まずはロードオヴ稼動後の吉祥寺情勢についてです。
ロードオヴは昨日見たところ、
プレイロットジョイ、ゼスト、プラザカプコンの3軒にて稼動を確認。
どの店もレイアウトが大きく変更されましたが、
特に主要なカードゲームが撤去された様子もありませんでした。
「ロードオヴ入荷で車輪撤去」という流れはさすがにありませんでしたが、
車輪は完全に閑古鳥となっており、
もしかしたらそのまま撤去という可能性もあるかも知れません。
という訳で今日は第11回エース杯レポートの最終回、
決勝戦の様子をお送りします。
前回の優勝者と準決勝者の2人がぶつかり合ったこの試合は、
予想外の短期決戦となりました。
----
決勝戦 (年年歳歳花相似《ねんねん》、ゼロ、ルイーゼ《霧沢》、NOIR《プリオン》)
奇しくも前回エース杯の覇者と準優勝者の2人がまたしてもぶつかり合うこととなった決勝戦。
ゼロには連覇が、霧沢には雪辱(とエース杯初制覇)がかかっている重要な試合だ。
勿論《チャイレン》の使い手ねんねん、
『メガジョー・デック・ウインズ』のプリオンにも大会初制覇が懸かっている。
マイクを握ったとえの『ボケまくりな』実況の中、
試合は始まった。
尚、決勝戦は準決勝までと違い、
誰かが入城するまで試合が続く『時間無制限』ルールが採用されている。
祠3タテであっさり勝負が決まるか、
それとも1時間経っても決着の付かない泥試合となるか、
その辺りにも注目しておきたい一戦だ。
<<<試合開始>>>
マップは図書館(昼)、南スタート。
唯一《天女の羽衣》を唱えたプリオンが鍵を取り、
他3人は先回りして祠横に付けるという静かな立ち上がり。
次ターンの早押し勝負に期待がかかる。
ホルダーとなったプリオンは、
ワープゾーンを経由してまずは祠1つ獲得。
配置《ダゴナイト》、手札緑と3連戦は難しいが、
『一人一殺』ぐらいは期待できる布陣だ。
祠横の3人の動きに注目が集まるチェイサーターン。
形勢不利と見た霧沢が勝負を降りる一方、
ゼロが1番手で、続いてねんねんが戦闘を予約。
そのゼロの侵略は、《ジラコバルト》+支援《トリックスター》。
プリオンの防衛モンスターが先制持ちの《ダゴナイト》ということで、
《コングボス》が恐いところだが――プリオンの支援は、《カブトス》。
無事鍵を手に入れたゼロは、
《ブルーザガ》の力を借りて手札に白支援を呼び込みつつ、
1つ目の祠を獲得。
手札は赤白だが――配置は何と《ハコリス》。
とえ「この赤はもう、バレバレですねぇ」
とえの白々しい実況を背景に始まったチェイサーターン。
プリオンとねんねんが祠横に先回りする一方、
前ターンのうちに先回りしていた霧沢は長考の後、
《ユキ・ダルマン》を配置しつつ戦闘を挑む。
その侵略モンスター、《クマゴロウ》に対しゼロは「バレバレの」《フェレット》で切り返しを試みるが、
ここは霧沢の支援《死の鷲掴み》で受け止められる。
さておき鍵を手に入れた霧沢だが手札が微妙に悪く、
普通に移動したのでは祠に《メガジョー》を置けないのは確実な展開。
しかし雪辱に燃える霧沢は諦めることなく、
1つ目の祠へ《リーン》で移動。
そしてプリオンを対象に能力を発動すると――引いてきたカードは、『青』!
霧沢は力強く、まさに今引いたばかりの《メガジョー》を配置、
勝利への第1歩を踏み出したのだった。
《ユキ・ダルマン》の効果によって手札が黄赤白となった霧沢に対し、
3人がどう動くかに注目が集まるチェイサーターン。
先程の戦闘に敗れたゼロが次の祠へ先回りする一方、
一通りの『仕込み』を終えたねんねんがまず1番で、
続いて同じ『鮫使い』のプリオンが2番で戦闘を予約。
まずねんねんの侵略モンスターは――満を持して、という趣きの《チャイレン》。
配置数も十分で勝利は確実と思われたところに、
霧沢の支援、《ガルダ》が公開される。
そして――十分捨て山の溜まった《ガルダ》の力を借りた《メガジョー》が、
《チャイレン》の猛攻を堰き止めたのだった。
霧沢が息を付く間も無く、プリオンの侵略が始まる。
現れたのは――やはり《メガジョー》。
遂に実現した『鮫対決』に、ギャラリー達も大興奮だ。
そして戦闘画面になった直後――蒼ざめたのはプリオンの方だった。
霧沢が対《メガジョー》兼対《チャイレン》用に投入した秘密兵器《封じ込め》が、
プリオンの《ラフリア(春)》を無効化した上に、
自身の《メガジョー》も返り討ちにされてしまったからだった。
これでプリオンはライフアウト、
勝利から1歩後退することになった。
見事『鮫対決』を制して鍵を守り切った霧沢は、
ワープゾーンを経由して2つ目の祠へ。
配置《リンリン》、手札青白として、
祠横のゼロにプレッシャーを与える。
マップはそのままで迎えたチェイサーターン。
ライフ1のねんねんがホルダーに迫る中、
祠横のゼロは手札に3枚被った白支援を冷静に処理しつつ、1番を獲得。
勿論ゼロの手札にはしっかりソリューションが握られていた――《パン》+支援《アンデッドソード》。
《刹那の見切り》では、霧沢をオーバーキルから守ることすら出来ないのだ。
ねんねんが一度も鍵に触れることなくライフアウトを迎える中、
再び鍵を奪い返したゼロがホルダーターンを迎える。
前ターンまで自身が使用した《ジラコバルト》が残っていたこともあり、
次の祠は空。
ゼロは《ブルーザガ》の力を借りて手札を補充しつつ、
2つ目の祠に到着。
手札は赤白、そして配置は準決勝でも大活躍した《キャッスルカノン》だ。
勝負が霧沢とゼロの2人に絞られた感のある中、
『3人目』に名乗りを上げるべく、
祠横のプリオンが攻め込む。
一方手番が来ないと読んだ霧沢は、
自身の置いた《クマゴロウ》の残っている『最終防衛線』の横に。
「あの時《メガジョー》で攻めておけば…」と霧沢が嘆く中、
ゼロとプリオンの『一騎討ち』が始まる。
プリオンの侵略モンスターは、一見何の変哲も無い《ユキ・ダルマン》。
しかし戦闘が始まった瞬間、
プレイヤー、ギャラリー、実況が一斉に声を上げた――プリオンの使った支援は、何と《硬気功》だったのだ。
プリオン「《かすめ取り》来るかなぁ、と思ったんだけど」
ゼロ「いや、それは流石に読み過ぎだよ」
勿論ゼロは《かすめ取り》で『自爆』してくれる筈も無く、
普通に支援《ウォーリアー》で耐え切るのだった。
この結果を見て一番動揺したのは、
間違い無く祠横で待ち構えていた霧沢である。
ゼロが鍵を守り切ってしまったお陰で、
そのまま入城――即ちエース杯2連覇――迄突切ってしまう可能性が出て来てしまったからである。
そしてホルダーターンが始まる。
この時点での霧沢の手札は黄2青1赤1。
ゼロは冷静に移動を行ない、《クマゴロウ》の待ち構える『最終防衛線』に。
そして戦闘に入った直後、ゼロのガッツポーズ。
ゼロの侵略、《ダゴナイト》+支援《アンデッドソード》。
敗者はただ、サテライトに突伏すのみであった。
<<<試合終了>>>
とえ「さぁゼロさんの3連覇を止めるのは誰なのでしょうか!」
一同「ちょっ…早っ!」
最後までボケまくりのとえの実況はさておき、
決勝戦は前回同様ゼロが優勝、
霧沢が準優勝という結果に終わった。
前回の雪辱と自身の「エース杯初優勝」を目指した霧沢は、
またしても夢半ばで力尽きることとなったのだった。
前回は『ポイスパの偉い人』として出場したゼロは、
『道化師の偉い人』デッキで見事エース杯2連覇、
通算3勝目を達成。
優勝インタビューでも「今後も連覇し続けます!」と力強いアピールを決め、
4時間余りに渡る長き大会を締めくくった。
<<<最終結果>>>
優勝: ゼロ (道化師の偉い人)
準優勝: 霧沢 (メガジョー・デック・ウィンズ)
3位: プリオン (メガジョー・デック・ウィンズ)
4位: ねんねん (チャイレン)
ロードオヴは昨日見たところ、
プレイロットジョイ、ゼスト、プラザカプコンの3軒にて稼動を確認。
どの店もレイアウトが大きく変更されましたが、
特に主要なカードゲームが撤去された様子もありませんでした。
「ロードオヴ入荷で車輪撤去」という流れはさすがにありませんでしたが、
車輪は完全に閑古鳥となっており、
もしかしたらそのまま撤去という可能性もあるかも知れません。
という訳で今日は第11回エース杯レポートの最終回、
決勝戦の様子をお送りします。
前回の優勝者と準決勝者の2人がぶつかり合ったこの試合は、
予想外の短期決戦となりました。
----
決勝戦 (年年歳歳花相似《ねんねん》、ゼロ、ルイーゼ《霧沢》、NOIR《プリオン》)
奇しくも前回エース杯の覇者と準優勝者の2人がまたしてもぶつかり合うこととなった決勝戦。
ゼロには連覇が、霧沢には雪辱(とエース杯初制覇)がかかっている重要な試合だ。
勿論《チャイレン》の使い手ねんねん、
『メガジョー・デック・ウインズ』のプリオンにも大会初制覇が懸かっている。
マイクを握ったとえの『ボケまくりな』実況の中、
試合は始まった。
尚、決勝戦は準決勝までと違い、
誰かが入城するまで試合が続く『時間無制限』ルールが採用されている。
祠3タテであっさり勝負が決まるか、
それとも1時間経っても決着の付かない泥試合となるか、
その辺りにも注目しておきたい一戦だ。
<<<試合開始>>>
マップは図書館(昼)、南スタート。
唯一《天女の羽衣》を唱えたプリオンが鍵を取り、
他3人は先回りして祠横に付けるという静かな立ち上がり。
次ターンの早押し勝負に期待がかかる。
ホルダーとなったプリオンは、
ワープゾーンを経由してまずは祠1つ獲得。
配置《ダゴナイト》、手札緑と3連戦は難しいが、
『一人一殺』ぐらいは期待できる布陣だ。
祠横の3人の動きに注目が集まるチェイサーターン。
形勢不利と見た霧沢が勝負を降りる一方、
ゼロが1番手で、続いてねんねんが戦闘を予約。
そのゼロの侵略は、《ジラコバルト》+支援《トリックスター》。
プリオンの防衛モンスターが先制持ちの《ダゴナイト》ということで、
《コングボス》が恐いところだが――プリオンの支援は、《カブトス》。
無事鍵を手に入れたゼロは、
《ブルーザガ》の力を借りて手札に白支援を呼び込みつつ、
1つ目の祠を獲得。
手札は赤白だが――配置は何と《ハコリス》。
とえ「この赤はもう、バレバレですねぇ」
とえの白々しい実況を背景に始まったチェイサーターン。
プリオンとねんねんが祠横に先回りする一方、
前ターンのうちに先回りしていた霧沢は長考の後、
《ユキ・ダルマン》を配置しつつ戦闘を挑む。
その侵略モンスター、《クマゴロウ》に対しゼロは「バレバレの」《フェレット》で切り返しを試みるが、
ここは霧沢の支援《死の鷲掴み》で受け止められる。
さておき鍵を手に入れた霧沢だが手札が微妙に悪く、
普通に移動したのでは祠に《メガジョー》を置けないのは確実な展開。
しかし雪辱に燃える霧沢は諦めることなく、
1つ目の祠へ《リーン》で移動。
そしてプリオンを対象に能力を発動すると――引いてきたカードは、『青』!
霧沢は力強く、まさに今引いたばかりの《メガジョー》を配置、
勝利への第1歩を踏み出したのだった。
《ユキ・ダルマン》の効果によって手札が黄赤白となった霧沢に対し、
3人がどう動くかに注目が集まるチェイサーターン。
先程の戦闘に敗れたゼロが次の祠へ先回りする一方、
一通りの『仕込み』を終えたねんねんがまず1番で、
続いて同じ『鮫使い』のプリオンが2番で戦闘を予約。
まずねんねんの侵略モンスターは――満を持して、という趣きの《チャイレン》。
配置数も十分で勝利は確実と思われたところに、
霧沢の支援、《ガルダ》が公開される。
そして――十分捨て山の溜まった《ガルダ》の力を借りた《メガジョー》が、
《チャイレン》の猛攻を堰き止めたのだった。
霧沢が息を付く間も無く、プリオンの侵略が始まる。
現れたのは――やはり《メガジョー》。
遂に実現した『鮫対決』に、ギャラリー達も大興奮だ。
そして戦闘画面になった直後――蒼ざめたのはプリオンの方だった。
霧沢が対《メガジョー》兼対《チャイレン》用に投入した秘密兵器《封じ込め》が、
プリオンの《ラフリア(春)》を無効化した上に、
自身の《メガジョー》も返り討ちにされてしまったからだった。
これでプリオンはライフアウト、
勝利から1歩後退することになった。
見事『鮫対決』を制して鍵を守り切った霧沢は、
ワープゾーンを経由して2つ目の祠へ。
配置《リンリン》、手札青白として、
祠横のゼロにプレッシャーを与える。
マップはそのままで迎えたチェイサーターン。
ライフ1のねんねんがホルダーに迫る中、
祠横のゼロは手札に3枚被った白支援を冷静に処理しつつ、1番を獲得。
勿論ゼロの手札にはしっかりソリューションが握られていた――《パン》+支援《アンデッドソード》。
《刹那の見切り》では、霧沢をオーバーキルから守ることすら出来ないのだ。
ねんねんが一度も鍵に触れることなくライフアウトを迎える中、
再び鍵を奪い返したゼロがホルダーターンを迎える。
前ターンまで自身が使用した《ジラコバルト》が残っていたこともあり、
次の祠は空。
ゼロは《ブルーザガ》の力を借りて手札を補充しつつ、
2つ目の祠に到着。
手札は赤白、そして配置は準決勝でも大活躍した《キャッスルカノン》だ。
勝負が霧沢とゼロの2人に絞られた感のある中、
『3人目』に名乗りを上げるべく、
祠横のプリオンが攻め込む。
一方手番が来ないと読んだ霧沢は、
自身の置いた《クマゴロウ》の残っている『最終防衛線』の横に。
「あの時《メガジョー》で攻めておけば…」と霧沢が嘆く中、
ゼロとプリオンの『一騎討ち』が始まる。
プリオンの侵略モンスターは、一見何の変哲も無い《ユキ・ダルマン》。
しかし戦闘が始まった瞬間、
プレイヤー、ギャラリー、実況が一斉に声を上げた――プリオンの使った支援は、何と《硬気功》だったのだ。
プリオン「《かすめ取り》来るかなぁ、と思ったんだけど」
ゼロ「いや、それは流石に読み過ぎだよ」
勿論ゼロは《かすめ取り》で『自爆』してくれる筈も無く、
普通に支援《ウォーリアー》で耐え切るのだった。
この結果を見て一番動揺したのは、
間違い無く祠横で待ち構えていた霧沢である。
ゼロが鍵を守り切ってしまったお陰で、
そのまま入城――即ちエース杯2連覇――迄突切ってしまう可能性が出て来てしまったからである。
そしてホルダーターンが始まる。
この時点での霧沢の手札は黄2青1赤1。
ゼロは冷静に移動を行ない、《クマゴロウ》の待ち構える『最終防衛線』に。
そして戦闘に入った直後、ゼロのガッツポーズ。
ゼロの侵略、《ダゴナイト》+支援《アンデッドソード》。
敗者はただ、サテライトに突伏すのみであった。
<<<試合終了>>>
とえ「さぁゼロさんの3連覇を止めるのは誰なのでしょうか!」
一同「ちょっ…早っ!」
最後までボケまくりのとえの実況はさておき、
決勝戦は前回同様ゼロが優勝、
霧沢が準優勝という結果に終わった。
前回の雪辱と自身の「エース杯初優勝」を目指した霧沢は、
またしても夢半ばで力尽きることとなったのだった。
前回は『ポイスパの偉い人』として出場したゼロは、
『道化師の偉い人』デッキで見事エース杯2連覇、
通算3勝目を達成。
優勝インタビューでも「今後も連覇し続けます!」と力強いアピールを決め、
4時間余りに渡る長き大会を締めくくった。
<<<最終結果>>>
優勝: ゼロ (道化師の偉い人)
準優勝: 霧沢 (メガジョー・デック・ウィンズ)
3位: プリオン (メガジョー・デック・ウィンズ)
4位: ねんねん (チャイレン)