観光でにぎわう「アルプスの少女」の村

今日は地区の側溝清掃の日。
普段気を付けているのでたいしたごみはなし。
近所では大学合格者が話題に。信大の教育学部への合格がもう一人。女子で美術が得意。そういえば広い玄関に作品が並んでいた。向かいの息子さんと同期。小さいころはよく一緒に遊んでいたが・・・。
大学も少子化で学生集めが大変だが、信大は何といっても国立大学。旧制松高の流れをくむ。山あり河あり文化度も高いと思われている松本で過ごす学生時代は後の人生に役にたつと思う。、多分教師になると思うが視野の広い教師に成長してしてほしい。

ハイジを生み出したヨハンナ・シュピリ。知られていないその生活（Ｅテレ）。
自伝を書こうとしなかったシュピリだが、父は外科医、母は宗教詩人という恵まれた家庭に育ったが、両親とも社会活動に忙しく、愛情に恵まれた環境とは言い難い。その思いがハイジに反映している。両親を失い、叔母さんから祖父に預けられたハイジ。野性的な生活を満喫する様子が世界中の子供たちの共感を呼んだ。私も絵本ではなく本格的な訳本で読んだ。羊飼いのペーターとの交流、フランクフルトでの病身の少女クララとの友情。このクララの心情はかなり自分の子供時代の気持ちを反映しているようだ。夫と息子の死後、ハイジの物語の執筆にとりかかったようだ。心の空白を埋めるため？
舞台になったこの小さな村はおかげで世界中からやってくる「アルプスの少女ファン」の観光村になっている。物語に出てくるおじいさんの山小屋や干し草のベッドがある屋根裏部屋が再現され人気だ。観光客が泊まるホテルにレストランやお土産などが生活の糧だ。日本にもあるだろう。宮沢賢治や石川啄木、遠野物語の岩手がそれにあたるか。北海道もその意味で文学的旅情を誘うところ。長野県の軽井沢や安曇野も同じ。