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映画作りの糧とすべく劇場鑑賞作品中心にネタバレ徹底分析
映画ブロガーら有志23名による「10年代映画ベストテン」発表!

2024 アニメベストテン!

2025-01-21 12:37:00 | アニメ
2024アニメベスト10!

映画全然見なかった2024ですが、テレビアニメはやたら見ました。
こちらはベストテン選んでもいいくらいは観ている気がするので、2024放送または配信されたアニメの中から個人的なベストテンを書いてみたいと思います

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10位 「小市民シリーズ」




高校生の探偵が推理で数々の謎を華麗に解決…というほどではなく解決する事件がどれもこれも些細な、どうでもいいような事件ばかりで、なんだかほほえましい。どうやって洗い物を出さずに美味しいココアを作ったのか、からしシュークリームロシアンルーレットに当たったのは誰だったのか、などなど
そして、時折入る、鈴木清順風のカット割りのシュールさ
派手にならず、大したことは起こらず、無駄に難解な演出を最初は楽しんでいたが、だんだん慣れてきて飽きてきたころに起こる大事件。小佐内さん誘拐事件。平穏に過ぎていくはずだった小鳩君の高校生活の歯車が狂い始め、色々と思わせぶりな演出で第一期終了。第二期制作決定ということでよかった。こんなものよく続ける気になった。英断だ。
雰囲気アニメと揶揄されるかもしれないが、いいではないか。雰囲気を楽しもう。

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9位 「アストロノオト」




原作なしのアニメオリジナルというものはよい。1クールできっちり完結するのは心地よい。
調理師の資格を持ちながら無職で困っていた主人公の宮坂は、あすなろ荘というまかないつきアパートの料理長の求人に応募する。あすなろ荘(看板は古くて汚れて「あすトろ荘」と読める)の管理人、美人の豪徳寺ミラに一目ぼれした宮坂はそこで働くことに。ところがじつはミラさんミボウ星という星の王位継承者で、かつてこのアパートに降り立った母が残した「鍵」を探していた。ミボウ星の王位継承権争いに巻き込まれる宮坂だが、どっちかというとあすトろ荘の訳ありな住人達とのすったもんだの方が問題で
そんなアホくさいSFラブコメである。社会になじめないあすトろ荘の住人たちが、それぞれ自分を変えることなく、今の自分の素晴らしさに気づいていく様が感動的だ。自分を肯定することがテーマだったように思う。そして最終回で無理やり巨大ロボバトルに展開させるところ、わかっている。


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8位 「チ。-地球の運動について-」




まだ第二クール放送中なので、暫定順位でこの辺に。
主人公がまさかの?!な原作読まずに見てほしい度肝抜く展開。
地動説を信じる者たちの葛藤と、弾圧者たちとの緊張感あふれるどころじゃない、パンパンに張り詰めた展開。
毎回、エンディングがかかるたびに、ふうぅと息を吐く。しかしいつも次週に向けて嫌な予感しかしない。
ただし…いくつか不満も。
まず映像が暗すぎる気がする。テレビの設定を一番明るくしても、真っ黒な画像の中で声だけが聞こえるような場面がある。うちのテレビや視聴環境の問題だろうか?とはいえ、あの時代の夜なんて、じっさいあれくらい暗かったのかもしれないが。
これはたかだか映像のことだからいいとして、もう一つ、わりと根幹に関わるところとして
本作は、漫画という形態に最適化された作品だったのではないか?そのままアニメ化するには向いてない作品だったのかもしれないという疑問。
たとえばヨレンタが実家に帰り父と話をするシーン。父の姿はあえて映さずにヨレンタの顔だけを写し父と会話をしている。ヨレンタの父が誰なのかをこの時点ではあえて隠し、後にサプライズとして使う意図が原作にはあったと思われる。だが私は父の声で、父の正体がわかってしまった。(この時私は原作をここまで読んではいなかった)
原作そのままに映像化してはいけなかったのだ。父との会話はヨレンタが父がこう言っていたなどと語らせるなど、原作を尊重するが故の脚色が必要だったのではないか?
これは一例に過ぎないが、全体的に漫画だから成立するストーリーや演出を、アニメに置き換える工夫が必要に感じた。
とはいえ、やはりストーリーの良さに惹きつけられる。最終的な評価は放送すべて終了後にとっておきたい。

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7位 「ゆるキャン△ SEASON3」




アニメは基本的に録画して後日か、または配信で観るのだが、ゆるキャン△SEASON3だけは、リアルタイム鑑賞しまして…
というのも、当時持っていたテレビは2番組同時録画ができず、ゆるキャンと同じ時間に録画予約していた番組があったので。
まあ何日か遅れて配信で観ればいいのだけど…何日も待てない!!
そういうわけで、ゆるキャン始まる前にお風呂済ませ、時間になったらテレビつけてチャンネル合わせてって、小学生のころのように鑑賞した唯一の作品なのである。
そんなに好きならもっと上位にしても良かったのだけど、なんとなく「ゆるキャン△」という作品は「その年のベスト!!」などと言うのが似合わないというか、ほんとうにどこもかしこもゆるゆるなので、7位くらいがおさまりいい気がするのである。
じ・・・じつは・・・ゆるキャン△大好きでして…
SEASON1~2、スピンオフ短編アニメ、大人になったリンたちを描いた劇場版、ついでに実写ドラマ版も観ていまして。
で、監督が交代してのSEASON3は、始まる前は不安だったけど、始まってみればなんてことない、いつもどおりのゆるゆるのゆるキャン△だった
これこそ、ほんと何も起こらない。だって3期の最終回で描かれたのは千明の尿意問題とか、イヌコがずっとジンギスカンは豚肉だと思わされていたことが発覚とか、どうでもええわなエピソードばかり。逆にうれしいわ。
それでもなんでも、うっすらSFテイストすら漂う第7話と第8話の千明たちのキャンプ回想編は神回。
回想なのにそこにいなかった人物が紛れ込んでくる。現実と想像が入り乱れたカオスが楽しめる。ゆるキャン△でこんなSFファンタジーが楽しめるとは…
ちなみに私の推しは千明ちゃんです。
余談)
響け3と同時期の放送で、響けだとあんなに悩み苦しんでいた久美子を演じた黒沢ともよさんが、ゆるキャンの綾乃ちゃん役だと1ミリの悩みもなく楽しそうで色んな意味で響けの口直しとして良かった…

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6位 「薬屋のひとりごと」(第一期第2クール)




2023のアニメベスト10に続けてのランクイン。現在第二期の放送も始まっており3年つづけて薬屋の物語を堪能できてうれしい。
2023の10月期から続けて2024の3月まで2クール続けての放送だった薬屋。第2クールでは猫猫の実の父親らしき人物との闘いが描かれる。比較的淡々と謎解き日記が描かれた第一クールに比べると、物語はよりドラマチックに、よりエモーショナルに。壬氏の正体にも迫るような展開も、血だらけになって暗殺計画を阻止する猫猫の姿も熱い。
第一クールの時は、演出や映像より物語に惹かれると書いたが、第2クールになるとキャラクターも深堀りされ、物語もその見せ方が洗練されてきた気がして、作品トータルとしての力が強まった。

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5位 「【推しの子】」(2期)




2.5次元舞台編がとにかく最高に熱い。
原作者と脚本家の意思疎通不全のエピソードは、セクシー田中さん事件より前に本作が放映されていたら…と胸が苦しくなる。
2.5次元舞台でのアクア、カナ、あかねらの役者としての性質の違いを反映した演技の違いの解説はとても面白いし、またそれぞれが自分の殻を破って役者として成長していく姿は胸に熱い何かが込み上げる。
もちろん本番ぶっつけで急にやるなよとか、クールダウンの仕方に全く触れてなくて心配とか、色々ツッコミたいところはあるのだけど、圧倒的な熱量が鑑賞中はそんなツッコミを許さない
映像制作に関わる全ての人に見てほしいと思った。

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4位 「葬送のフリーレン」(第一期第2クール)




こちらも2023から続けての放送分での評価。2クールでは1級魔法使い認定試験編が中心となる。
シュタルクの出番がほぼなくなってしまったのが残念だが、様々な濃いキャラの魔法使いたちが競い合い、ときには殺し合いながら課題をクリアしていく様はとても面白かった。魔力切れしたデンケンさんの「男なら殴り合いじゃぁ!」は最高にうけた。しかも殴り合いに勝ってるし。
本作については、エヴァン・コールの音楽がてとも素晴らしく、サントラCDは今年買ったCDアルバムの中でベストの1枚。最も多く聴いたCDになった。
エヴァン・コールはアメリカで映画音楽をやれば10倍のギャラとアカデミー賞ノミネートくらい軽くいけそうなのに、日本で活動してくれるのがとても嬉しい。
横浜で行われた「葬送のフリーレンオーケストラコンサート」にも行ってまた感動。フルオーケストラとコーラスによる大迫力の演奏に感動。その思い出込みでフリーレンは2024の非常に重要なアニメとなった。
普通なら第2クールでオープニング曲とエンディング曲は新しくなるものなのに、フリーレンはエンディングは変えず1クールにつづけてmiletの「Anytime, Anywhere」を流してくれた。エヴァン・コール編曲によるこの歌が1クール2クールと続くことで作品は統一感が出た。
コンサートでもmiletがゲスト出演し同曲を披露。その後のトークでエヴァン・コールの編曲でコードがガラッと変わったということを話していた。エヴァン・コールはその方が作品にあっていると思ったからと話す。作品の作曲担当が主題歌に関わるべき理由が垣間見えた。


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3位 「勇気爆発バーンブレイバーン」




第一話で、NATOと自衛隊の合同軍事演習が行われている。各国はロボ型兵器を運用しているが、そのデザインはギリリアリティありの武骨ないかにも兵器で、20〜30年後くらいにはこうなってるのかもしれないと思わせる。リアルロボ路線のアニメなのかと思わせて、そこに突如襲来する異星の侵略軍。地球の技術とは明らかに異なるなにかまがまがしいデザイン、そして圧倒的に強い。
それはそれでエヴァンゲリオン的というか、リアルロボvs異星テクノロジーのバトルはそそられる。
だがしかしそこに乱入してくるのは明らかにそれまで丁寧に積み上げられたリアリティや作品世界を全部ぶち壊すようなコッテコテベッタベタのヒーローロボ。
主人公のイサミに、さあ乗るのだ、などと口パクパクさせて喋りかける。イサミがコックピットに乗り込むと、なぜかコックピット内で大音量でコテコテのヒーローアニソン風のブレイバーンの歌が流れている。
そしてブレイバーンは必殺技名を叫びながら異星の軍隊をバッタバッタとなぎ倒し、最後はカメラに向かってバッチリ決めポーズ。
一体何が始まったんだ!!?と唖然とする第一話だが、一方でヒーローロボアニメのお約束的なところはだいたい抑えて、それらをギャグにもして、盛り上げどころにもしている。第二話以降も予測不能な展開が続き、でもこれは古き良きヒーローロボのオマージュとしてわざとコテコテな作品にしているのだろうから、ツッコむより先に楽しもうと気持ちも切り替わっていくが…
終盤、そ…そういうことだったのか…と、これまでのギャグやオマージュの類と思っていたものが全て伏線回収されていくような、驚きを超えて魂を揺さぶるような感動に持っていく剛腕ストーリー。
そんな次第で、ビジュアルからは想像つかないような本格SFにして感動巨編のブレイバーンを皆様もぜひ!

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2位 「妻、小学生になる」




本作は純粋に物語に引き込まれた。
アニメならでは感はないし、斬新さもない。でもそんなものいるんだろうか?「こんなの見たことない!すごい!」みたいな驚きは要らなかった。思い返せば映画もドラマも丁寧なストーリーに惹かれた。
亡くなった最愛の妻が10年たったある日小学生の姿になって戻ってくる。
そんな事があったらどんなに嬉しいだろう。しかしそれは2度目の別れが来る事を意味していた。それはどんなに悲しいだろう。
小学生になった妻、あるいは小学生になった母との幸せな日常から一転していく後半、ストーリーから目が離せなくなった。
原作も買った。アニメに追いつかないようにゆっくり読み進めた。
原作ももちろん面白かった。
アニメは原作14巻分をわずか12話に凝縮している。原作には実はやや冗長な印象をもった。アニメはエピソードの取捨選択と再構成がうまく、濃密な物語となり悪くなかった。例えば原作における貴恵と同じ境遇の小説家のくだりをアニメ版からオミットしたのは正解だと思う。原作に忠実に2クールでやる手もあったかもしれないが、それだと原作以上に冗長になったかもしれない。
しかし、終盤の3話くらいに関しては、アニメは何か結末を急ぎすぎているように感じた。せめてもう1話か2話増やしても良かったのでは…と思ったが、原作の終盤を読んでそういう問題ではないと思った。
原作とアニメは終盤の展開はほぼ同じだ。アニメは原作に忠実に映像化していた。なのに原作の方がはるかに強く心打たれた。なぜか。原作は感動のあまりページをめくる手が止まってしまったのだ。アニメは強制的に流れていく。その違いだったと思う。
とは言え、アニメ版「妻、小学生になる」が2024年ナンバーワン級の感動ストーリーだったことは揺るぎない。
ところで、本作に「アニメならでは感はない」と書いてしまったが、そうではなかった。一つあった。
原作漫画でも実写ドラマでもできないアニメならではの良さは、大人貴恵と小学生貴恵を同じ役者が演じられるということだ。さらに言えば貴恵の抜けた万理華も含めて3人を演じ分けた悠木碧さん。この役者が本作に魂を入れていた。放送中のCMで芳文社の雑誌紹介を大人貴恵のナレーション版と小学生貴恵版とそれぞれあるのも良かった。(配信だとこういうことはわからんだろう)

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1位 「響け!ユーフォニアム3」




2024年、アニメに限らず広く映像作品全体で考えても、響け3が自分にとってはベストワンだと思う。
2015年放送の第1期から始まる久美子と麗奈の物語は、最高に美しくも悲しい、しかしながら見事な完結を果たす。
思わず第1期や2期や劇場版を見返して、あの時のあの発言が、この展開が、と思い出してまた3期を観て感慨にふける、みたいなことをずっとしていた。
序盤こそ大きなドラマはなく、演奏シーンもなく、スロースタート感はあるが、9話以降は最終回まで毎回神回の怒涛の展開。
10話の久美子演説は響け史上にのこる名シーンを超えてアニメ史上伝説の名演説として教科書に残したい。
そして原作読んだ人も読んでない人も驚愕の校内オーディション。1期の麗奈vs香織先輩の対決を知ってるが故に溢れ出す感情。1期の大吉山エピソードと同じ場所で立場を変えてあの時を反復する久美子と麗奈。
成長する久美子と、変わらないでいてくれる麗奈。つまり音楽の天才麗奈を久美子が人間として追い越していくような、切ない友情。
最後の4話はどこを切っても神々しく尊い。
そして最終回のエピローグ。2015年から始まった久美子たちの3年と、現実としての9年間をピタリとリンクさせたエンドに喝采を送りたくなった。

第一話で塚本秀一が新入生歓迎演奏で星野源の「恋」を演奏しており、これは2017年の春から物語が始まるのだとわかる。
アニメ版第1期(久美子1年生編)放送が2015年だから3年生編が2017年設定なのは当たり前であるが、現実の日付と合わせて考えると感慨深い。
久美子2年生編を描いた劇場版が2019年春公開。順調にいけば2020年か21年に第3期放送になるはずだった。
しかし2019年の夏。京アニ放火事件。
そして2020年からコロナ禍。管楽器主体の部活のドラマを描きにくい世の中になった。
ネタバレは避けたいので詳しくは書かないが、最終回のあれから数年の北宇治高校の描写の中にたくさん積まれたアクリル版のカットがあり、コロナ禍における吹奏楽部員たちの努力や奮闘の後が垣間見える。
京アニのあまりに重い9年
世界的な惨禍を経験した9年
その9年をともに乗り越えた久美子たちは今日も北宇治で頑張っている。ありがとう。俺も頑張ろうと思えた。
最終回は2024年に見る事ができて良かった。2024年に見なくてはならなかった。そんな作品を作ってくれた京都アニメーションに心からありがとうを言いたい。

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選外だが印象深かった作品は
「逃げ上手の若君」
「鬼滅の刃 柱稽古編」
「異世界スーサイドスクワッド」
「ダンダダン」

ただし「ダンダダン」の脚本構成にはものすごく問題を感じる。
毎話、え?そこで終わり?な切り方。エピローグを翌週のタイトル前に持ってくるのは個人的には好きじゃない。しかも1期の終わりがあれって…桃は何ヶ月もお風呂に沈られたままか!かわいそうだろ!早く助けろよオカルン!
もしかすると原作もあんな感じでめちゃくちゃなつなぎだったのかもしれないが
毎話ごとの構成をきっちりしつつ、シーズン全体での構成もガッチリしている吉田恵里香脚本(虎に翼、ぼっち・ざ・ろっく)がいかに優れていたかよくわかった
しかしダンダダンは役者の演技もアクション演出もすごいし、第一話の「高倉健です」ドガーーンのところはクソしびれた。第2期が楽しみではある。

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改めて、ベストテン一覧
1位 響け!ユーフォニアム3
2位 妻、小学生になる
3位 勇気爆発バーンブレイバーン
4位 葬送のフリーレン(1期第二クール)
5位 【推しの子】(2期)
6位 薬屋のひとりごと(1期第二クール)
7位 ゆるキャン△ SEASON3
8位 チ。地球の運動について
9位 アストロノオト
10位 小市民シリーズ

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2024アニメの音楽
いわゆる主題歌では、薬屋2クールOPの「アンビバレント」(Uru)、ゆるキャンOPの「レイドバックジャーニー」(キミのね)、推しの子EDの「Burning」(羊文学)、逃げ若OP「プランA」(DISH//)、ダンダダンOP「オトノケ」(Creepy Nuts)、あと劇場映画だけど「キミの色」の劇中でしろねこ堂の歌う「水金地火木土天アーメン」も素晴らしく好きでありましたが…2024のもっとも熱く、魂をわしづかみにされた主題歌は圧倒的ぶっちぎりに勇気爆発バーンブレイバーンの主題歌「ババーンと推参!バーンブレイバーン」(ブレイバーンCV鈴村健一)である。
聞けばわかる。あまりのかっこよさ、熱さに悶え死にしそう。主人公ロボの名前連呼系主題歌ってやっぱりいいなあ!サビにかぶせて必殺技名叫びのセリフまで入る。
ブレイバーンを演じる俳優自身が歌うこの曲が、戦闘中にブレイバーンのコクピットの中で鳴り響くというアニメ定番演出のギャグ化…と思いきや、そうした笑えるような設定が全て愛と感動へと転化する終盤展開を思い出すと目頭が熱くなる。
さあ一緒に歌おう
バーンバンババンバンババババンブレイバーン

余談)テレビサイズだとわからないが、間奏のトランペットソロがあまりにカッコ良すぎて笑う。響けの高坂麗奈にトランペットで吹いてほしいと謎妄想する



劇伴音楽としては響けシリーズの集大成のような渾身の力作「一年の詩〜吹奏楽のための」の松田彬人や、キミの色、チ、ダンダダンとよく名前を見た牛尾憲輔が印象深かった。

けれども2024のベスト劇伴音楽はエヴァン・コールの「葬送のフリーレン」だ。
真面目な話、エヴァン・コールは世界的にもすごい才能の持ち主というか、ジョン・ウィリアムズの下の世代がハンス・ジマーとかとして、その下または下の下の世代の世界代表になれるんではなかろうか。壮大かつ美しいオーケストラサウンドはクラシック好きにも刺さる。アメリカ人だけど日本の誇りだ。これからも日本のアニメやドラマでの素晴らしい楽曲を期待しつつハリウッドで活躍するところも見てみたい





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2024アニメ俳優オブザイヤー

即決。悠木碧さんで決定。



(素の悠木碧さんはとても美人だと思うがプラスメガネ属性がヤバい)
「妻、小学生になる」の三役だけでもすごいのに同年に「薬屋のひとりごと」猫猫と、「逃げ上手の若君」玄蕃まで演じるとは凄すぎる。控えめに言って天才だ。




久美子演説を決めた黒沢ともよさん、ダンダダンの桃ちゃん若山詩音さん、推しの子・演じることは復讐だ!の大塚剛央さん(薬屋任氏も)、主題歌こみで激アツのブレイバーン鈴村健一さん(鬼滅伊黒さんも)も素晴らしかった。

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そんなこんなで長々と書き連ねた2024アニメベストテンでした!
また素晴らしいアニメでお会いしましょう!


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