戦い」劇中シーンに合わせ、Ez8は「小型シールド」のカバーを外しています。
・・・お気付きでしょうか。
「小型シールド」に「08」マーク印刷が無いんです。
勿論カバーには「08」マーク印刷されてるんですが、カバーを外すと印刷無しという。
ちなみに「三次元との戦い」劇中の「Ez8」の「小型シールド」には「08」マーク印刷はあります。
以前ご紹介したムック本「機動戦士ガンダム ROBOT魂 ver. A.N.I.M.E.開発秘録」の付録デカールを貼れば良いんですが、ROBOT魂の「小型シールド」には「08」もしくは「07」マークが印刷されてるので「ナンバー無しの小型シールド」はむしろ貴重。
ここは「06」等貼って、「06小隊」再現なんてのも面白そうです。
「08」は「陸戦型ガンダム」のを使えば再現できますし。
・・・まあ、私のような貧乏性は高額のROBOT魂にシールを貼ること自体しないで終わりそうですが。
「橋」

橋には「トミーテック 1/144 ジオコレ・コンバットシリーズ DCM13 朽ち果てた橋 」を使用しています。
「ロックオン」

実は前述の「朽ち果てた橋」を2個使用してるんですが、それでも狭いですね。
「狙撃」

狙撃され被弾したシーンには、ROBOT魂には「被弾エフェクト(別売)」があるんですが、今回の撮影全般で忘れました。
「(被弾)狙撃だ!」「カレン!」

撮影上してませんが、MSが倒れた場合ROBOT魂には「砂煙エフェクト(別売り)」もあります。
このあたりのシーンまでは以前のブログでも撮影した記事を上げた記憶がありますね。
そういう意味で、今回は「三次元との戦い」再現2回目の挑戦。
「他にも!」

いよいよ「フライトタイプ」登場。
「フライトタイプ!」

上空からの構図。こういう撮影も面白いですよね。
「逆光」

太陽じゃなくて照明ですが。
「なんて堅さだ。」

陸戦型ガンダム系はRX-78「ガンダム」の余剰パーツで作った設定なんで、本家同様に装甲は堅いんですよね。
「向こうの奴も仕留めきれていない!」

「我が軍の支配地域じゃなかったのか!」

ホバトラの機銃でモビルスーツを攻撃するシーンは、「ガンダム、大地に立つ」でサイド7に侵入したザクを攻撃する駐屯軍の車輌を想起させて絶望感が漂います。
ちなみにホバトラの機銃は上下に可動します。凄いですよね。ROBOT魂って。
「ミケル!カレンをガンダムごと引っ張れ!」

ホバートラックと橋と陸戦型ガンダムを配置するだけでスケール感が出て、ジオラマっぽくなります。
「仲間を気遣う余裕があるのか!」


撮影では抜けてますが、ROBOT魂の「発射エフェクト」使えます。
「ミケル!サンダース!」

「無茶ですよ!2体1なんて!」

ミケルはシローを引き立たせる役割多いですね。
「もうだめだ」的アナウンス役で逆転するシローを立たせてくれます。
そんなミケルも本作では活躍しますが。
「2対1じゃない!」

このあたりのシローの言い回し、熱いですね。
「借りるぞ!カレン!」

どうも撮影技術が無いのか、カメラ・照明が悪いのか、ピンボケ写真が多いです。
「当てたのか!この距離を!

ここでシローが山の中腹にいる陸ザクを一撃で仕留めたのはカッコイイですよね。
「・・・エースと言うことか。ならば!」

このショートフィルム「三次元のと戦い」は本編「震える山(前編)」の前段にあたるそうで、本作後に「ラサ基地戦線」に08小隊が合流するそうです。
「震える山(前編)」ではサンダースがノリスに対し「コイツは、エースだ・・・!」と言うシーンがありますが、フライトタイプのパイロット・ジューコフ「・・・エースと言うことか。」のセリフは、対比として面白いです。
実際のパイロット能力は、ノリス>シロー>ジューコフと言うことが浮き彫りになったともいえますが。
「敵は、三次元の戦いをしている。」


写真でみて気付きましたが、フライトタイプ、棒立ちですね。
ちなみに故・飯田監督によれば、「フライトタイプ」をゲストにした別のストーリーを考えていたそうで、それによれば降下パックで降下作戦中の08小隊がフライトタイプに襲撃される話だったそうです。
話数等の都合でカットになったそうですが、そのシチュエーションも見てみたかったですね。
「僕に考えがあります!」

本作はミケルとサンダースの関係を拾いつつ、ミケルにスポットを当てる物語。
ミケルはパニック要員でダメなイメージが強いですが、ラストリゾート等、意外と出番多いんですよね。
普通な感性のキャラクターで一般人目線だから、視聴者の共感も得やすいという狙いもあるのかな。
「隊長!そっちに行きました!隊長の後方30mです!」

折角ですので、1/144ミケルのフィギュア(別売り)を使ってみました。
・・・本当はロープで宙ぶらりんなんですが。
「信じたあ!」




ショートフィルムですが、このあたりのシーンは熱量があります。
「なに!」

「うあああ!」


厳密にはアニメみたいに「コンテナ切り離し」はできませんが、この構図だと雰囲気でますね、
「抜刀」


アニメのようにガトリングの上の楯が半回転するようなギミックは無いですので、楯を乗せただけ。
でもまあ、雰囲気はでますね。
「距離をとるフライトタイプ」

「Ez8の抜刀」

この脹ら脛の開閉とビームサーベルを取付し、迫り上がる情景を再現できるのは嬉しいですね。
「ビームサーベル構え」



「うおああああ!」




アニメのシーンを別アングルから眺められるのも、この手の遊びの醍醐味ですね。
ROBOT魂コンセプトとおり、「フライトタイプ」「Ez8」ともに劇中再現の可動はほぼ出来ていると感じます。
皆さんも是非、楽しんで下さいね。