今日は古い井戸を埋める『埋井祭(まいいさい)』のご依頼があり、その奉仕をさせていただきました。
埋井祭の様子。実際に井戸の前に祭壇を作りお祭りを行います
人が暮らす上では、木を切ったり井戸や池を埋めるのは避けられない事ではありますが、それを礼儀と真心をもって神様にお伝えするのが神道のお祭りです。
埋井祭ではその家のご家族・埋める作業をされる匠の方お立ち会いの元、祝詞にて井戸を埋める事情をご奉告し、鎮物を井戸に入れて最後のお供え物とします。
その後、実際に埋める際には節を抜いた竹を“息抜き”として井戸の中に立てるのが昔ながらの作法です。
特に井戸は人の命を支えてきたものですから、無下に扱うものではありません。こうしたお祭り等についてご不明な点などございましたら、神社までお問い合わせ下さい。