木洩れ日通信

政治・社会・文学等への自分の想いを綴る日記です。

日々の生活に向き合う作品を

2023年04月03日 | Weblog

坂本龍一さん死去。71歳。私は彼より少し年上ですがほぼ同世代。まだいろんなことしたり考えたりできていますから、坂本さんもまだまだしたいこといっぱいあったと思うから悔しいでしょう。
坂本さんが音楽を担当した映画『戦場のメリークリスマス』と『ラストエンペラー』は見ています。
大島渚監督の映画は私は感心しませんが、とにかく話題性で映画館に行きました。「戦場ー」では将校の役で俳優としても出演してますよね。『ラストエンペラー』でも確か甘粕大尉役ではなかったですか?
国際的に知られ、評価された人としては作家の大江健三郎さんと双璧ですね。社会的な事柄にも無関心じゃなかった。創作活動をする人が社会のあらゆる事柄に無関心はありえないから当然ですが。
ガンの克服はこれからの人類の課題ですね。いつまでも生きるわけではありませんが、80ぐらいまでは活動したいですね。
朝ドラは植物学者牧野富太郎が主人公の「らんまん」が今週から始まります。造り酒屋の長男に生まれながら自分が関心のある植物だけに目を向けた稀有なある意味わがままな人生ですね。独身で家庭を持たなければそれもありだと思いますが。祖母役で松坂慶子が出てきますからその辺がおぜん立てした結婚でしょうが、家族の生活を顧みなかったのは無責任だと思います。その点で引っかかります。
現代的考え方でしょうが、生活の上で自立できない人生はそれだけでだめだと思います。「飯は誰が作っていると思ってるんだ、洗濯は?」牧野の時代はそうしたことにはるかに労力と手間がかかりますから。
以前書評で経済学者のアダム・スミスの食事は母が作っていたというのを読みましたが。

コメント
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