今日は午前中に井戸のお祓い・稲荷社のお祓いのお約束がありましたが、午後は参拝の方も少なく穏やかな一日になりました。
ただ週末には大安吉日を控えていますので、先日の雨で汚れた事もあり祭器具等の清掃を行いました。
特に浅沓(あさぐつ)は神事にて常に用いるものなので、日常頻繁に手入れしなければいけません。
浅沓は時に“ぼっくりのような”と言われる神主の靴で、身体に着ける装束に正装・常装など種類がある反面、靴は浅沓一種類と決まっています。
元は桐などの木製の靴に漆を塗ったものですが、現在ではより丈夫で軽い樹脂製の靴に漆を塗ったものが主流になっているようです。
丈夫とはいえ、外で使うものですから歩けば漆にも傷が付きますし、沓敷や“枕”という白い甲当ても汚れてくるものです。
先日の初午祭の様子。履物は浅沓です
朝晩の冷え込みや花粉症もそうですが、不安定な空も春の特徴と言えます。残念ながら週末はまた天気が崩れるようですので、皆様もお足元などにはお気を付け下さい。