建物を建てる前のお祓いである地鎮祭では、現地に竹を四本立ててしめ縄を張るのが習いです。
当神社では地主の方の許可をいただいた所から毎回本物の竹を切り出して地鎮祭に使っているのですが、近年竹を採れる所が少なくなり、その確保が難しくなるかもと職員の間でも話になりました。 そこに今回の積雪です。 雪の重みで竹林が駄目になってしまったのではないかと不安になりましたが...
結論から言えば今回の雪では大きな影響もなく、ごく一部の竹は倒されていましたが、なんとかこの竹林で採り続ける事ができそうです。
しかし元々は容易に手に入るものだからこそ竹を使ったとも言われますので、時代の流れとはいえ皮肉なものですね。
しめ縄を張るための物ですから本物にこだわる必要はないのかもしれませんが、長年続けてきた事ですので、これからもできるだけ竹を使って地鎮祭を行っていきたいと考えています。