コチラが発売されました!
【ROBOT魂ver.a.n.i.m.e開発秘録】
ROBOT魂ver.a.n.i.m.eの魅力をふんだんに詰め込んだムック本。
ビジュアルは商品写真とデジラマを中心。
いずれも商品紹介ページの引用が多く、新規撮り下ろしはほぼ皆無。
前回ムック本では、数ページですが「新規撮り下ろしのプロ製作ジオラマ」があったので、そういった企画が無いのは残念なところ。
お値段も税込4,950円と高額。
値引き後のROBOT魂1体買えそうなレベル。
但し、オリジナルの「特製水転写デカール」が付録。
デカールは写真付き添付例もあり、使用ガイド説明案内付きで安心。
既出とはいえデジラマ写真は、元のデキは素晴らしいので「手元に残したい方」「未見の方」には嬉しい内容。
むしろ、既存デジラマ写真にもう少しページを割いて大きめに掲載しても良かった気もします。
構成も、「機動戦士ガンダム」「第08MS小隊」「ポケットの中の戦争」「0083」等、作品毎にページが分けられていて見やすいですし、後半には「MSV」特集と「MS開発系譜」ページがあり目を楽しませてくれます。
更に、「未商品化」紹介には、今後商品化がされる可能性あるMSもサンプル写真が多数掲載され、商品展開の期待感が高まります。
このページは「初出しMS・MA(!)」のサンプル写真ばかりで、本書のヴィジュアル目玉ページとも言える部分。
是非、実際にお手に取って頂ければと存じます。
個人的には「未商品化」の「シャ○専用ズ○ック」以外を、全商品化して欲しいところです。
「シャ○専用ズ○ック」は関節部分等のメタリックカラーが明るい系を採用していて冒険し過ぎな印象。
他はマストで商品化して欲しいものばかり。
特に新規造形の多いアノMSは、MSV企画時から「キャノン系」「スナイパー系」「ライトアーマー系」と並べる事を前提にした色合いのMSであり、商品化しないのはありえないレベル。
「シャ○専用ズ○ック」以外の一年戦争MSも、商品アンケートにあった「リアルタイプカラー」や「リアルマーキング」試作版写真も有り、思わず「欲しい!」と声を出したくなります。
想定外だったのは「○な状態のガ○ダム」!
「こうきたか!」と、アイディアに唸ります。
試作版・写真を見るに、「○な状態」等を気にしなくとも「展示物」として使っても面白そうです。
大型MAは、同シリーズ展開当初に試作品の写真を見た事ありましたが、大きさから商品化困難と思われてました。
ですが、この時期に再掲とは、まだ望みがありそうです。
でも、お値段が・・・。
コメント等文章は、前回ムック本は座談的コメントが主でボリュームに不満が残りましたが、今回は読み応え充分。
商品1つ1つ(全部では無いけど、あらかた)に、開発者の愛あるコメントが付されていて、制作コンセプトや製作時の苦労や楽しさが伝わってきます。
インタビューは、個人的に小田氏のコメントが目を引きました。
今後のMSV展開も楽しみです。
全体的に「ROBOT魂ver.a.n.i.m.e」のワクワク感が伝わってくる内容で、お値段に目を瞑れば決定版ムック本な印象です。
「ROBOT魂ver.a.n.i.m.eをお好きな方」
「開発秘話を知りたい方」
「今後の展開にワクワクしたい方」
「機動戦士ガンダムの世界をROBOT魂デジラマで見たい方」
には、特にお薦め!
前回のムック本にガッカリした方も、お値段が気にならなければ、いかがでしょうか?