という訳で今日は第11回エース杯準決勝の後に行なわれた、
エキシビジョンマッチの様子をお送りします。
まさに「ドリームマッチ」というべき顔ぶれで行なわれた試合、
勝負を決めたのは序盤の一手でした。
(2008年6月22日追記: 一部記述を変更しました。
クーちゃんどうもです。)
----
エキシビジョン2回目 (セイ《セイコ》、おのっち、クー、アイオテ《とえ》)
決勝開始を前に、一人の女性が会場のプレイヤー達に紹介される。
アリューシャと《ブレスト伯爵》(と、その生前の姿である《ブレストナイト》)をこよなく愛する、
広島在住のアヴァロンプレイヤー、セイコである。
「地元には既にアヴァロンが無い」という彼女の為、
急遽エキシビジョンの枠が空けられることとなった。
勿論彼女が使うのは《ブレスト伯爵》3積み、
《ブレストナイト》も1枚積みという「ブレストデッキ」である。
対するは最早お約束というべき「師弟コンビ」おのっちとクー、
そして津田沼エースには久々の来店となる「本八幡のレジェンド」とえ。
この「本八幡の3連星」を相手に、
「緑の騎士」がどう立ち向かうのか注目だ。
<<<試合開始>>>
マップは太陽の庭園(夕方)、南西スタート。
セイはいきなり《天女の羽衣》を唱え、
その後《ユキ・ダルマン》を配置するというほぼベストの立ち上がり。
一方クーは先回りして祠横に付け、
とえは十分な先回りが出来ずに立ち往生。
そしておのっちは祠横に付けて――《アーミーアント》を配置。
今回は《審判の石像》ではない様だ。
ホルダーとなったセイコは3マス歩いた後に《ライフルーツ》を配置し、
更にテレポート後に《ボウズ》も配置。
これで手札の色を隠してから1つ目の祠に到着。
早くも真打《ブレスト伯爵》を登場させ、
手札は《ユキ・ダルマン》の助力で2枚となった。
セイコの手札を見たプレイヤーの間からどよめきが起こる中、
チェイサーターンが始まる。
序盤出遅れたとえが《ピノ》+手札白で待ち構える中、
祠横の2人が同時に飛び込む。
1番手となったクーの侵略は、何と《ブレスト伯爵》。
明かにセイコを意識したモンスター選択だったが、
戦闘開始と共にサテライトに突伏したのはクーの方であった――セイコの支援、《特性侵食》。
《威圧のオーラ》付きの攻撃値75をまんまと空振りさせられたクーは、
「やりすぎたか…」
そして2番手のおのっちに戦闘が回ってくる。
「弟子」の惨敗を見て勝利を確信した「徐晃」もとい「師匠」は、
満を持して《アーミーアント》に《増殖》を付けて侵略。
まだ序盤ということでささやかなパラメータ上昇となった《アーミーアント》――そして実況の絶叫。
「こっちも先制だったー!」
何と《アマゾーネ》の支援を受けた《ブレスト伯爵》が《アーミーアント》を一刀両断。
《ユキ・ダルマン》で引いた分も含め、
2枚のカードがどちらも先制という結果に、
ギャラリーは大歓声を上げ、
「師弟」は揃ってサテライトに突伏すこととなった。
「師弟」の出鼻を挫くことに成功したセイコ。
しかし支援が被ったかとえの祠待ちへのソリューションが無かったか、
《ユキ・ダルマン》を配置して立ち往生してしまう。
《ユキ・ダルマン》の効果で手札が4枚になったセイコに対し、
リベンジを賭けて「師弟」が再び戦闘を挑む。
ここでも1番手となった「弟子」クーの侵略モンスターは、《Mr.ジェントル》。
セイコは《弱体化の霧》で耐えようとするが、
そこに狙い澄ましたクーの《かすめ取り》。
《ジェントル》も上昇値15と絶好調で、
クーにオーバーキルボーナスを齎した。
おのっちがライフアウトとなる中、
クーのホルダーターンが始まる。
手札を赤白としたとえの防衛網に対し、
クーは《魔神の麓》+《亡者の盾》で攻め込む。
とえは《名刀の刃紋》で対抗しようとするが――
《麓》の耐久値…19+5=24
《ピノ》の攻撃値…15+7=22
祠1つでセイコに追い付いたのは、クーの方であった。
《麓》の力で手札を赤2とし、
逆転の足がかりとしたいクー。
試合時間も半分が過ぎたということでここが正念場といったところだが、
彼の配置した《現世の歩兵》がおのっちの《インフィニティー》+《亡者の盾》で「除去」され、
更に体勢を立て直したセイコが傍らに《ブレストナイト》を置いてクーに迫る。
赤しか無ければ避けの心配は無いと、
セイコが繰り出したのは――《ブレスト伯爵》+《AI》。
この「ダブル《ブレスト》」による攻撃値30+先制の前に、
手札に《フェレット》しか無いクーはここでライフアウトとなった。
前ターンのうちにとえもライフアウトを迎えたこともあり、
唯一人の「無傷」となったセイコは、
手札を1枚――まだ《ボウズ》の効果は残っているのだ――残しながら《コアラ先生》で《ブレスト伯爵》を置き、
2つ目の祠を獲得。
これで1位はほぼ確定となった。
マップはそのままで迎えたチェイサーターン。
殆ど消化試合という雰囲気の中、
神速戦法、もとい《インフィニティー》の力を借りておのっちが1番で戦闘を予約。
しかし手札に決定打を引き込むことが出来ず、
《スケールイータ》+《珍獣の羽》という非力な侵略手段に頼らざるを得ない。
そしてそこに無情にも突き刺さるセイコの《亡者の盾》。
結局鍵は《ジラコバルト》+《ヤドカリン》で攻め込んだとえの手に渡った。
さて先回りしていたクーが祠待ちをしなかったこともあり、
次の祠は空。
とえは《ゴースト》の力を借りて漸く1つ目の祠を獲得。
配置《メタル・ハーン》、手札黄白でチェイサー達を迎え撃つ。
残り3分を切った中迎えたチェイサーターン、
祠横で待ち構えていたクーが動く。
その侵略モンスターを見てとえが一言――。
「卑怯だよこれ!」
その侵略モンスターは、クーの代名詞《バルキリー燕》。
更に戦闘画面になって実況がまたしても絶叫する。
「でかっ!」
《麓》と《現世》で23/27となった《燕》に《心眼》を付けられては、
とえに出来ることはサテライトに突伏すことだけだった。
戦闘に絡めなかった「朱桓」もとい「師匠」が2度目のライフアウトを迎える中、
クーは2つ目の祠へ。
配置《バルキリー燕》、手札緑で意地を見せるが、
ライフアウト1回の差は決定的だ。
時間的に最後となるチェイサーターン。
祠横から攻め込むセイコに対し、
クーは《ハコリス》で抵抗を試みるが――、
セイコの侵略、《クワガドス》+《亡者の盾》。
<<<試合終了>>>
序盤で劇的な「先制2連発」を決めたセイコが、
そのアドバンテージを活かして逃げ切り勝ちを決めた。
クーは終盤食い下がるものの、
おのっちの「除去」によるライフアウトが痛手となった。
<<<最終結果>>>
1位: セイコ (緑の騎士)
2位: クー (恐らくいつもの燕)
3位: とえ (恐らく借り物)
4位: おのっち (蟻と思わせて覇王の剣)
エキシビジョンマッチの様子をお送りします。
まさに「ドリームマッチ」というべき顔ぶれで行なわれた試合、
勝負を決めたのは序盤の一手でした。
(2008年6月22日追記: 一部記述を変更しました。
クーちゃんどうもです。)
----
エキシビジョン2回目 (セイ《セイコ》、おのっち、クー、アイオテ《とえ》)
決勝開始を前に、一人の女性が会場のプレイヤー達に紹介される。
アリューシャと《ブレスト伯爵》(と、その生前の姿である《ブレストナイト》)をこよなく愛する、
広島在住のアヴァロンプレイヤー、セイコである。
「地元には既にアヴァロンが無い」という彼女の為、
急遽エキシビジョンの枠が空けられることとなった。
勿論彼女が使うのは《ブレスト伯爵》3積み、
《ブレストナイト》も1枚積みという「ブレストデッキ」である。
対するは最早お約束というべき「師弟コンビ」おのっちとクー、
そして津田沼エースには久々の来店となる「本八幡のレジェンド」とえ。
この「本八幡の3連星」を相手に、
「緑の騎士」がどう立ち向かうのか注目だ。
<<<試合開始>>>
マップは太陽の庭園(夕方)、南西スタート。
セイはいきなり《天女の羽衣》を唱え、
その後《ユキ・ダルマン》を配置するというほぼベストの立ち上がり。
一方クーは先回りして祠横に付け、
とえは十分な先回りが出来ずに立ち往生。
そしておのっちは祠横に付けて――《アーミーアント》を配置。
今回は《審判の石像》ではない様だ。
ホルダーとなったセイコは3マス歩いた後に《ライフルーツ》を配置し、
更にテレポート後に《ボウズ》も配置。
これで手札の色を隠してから1つ目の祠に到着。
早くも真打《ブレスト伯爵》を登場させ、
手札は《ユキ・ダルマン》の助力で2枚となった。
セイコの手札を見たプレイヤーの間からどよめきが起こる中、
チェイサーターンが始まる。
序盤出遅れたとえが《ピノ》+手札白で待ち構える中、
祠横の2人が同時に飛び込む。
1番手となったクーの侵略は、何と《ブレスト伯爵》。
明かにセイコを意識したモンスター選択だったが、
戦闘開始と共にサテライトに突伏したのはクーの方であった――セイコの支援、《特性侵食》。
《威圧のオーラ》付きの攻撃値75をまんまと空振りさせられたクーは、
「やりすぎたか…」
そして2番手のおのっちに戦闘が回ってくる。
「弟子」の惨敗を見て勝利を確信した「徐晃」もとい「師匠」は、
満を持して《アーミーアント》に《増殖》を付けて侵略。
まだ序盤ということでささやかなパラメータ上昇となった《アーミーアント》――そして実況の絶叫。
「こっちも先制だったー!」
何と《アマゾーネ》の支援を受けた《ブレスト伯爵》が《アーミーアント》を一刀両断。
《ユキ・ダルマン》で引いた分も含め、
2枚のカードがどちらも先制という結果に、
ギャラリーは大歓声を上げ、
「師弟」は揃ってサテライトに突伏すこととなった。
「師弟」の出鼻を挫くことに成功したセイコ。
しかし支援が被ったかとえの祠待ちへのソリューションが無かったか、
《ユキ・ダルマン》を配置して立ち往生してしまう。
《ユキ・ダルマン》の効果で手札が4枚になったセイコに対し、
リベンジを賭けて「師弟」が再び戦闘を挑む。
ここでも1番手となった「弟子」クーの侵略モンスターは、《Mr.ジェントル》。
セイコは《弱体化の霧》で耐えようとするが、
そこに狙い澄ましたクーの《かすめ取り》。
《ジェントル》も上昇値15と絶好調で、
クーにオーバーキルボーナスを齎した。
おのっちがライフアウトとなる中、
クーのホルダーターンが始まる。
手札を赤白としたとえの防衛網に対し、
クーは《魔神の麓》+《亡者の盾》で攻め込む。
とえは《名刀の刃紋》で対抗しようとするが――
《麓》の耐久値…19+5=24
《ピノ》の攻撃値…15+7=22
祠1つでセイコに追い付いたのは、クーの方であった。
《麓》の力で手札を赤2とし、
逆転の足がかりとしたいクー。
試合時間も半分が過ぎたということでここが正念場といったところだが、
彼の配置した《現世の歩兵》がおのっちの《インフィニティー》+《亡者の盾》で「除去」され、
更に体勢を立て直したセイコが傍らに《ブレストナイト》を置いてクーに迫る。
赤しか無ければ避けの心配は無いと、
セイコが繰り出したのは――《ブレスト伯爵》+《AI》。
この「ダブル《ブレスト》」による攻撃値30+先制の前に、
手札に《フェレット》しか無いクーはここでライフアウトとなった。
前ターンのうちにとえもライフアウトを迎えたこともあり、
唯一人の「無傷」となったセイコは、
手札を1枚――まだ《ボウズ》の効果は残っているのだ――残しながら《コアラ先生》で《ブレスト伯爵》を置き、
2つ目の祠を獲得。
これで1位はほぼ確定となった。
マップはそのままで迎えたチェイサーターン。
殆ど消化試合という雰囲気の中、
神速戦法、もとい《インフィニティー》の力を借りておのっちが1番で戦闘を予約。
しかし手札に決定打を引き込むことが出来ず、
《スケールイータ》+《珍獣の羽》という非力な侵略手段に頼らざるを得ない。
そしてそこに無情にも突き刺さるセイコの《亡者の盾》。
結局鍵は《ジラコバルト》+《ヤドカリン》で攻め込んだとえの手に渡った。
さて先回りしていたクーが祠待ちをしなかったこともあり、
次の祠は空。
とえは《ゴースト》の力を借りて漸く1つ目の祠を獲得。
配置《メタル・ハーン》、手札黄白でチェイサー達を迎え撃つ。
残り3分を切った中迎えたチェイサーターン、
祠横で待ち構えていたクーが動く。
その侵略モンスターを見てとえが一言――。
「卑怯だよこれ!」
その侵略モンスターは、クーの代名詞《バルキリー燕》。
更に戦闘画面になって実況がまたしても絶叫する。
「でかっ!」
《麓》と《現世》で23/27となった《燕》に《心眼》を付けられては、
とえに出来ることはサテライトに突伏すことだけだった。
戦闘に絡めなかった「朱桓」もとい「師匠」が2度目のライフアウトを迎える中、
クーは2つ目の祠へ。
配置《バルキリー燕》、手札緑で意地を見せるが、
ライフアウト1回の差は決定的だ。
時間的に最後となるチェイサーターン。
祠横から攻め込むセイコに対し、
クーは《ハコリス》で抵抗を試みるが――、
セイコの侵略、《クワガドス》+《亡者の盾》。
<<<試合終了>>>
序盤で劇的な「先制2連発」を決めたセイコが、
そのアドバンテージを活かして逃げ切り勝ちを決めた。
クーは終盤食い下がるものの、
おのっちの「除去」によるライフアウトが痛手となった。
<<<最終結果>>>
1位: セイコ (緑の騎士)
2位: クー (恐らくいつもの燕)
3位: とえ (恐らく借り物)
4位: おのっち (蟻と思わせて覇王の剣)