最近の外国(欧米)映画の邦題といえば、
1)英語圏の映画の場合、原題をカタカナ読みする(「ミリオンダラー・ベイビー」)
2)ただし、"a" や "the" 、それに三単現の "s" や複数形の "s" は省く("The Terminal"→「ターミナル」、"Sideways"→「サイドウェイ」)
3)非英語圏の映画の場合、原題を英訳してカタカナ読みする(「バッド・エデュケーション」)
・・・が主流だ。
つまんない。
特に2)は英語覚えたての人たちに間違った知識を与えるので、やめてほしい。
動名詞の"ing"がついた単語を丸々省くことも多い気がする"Finding Neverland"→「ネバーランド」、"Saving Private Ryan"→「プライベート・ライアン」。あ、でも「ファインディング・ニモ」なんてあったっけ。
カタカナ書きだと長くなる場合、タイトルをざくっと省略
"A Very Long Engagement"→「ロング・エンゲージメント」
"Eternal Sunshine of The Spotless Mind"→「エターナル・サンシャイン」・・・「純白な心の永遠の輝き」なんてタイトルじゃ誰も見に来ないから仕方ないか・・・さりとて省略なしだと
「ねえねえ、エターナル・サンシャイン・オブ・ザ・スポットレス・マインド観た?」「うん観たよ。ところでエターナル・サンシャイン・オブ・ザ・スポットレス・マインドの脚本書いた人ってさぁ・・・」と喋るのも疲れてくる。「マルコビッチの穴」("Being John Malkovich")なんてセンスある邦題だったと思うんだけどな・・・
たまに原題直訳でも、意訳でも、原題と全く違う意味でも、日本語化された邦題に出会うとうれしくなる。
とは言え、センスのいい邦題ってなかなか見られなくなった気がする。
「エレニの旅」だって、センスない。なんのこっちゃ?エレニって誰?ま、アンゲロプロスだし見ようか・・・って感じ。"The Weeping Meadow(英語題)"→「涙に濡れた草原」(ちょっと意訳)て感じでセンスあるコピーライターに考えて欲しかった。
"Mar Adentro(Sea Inside)"→「海を飛ぶ夢」はいい邦題だったと思う。「内なる海」ではちょっとカタい。飛んだり夢見たりする感じの軽い響きを与えて、見たいなぁという気にさせるし、実際、海を飛ぶ夢見てたしね。
というわけで本題
こんな邦題を考えてみた(2005年上半期作品対象)
原題に使われた単語を活かしてるように思わせつつ、原題のニュアンスは完璧無視して(直訳でも意訳でもなくデタラメ)、人目を引く邦題考えて、観客動員アップを図るのだ!!
"LES CHORISTES"(コーラス)
→「大合唱」 「大」がつくと、かっこいいだろ?
"The Aviator"(アビエイター)
→「飛んでるあいつ」 時代錯誤な青春ものな感じ
"Danny the Dog"(ダニー・ザ・ドッグ)
→「わんわんダニー」or「ダニー・ザ・ポチ」 かわいいいん
"Million Dollar Baby"(ミリオンダラー・ベイビー)
→「百万ドルだぜ、おねーちゃん」 金で女を釣る男の話みたい
"WAR OF THE WORLDS"(宇宙戦争)
→「世界が・・・うぉぉ!!」 世界の中心で・・・みたい
"Kingdom Of Heaven"(キングダム・オブ・ヘブン)
→「天国のキングだもん!!」 だだっ子オーリィ
"BLADE : Trinity"(ブレイド3)
→「ブレイド、取りに行って!!」何を?
だんだん、ただの駄洒落になってきた・・・この辺でやめまする
最後に、
"The Forgotten"の邦題は、「ドヒューーーーン・・・」とかにすべきだったね。
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自主映画撮ってます。松本自主映画製作工房 スタジオゆんふぁのHP
1)英語圏の映画の場合、原題をカタカナ読みする(「ミリオンダラー・ベイビー」)
2)ただし、"a" や "the" 、それに三単現の "s" や複数形の "s" は省く("The Terminal"→「ターミナル」、"Sideways"→「サイドウェイ」)
3)非英語圏の映画の場合、原題を英訳してカタカナ読みする(「バッド・エデュケーション」)
・・・が主流だ。
つまんない。
特に2)は英語覚えたての人たちに間違った知識を与えるので、やめてほしい。
動名詞の"ing"がついた単語を丸々省くことも多い気がする"Finding Neverland"→「ネバーランド」、"Saving Private Ryan"→「プライベート・ライアン」。あ、でも「ファインディング・ニモ」なんてあったっけ。
カタカナ書きだと長くなる場合、タイトルをざくっと省略
"A Very Long Engagement"→「ロング・エンゲージメント」
"Eternal Sunshine of The Spotless Mind"→「エターナル・サンシャイン」・・・「純白な心の永遠の輝き」なんてタイトルじゃ誰も見に来ないから仕方ないか・・・さりとて省略なしだと
「ねえねえ、エターナル・サンシャイン・オブ・ザ・スポットレス・マインド観た?」「うん観たよ。ところでエターナル・サンシャイン・オブ・ザ・スポットレス・マインドの脚本書いた人ってさぁ・・・」と喋るのも疲れてくる。「マルコビッチの穴」("Being John Malkovich")なんてセンスある邦題だったと思うんだけどな・・・
たまに原題直訳でも、意訳でも、原題と全く違う意味でも、日本語化された邦題に出会うとうれしくなる。
とは言え、センスのいい邦題ってなかなか見られなくなった気がする。
「エレニの旅」だって、センスない。なんのこっちゃ?エレニって誰?ま、アンゲロプロスだし見ようか・・・って感じ。"The Weeping Meadow(英語題)"→「涙に濡れた草原」(ちょっと意訳)て感じでセンスあるコピーライターに考えて欲しかった。
"Mar Adentro(Sea Inside)"→「海を飛ぶ夢」はいい邦題だったと思う。「内なる海」ではちょっとカタい。飛んだり夢見たりする感じの軽い響きを与えて、見たいなぁという気にさせるし、実際、海を飛ぶ夢見てたしね。
というわけで本題
こんな邦題を考えてみた(2005年上半期作品対象)
原題に使われた単語を活かしてるように思わせつつ、原題のニュアンスは完璧無視して(直訳でも意訳でもなくデタラメ)、人目を引く邦題考えて、観客動員アップを図るのだ!!
"LES CHORISTES"(コーラス)
→「大合唱」 「大」がつくと、かっこいいだろ?
"The Aviator"(アビエイター)
→「飛んでるあいつ」 時代錯誤な青春ものな感じ
"Danny the Dog"(ダニー・ザ・ドッグ)
→「わんわんダニー」or「ダニー・ザ・ポチ」 かわいいいん
"Million Dollar Baby"(ミリオンダラー・ベイビー)
→「百万ドルだぜ、おねーちゃん」 金で女を釣る男の話みたい
"WAR OF THE WORLDS"(宇宙戦争)
→「世界が・・・うぉぉ!!」 世界の中心で・・・みたい
"Kingdom Of Heaven"(キングダム・オブ・ヘブン)
→「天国のキングだもん!!」 だだっ子オーリィ
"BLADE : Trinity"(ブレイド3)
→「ブレイド、取りに行って!!」何を?
だんだん、ただの駄洒落になってきた・・・この辺でやめまする
最後に、
"The Forgotten"の邦題は、「ドヒューーーーン・・・」とかにすべきだったね。
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「百万ドルだぜ、おねーちゃん」1人下さい(^^)
エイヴィエイターって発音しなきゃならないですもんね。
最近の長い邦題も覚えにくいです・・・
レモニースニケットとか・・・
世界でいちばん不運で幸せな私とか・・・
関係ないんですが、だいぶ昔、南野陽子主演の「私を抱いて、そしてキスして」のチケット買う時恥ずかしかったことを思い出します。
>kossyさま
でも、アビエイターを正しい発音にすると、築地の魚河岸でおっちゃんから「いい海老へぇったぞ」と言われるような感じがするので、あんなんで仕方ないんじゃないでしょうか
邦題って言えば、韓国映画の邦題も微妙ですよね
「ねえねえ甘い人生観に行こう」「いや、バンジージャンプする」「・・・・・・どうぞ」