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「アクロイド殺し」の妄想キャスティング

2017-11-18 16:52:25 | 映評でなく、映画についてのエトセトラ
オリエント急行殺人事件、もうすぐ公開ですね。
犯人を大発表します
というのは嘘ですが、あの豪華キャストはいいですね。
でも、ポアロ=ケネス・ブラナーは絶対無いと思いませんか?!

ところで、オリエント急行とならぶクリスティの犯人が意外すぎる作品のツートップである「アクロイド殺し」をもし映画化するなら…を考えてみました。
ただの妄想です

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「アクロイド殺し」を再読する。
初めて読んだ時は、これこそ文学だからなし得る面白さだ、だから映画化はできない。する意味もない。…と思ったのだけど、読み返してみると、そうでもないというか、普通にこれを映画化したものを見たいと思ってしまった。
随所随所で、タイプライターをたたくシェパードのカットを入れて、彼のナレーションで進めれば、まあ、小説にはかなわないまでも普通に面白い映画になるのではと思ったのである。
実はかつて映像化はすでにされていてBBC制作のテレビシリーズ「名探偵ポアロ」の1エピソードにあるといえばあるのだが、思い出すのもおぞましいトンデモな出来だった。
なぜかストーリーの語り部がシェパードではなく、ポアロになっているし、クライマックスは銃撃戦になってしまうなど、もはや登場人物の名前以外に「アクロイド殺し」の要素が無く、想像を絶する内容になってしまった。アクロイド殺しの映画化なんて無理だよ〜と匙を投げた脚本家がヤケクソになって大胆すぎる脚色をしたとしか思えなかった。

だから原作に忠実な映画化を夢見ての「アクロイド殺し」妄想キャスティング。
もちろんイギリス人役者で固める

主人公・語り部シェパード医師 → コリン・ファース
噂話大好きなシェパードの姉キャロライン → エマ・トンプソン
被害者ロジャー・アクロイド → ケネス・ブラナー
姿を消したアクロイドの甥ラルフ → ダニエル・ラドクリフ
アクロイドの妹セシル・アクロイド → ティルダ・スイントン
セシルの娘でラルフの婚約者フローラ・アクロイド → エマ・ワトソン
秘書レイモンド → エディ・レッドメイン(無理ならドーナル・グリーソン君で我慢する)
執事パーカー → マーク・ライランス
家政婦ミス・ラッセル → ヘレナ・ボナム・カーター
小間使いアーシュラ → シアーシャ・ローナン
ブラント少佐 → レイフ・ファインズ
麻薬中毒の青年チャールズ・ケント → ベン・ウィショー
最初に自殺するフェラーズ夫人 → ケイト・ブランシェット
ラグラン警部 → ニック・フロスト

おお、ここまでなんという完璧なキャスティングだろう。
若干イギリスでもない人も混じっているが。

しかし
本作においてもっとも肝心なキャストが思いつかない。

エルキュール・ポアロ である。

ベルギー人がいいんだけど、ベルギーの役者なんてジャン・クロード・ヴァン・ダムしか知らない。
彼が開脚180度しながら「灰色の脳細胞を使うのですよ」とか言ってるところはとても観たいが、やっぱそういうわけにいくまい。

フランス人ではどうだろう。
単にポアロっぽいだけではダメなのだ。
上記の豪華キャストの中にあってなお、強い存在感を放つ華と威厳と気品と知性が必要なのだ。
そうなると、ジェラール・ドパルデュー?ジャン・レノ?どうも知性を感じない。
ジャン・デュジャルダン?ポアロにしてはカッコよすぎる。

フランスもあきらめてヨーロッパ大陸で考える。
ハビエル・バルデム?
ブルーノ・ガンツ?
クリストフ・ヴァルツ?
んーでもこのへんの人がトレビヤンとか言うのはやっぱ失笑ものだ。

じゃあイギリスに戻ろう
パトリック・スチュアートは。ピカード船長っていうフランス人役を何年もやっていたし。今までの中では一番ありな気がするけど、年齢的にきつい
いっそちょっと太ってもらってダニエル・デイ・ルイスでどうか?

こうなったらアメリカにヘルプ
フィリップ・シーモア・ホフマン…は亡くなったし
パチーノ、デニーロ、ニコルソンとかになると映画が変わってしまう
ケビン・スペイシー。いいね。けど例のセクハラ問題で今は無理だ!
だったらスタローンはどうだ!

白人である必要もないからデンゼル・ワシントンもありじゃない?
いっそ東洋人にしてサモハンキンポーとか…
お、これは悪くない

以上!
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