5/4 愛知県刈谷市で行われた三河メディフェスの中で第12回小坂本町一丁目映画祭が開催された。
例年は豊田市で行われているとのこと。
全国から作品を公募し、10作品前後を選定。グランプリの選出などは行なわず賞金等もない。観客と映像作家との交流を趣旨としている映画祭。
実は去年も応募して落選したのだが、しっかりとした批評感想をたくさん頂いて、いい映画祭だと思った。
多くの映画祭が落選のみを伝えるそっけない返事しかくれなかったり、そもそも返事もくれずHPでの発表のみだったりするのだけど、小坂本町一丁目映画祭は審査員一人一人の評を付けたメールをくれた。もちろん落選だったから必ずしも良い評ではないのだけど、作品を預かって評価する以上は酷評だろうが伝える責任があると思っているので、誠実な映画祭だと思った。
ちなみに、30くらいの映画祭に応募して落選作品に対しても感想をくれたところは、小坂本町とPFFくらい。
さて、第12回小坂本町一丁目映画祭での我が作品「チクタクレス」の上映は午前の部。観客は30~40人くらい。10時57分からの上映。
上映前に司会者の方と上映後トークの打ち合わせ。
上映終了後監督の私と撮影の妻、そして会場に来てくれたスタッフのキシコ(アシスタント)と河西夫妻(美術協力とエキストラ出演)とステージで挨拶。
司会者の質問に答える。松本映画祭プロジェクトメンバーである河西さんはついでに商店街映画祭のPRも。
その後、場所を変えて観客の方々とのトークセッション
作品のきっかけとか、口喧嘩のシーンは脚本があったのか、とか諸々の質問にお答えしました。
入選作品のひとつ「ラストムービー」の監督の古本恭一さんとは2010年の蓼科高原映画祭で入選作家同士としてお会いし、その縁で私が松本の商店街映画祭への出品をお願いしたら作品を応募してくれて、その作品「サクラサクラ」が見事に商店街映画祭グランプリを受賞。
というわけで3年ぶりくらいで再開しました。
おぉ~なんて声をかけてきて、蓼科のときに会った私の妻にも、蓼科の入選作で主演していて映画祭にも行っていたキシコにも声をかけてくれる。「僕は女性は絶対忘れないんですよ」と、さらっと言ってのける古本さんはかっこいい。
その「ラストムービー」は作品的にも、主演の古本さんの演技も素晴らしい傑作。打ち上げのあとも私らと一杯付き合ってくれて嬉しかったのです。そうだ、古本さん主演で映画撮ろう、なんて軽はずみなことを酔った勢いで口走ってしまった 。
男前な古本監督と。
それはともかく、映画祭では招待作と小坂本町一丁目映画祭スタッフが主体となっている(予想)M.I.F.制作の映画などもふくめ全部で12作品が上映された。
入選作では、前述の古本さんの作品のほか、ラブストーリー映画祭、中之島映画祭、札幌ショートフェストなどなど、どれも私が落選した映画祭で入賞や入選を果たした少しまぶしい作品が多く、それらはやっぱりさすがのクオリティだった。
東京での自主映画の撮影事情なども聞けてためになった。
また、入選作品の一つ「菊とサカツキ」の下向拓生監督(メガネイケメン)は現在松本在住だということで、松本映画祭プロジェクトメンバーに紹介できたことは大きい収穫だった。
松本に確かな実力のある監督がいるのがわかり、何か安心というか、嬉しい。
下向監督が、松本映画祭プロジェクトや、新谷さん横内さん麻和さんや、あるいは松本の演劇界とコラボして凄い映画を作る未来を少し思い描いてしまった。
M.I.F.でこれから制作予定の作品の予告編がかかり、暴れ狂う女、暴力、ゲロ…と、かなり私の好きな描写があって期待大。本気で映画作ってる感がいいなあ
全体的に出品者思いの映画祭だった。賞金も上映料も出ないけど、話す機会を作ってくれるし、入選作家同士が話しやすいように作品を観れるような便宜もはかってくれる。
実際に映画を作っている人たちが運営しているだけに作品や出品者への敬意が強い。
打ち上げで記念品を頂いた時の写真。ちなみにネクタイはダマー映画祭で知り合った小原正至監督(「木曜日午後8時」「なみならぬ想い」)からいただいたものです。
打ち上げでは例によって入選監督の皆さんと沢山話すことができた。
今回、古本さんと再会できたように、この中のどなたかとまた違う映画祭で再会できるように、頑張って新作を撮ろう…と思った。
-----
上映作品の短評はこちら
********
自主映画制作団体 ALIQOUI FILM
最新作「チクタクレス」
小坂本町一丁目映画祭Vol.12 入選
日本芸術センター映像グランプリ ノミネート
例年は豊田市で行われているとのこと。
全国から作品を公募し、10作品前後を選定。グランプリの選出などは行なわず賞金等もない。観客と映像作家との交流を趣旨としている映画祭。
実は去年も応募して落選したのだが、しっかりとした批評感想をたくさん頂いて、いい映画祭だと思った。
多くの映画祭が落選のみを伝えるそっけない返事しかくれなかったり、そもそも返事もくれずHPでの発表のみだったりするのだけど、小坂本町一丁目映画祭は審査員一人一人の評を付けたメールをくれた。もちろん落選だったから必ずしも良い評ではないのだけど、作品を預かって評価する以上は酷評だろうが伝える責任があると思っているので、誠実な映画祭だと思った。
ちなみに、30くらいの映画祭に応募して落選作品に対しても感想をくれたところは、小坂本町とPFFくらい。
さて、第12回小坂本町一丁目映画祭での我が作品「チクタクレス」の上映は午前の部。観客は30~40人くらい。10時57分からの上映。
上映前に司会者の方と上映後トークの打ち合わせ。
上映終了後監督の私と撮影の妻、そして会場に来てくれたスタッフのキシコ(アシスタント)と河西夫妻(美術協力とエキストラ出演)とステージで挨拶。
司会者の質問に答える。松本映画祭プロジェクトメンバーである河西さんはついでに商店街映画祭のPRも。
その後、場所を変えて観客の方々とのトークセッション
作品のきっかけとか、口喧嘩のシーンは脚本があったのか、とか諸々の質問にお答えしました。
入選作品のひとつ「ラストムービー」の監督の古本恭一さんとは2010年の蓼科高原映画祭で入選作家同士としてお会いし、その縁で私が松本の商店街映画祭への出品をお願いしたら作品を応募してくれて、その作品「サクラサクラ」が見事に商店街映画祭グランプリを受賞。
というわけで3年ぶりくらいで再開しました。
おぉ~なんて声をかけてきて、蓼科のときに会った私の妻にも、蓼科の入選作で主演していて映画祭にも行っていたキシコにも声をかけてくれる。「僕は女性は絶対忘れないんですよ」と、さらっと言ってのける古本さんはかっこいい。
その「ラストムービー」は作品的にも、主演の古本さんの演技も素晴らしい傑作。打ち上げのあとも私らと一杯付き合ってくれて嬉しかったのです。そうだ、古本さん主演で映画撮ろう、なんて軽はずみなことを酔った勢いで口走ってしまった 。
男前な古本監督と。
それはともかく、映画祭では招待作と小坂本町一丁目映画祭スタッフが主体となっている(予想)M.I.F.制作の映画などもふくめ全部で12作品が上映された。
入選作では、前述の古本さんの作品のほか、ラブストーリー映画祭、中之島映画祭、札幌ショートフェストなどなど、どれも私が落選した映画祭で入賞や入選を果たした少しまぶしい作品が多く、それらはやっぱりさすがのクオリティだった。
東京での自主映画の撮影事情なども聞けてためになった。
また、入選作品の一つ「菊とサカツキ」の下向拓生監督(メガネイケメン)は現在松本在住だということで、松本映画祭プロジェクトメンバーに紹介できたことは大きい収穫だった。
松本に確かな実力のある監督がいるのがわかり、何か安心というか、嬉しい。
下向監督が、松本映画祭プロジェクトや、新谷さん横内さん麻和さんや、あるいは松本の演劇界とコラボして凄い映画を作る未来を少し思い描いてしまった。
M.I.F.でこれから制作予定の作品の予告編がかかり、暴れ狂う女、暴力、ゲロ…と、かなり私の好きな描写があって期待大。本気で映画作ってる感がいいなあ
全体的に出品者思いの映画祭だった。賞金も上映料も出ないけど、話す機会を作ってくれるし、入選作家同士が話しやすいように作品を観れるような便宜もはかってくれる。
実際に映画を作っている人たちが運営しているだけに作品や出品者への敬意が強い。
打ち上げで記念品を頂いた時の写真。ちなみにネクタイはダマー映画祭で知り合った小原正至監督(「木曜日午後8時」「なみならぬ想い」)からいただいたものです。
打ち上げでは例によって入選監督の皆さんと沢山話すことができた。
今回、古本さんと再会できたように、この中のどなたかとまた違う映画祭で再会できるように、頑張って新作を撮ろう…と思った。
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上映作品の短評はこちら
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自主映画制作団体 ALIQOUI FILM
最新作「チクタクレス」
小坂本町一丁目映画祭Vol.12 入選
日本芸術センター映像グランプリ ノミネート