今月18日からお彼岸に入り、明日はお中日。
お中日は、春分の日として祝日となっていますが、皇居や各神社では春季皇霊祭という祭典を斎行します。
今は春分の日として定着していますが、以前は春季皇霊祭というお祭りの為に休日となっていました。
皇霊祭ってどんなお祭りなのかというと、歴代の天皇、皇后と皇族の霊を祀る祭典なのです。
春季ということは秋季もあって、それは秋分の日に斎行されます。
今上天皇が歴代の天皇、皇后の霊を祀ることすなわち、皆さんの分かりやすい言葉で言うと先祖慰霊ともいえると思います。
そのことが元で人々にお墓参りをして先祖の霊を慰める期間として定着していったのかもしれません。
仏教では、そのこととは別にお彼岸という言葉の意味がきちんと教典などに表されているようですが、神道も仏教もこの彼岸という期間を使って先祖慰霊をすると言うことは、神仏習合の名残、日本文化独特のものかもしれません。
明日は少し肌寒く曇り空のようですが、彼岸あけまでなんとか天気は保ちそうです。
家族でお墓参りに行くには良い日和となりそうです。
参道にラッパ水仙が咲いています
やっと咲きました。