神社には『兼務社』と呼ばれるものがあります。
当神社のように神主が常駐している『本務社』に対し、普段は神主が居らず祭日に本務社から神主が出向いて神事を行っている神社の事です。
現実には本務社より兼務社の数が多く、“最寄りの神社は人がいない”という方が殆どだと思います。しかし裏を返せば小さな神社でも年に少なくとも一回はお祭りが執り行われているという事でもあります。
当神社では大小4種の紙垂があり、大きいものは奉書紙を裁断して作っています
祭日はその神社によって日時が決まっており、当神社の兼務社では春と秋に例祭日が集中しています。今日は4月のお祭りのための紙垂等を準備しました。
紙垂とはしめ縄に下げる紙製の飾りで、お祭りには欠かせないものです。祭日には兼務社氏子の皆様の手で社殿・境内の紙垂を一新していただく事になります。
昨年度、相模原市南区新戸鎮座の白山姫神社例祭
高所の紙垂などは工夫して白い金属製の紙垂を使う神社もありますが、直ぐに朽ちるとしてもやはり紙製の紙垂をその都度使うのが本来の形であります。
これから春祭の時期。天気も今日から暖かくなり、快い季節になりました。