座間郷総鎮守 鈴鹿明神社ブログ「社務日記」

神奈川県座間市入谷西鎮座、座間郷総鎮守 鈴鹿明神社の神事や日々の様子、神社の豆知識をお知らせ致します。

もう間もなく収穫です!

2013年05月13日 | 境内の様子

本日は風の強い一日となりました。境内の梅の実も大きくなり始めましたが、収穫まではもう少し時間がかかるようです。今年も例年通りの収穫量となりそうです。

また、今年出てきた竹が成長して7、8mぐらいでしょうか?成長してきました。ちょうど社務所の前がちょっとした庭で松竹梅とありますので、ご来社頂いたときに見てみて下さい!

また、手水舎前に咲いておりますシャクナゲもだいぶ色が白くなって、散り始めました。今週までが見頃でしょうか?

今月末より、夏越大祓の人形を配布致します。ご祈祷を受けられた方で、郵送希望の方にはお送りさせて頂いておりますが、社頭にても配布致しております。ご希望の方は、社務所までお申し付け下さい。


ご参拝と千社札

2013年05月12日 | 神社知識・作法・歴史

今月初めのゴールデンウィークでは、帰省や観光で神社を訪れた方も多かったのではないかと思います。その時、社殿に貼られた“千社札”をご覧になった方はいますでしょうか?

鈴鹿明神社本殿大扉上に貼られた千社札

境内の手水舎にも貼られています

“千社札”とは参拝をしたしるしに名前などを書いて貼る紙の札で、神社の扉、柱、天井などに見ることができます。

室町時代ころから、順路を決めて庶民が神社仏閣を参拝してまわる事があったようですが、江戸時代中期から“千社詣”として巡拝することが流行しました。始めは手書きの札でしたが、今使われているのはほとんど木版刷りのものです。

今はあまり広くは行われていないようで、私も千社札を貼っているところを見たことはありません。断りなく札を貼るのに抵抗のある方もいるかもしれませんが、神社として千社札を断るのは無粋だという意見もあります。(文化財など保護しなければならない神社はもちろんその限りではありませんが)

探してみると意外と沢山の所に貼ってあるものです。お参りの際は注意してみてはいかがでしょうか。


弁天池と厳島神社

2013年05月10日 | 境内の様子

この鈴鹿明神社の境内には、「弁天池」と私達の呼ぶ池があります。

新緑の季節になっても落ち葉というのはあるもので、あまり本格的にとはいきませんが今日は境内の清掃にあわせてこの池の清掃も行いました。

池には現在5匹の亀と50匹を超える鯉が住んでおり、特にお子さん連れの参拝者の方が足を留めているのをよく見かけます。元々外の方が自分の鯉を数匹放したのが始まりと聞いていますが、ここまで増えると賑やかなものです。また池の中程にはお社があり、「厳島神社」と看板を立てています。

このお社は日本三景“安芸の宮島”の厳島神社と同じ神様を祀るもので、御祭神は『市寸嶋比売命(いちきしまひめのみこと)』。航海の守護神として知られていますが、中世から仏教の弁財天と同一視されるようになりました。

水に縁の深い神様ということで、かつてはこの弁天池で“龍神いじめ”と呼ばれる雨乞いの神事が行われていました。神社付近は湧き水のある地域でもありますが、昔相模川は大変な暴れ川で水を取るのに苦労したという話もあります。田に水を引くための雨乞いだったと思われますが、歴史を感じさせるお話の一つです。


国宝 『大神社展』

2013年05月08日 | その他

現在東京国立博物館 平成館 にて国宝『大神社展』が開催されております。この大神社展は、第62回式年遷宮を機に全国神社より国宝・重要文化財160件、神像が約40体が一同に展示されております。

このような展示会はなかなかあるものではなく、多くの来場者がいらっしゃっているとのことです。当社が所属致します、神奈川県神社庁、相模中央氏子総代会との共催で5月28日に研修会と致しまして、この大神社展に伺わせて頂きます。

神主でもなかなかお目にかかることの出来ない展示会となっております。お時間がございましたら一度足を運んでみては如何でしょうか?

 開催期間 平成25年6月2日まで

 場所 東京国立博物館 平成館  東京都台東区上野公園13-9

 開館時間 午前9時半から午後5時

 入館料 当日 一般 1500円 前売り 1300円 団体(20名以上)1200円(詳しくは大神社展ホームページをご覧下さい)

 休館日 月曜日


今日は風が・・・

2013年05月07日 | 境内の様子

連休明けの今日も陽差しがいっぱいの天気となっています。

昨日は25度の夏日となったところも多く空気もちょっともやっとするくらいの暖かさを感じましたが、今日は風も強く空気もヒンヤリとしていて連休前の気温に逆戻りです。

昨日の午後から徐々に風が吹き始めて楠の花が大量に落ちて境内に散らばっています。

楠の花は縄のれんのように長細く軽い

軽い花は風に流されて花同士が絡み合い落ち葉や砂利を巻き込んで丸くなっていきます。

 

 境内一面に広がった楠の花は掃いて集めるのもひと苦労。

楠の花を何とか集め終えました。 

 午後も風が強い状態が続いていますので明日の朝も今日と同じような感じになっているかもしれません。

今週は概ね晴れのようです。 

来週日曜日12日は母の日。何か予定をされていますでしょうか? 


ゴールデンウィーク最終日。

2013年05月06日 | 境内の様子

5月6日(月)は子供の日の振り替え休日ということで、ゴールデンウィークも最終日となりました。

空気がひんやりとしてちょっとは肌寒い日も有りましたが概ね天気は良く行楽や実家に帰られた方も多かったんではないでしょうか?

最終日の今日は大安ともいうこともあり、午前中にはお宮参りに来られる方が多く、又家族でお参りの方は家内安全のご祈願をされる遠方の方がちらほら見受けられました。

今日は陽差しも空気も暖かく感じられ、少し動いたりすると汗が出る程の天候です。

初夏を迎えて、境内の木々も若葉眩しく、多くの花々咲き誇る季節、今月は結婚式も多数予定があるので境内の石を均す作業を午後から致しました。

参拝者の歩く場所や毎日の掃き掃除などで砂利がどうしても偏ってしまいます。

手作りのとんぼで社殿正面から参道まで均等に均していきます。

今週の土曜日など日柄が良い日がありますので境内を参進する結婚式の列の方々とりわけ新郎新婦は草履を履かれる方が多いので、砂利に足をとられないよう出来る限り平らになるよう心がけて作業をしています。


当社ブログとfacebookページ

2013年05月06日 | その他

本日は連休最終日。明日からお仕事の方も多いと思います。本日一日ゆっくり休み明日から仕事頑張っていきましょう!

さて、当社のブログ『社務日記』並びに神社facebookページご覧頂きありがとうございます。ブログ『社務日記』を開設してから627日が経ち昨日までの訪問者75,639人と多くの皆様にご愛読頂きありがとうございます。

 

また、ブログと連動することが多い当社facebookuページですが、こちらも昨日現在178名のいいね!を押して頂いてお入ります。

はじめたきっかけと致しまして、やはり神社のホームページは年間の祭事が決まっており、毎年更新する厄年早見表や安産戌の日表などとの更新のみではHPをご覧くださいました皆様に神社の四季折々の様子をお届けすることが出来ないと考え、始めさせて頂きました。

これからも神社の祭事、境内の様子などお知らせできるようにしっかりと更新していきたいと考えております。今後ともどうぞ宜しくお願い致します。


座間市大凧まつりが開催されます!

2013年05月03日 | その他

本日は憲法記念日。皆様の御自宅には国旗ありますでしょうか?祝日には国旗を掲げてみては如何でしょうか?

さて、本日よりゴールデンウィークに入りました!明日座間市では大凧まつりが開催されます。また、同会場で座間青年会議所主催「わんぱく相撲座間場所」も行われます。座架依橋付近での開催となっております。お時間がございましたらお出かけ下さい!

さて、神社では本日はお宮参りをお迎えになられましたお子様で境内が賑わいを見せました。ゴールデンウィーク中もお休みはございませんので、お参り頂けたら幸いに存じます。

境内に目を向けますとほぼ緑一色ですが、水路脇にございますしゃくなげが満開となり、鮮やかなピンク色が目を楽しませてくれます。

昨年植樹したツツジも鮮やかなピンク色の花を咲かせてます。

明日も皆様方にとりまして、よい休日となります様に!


牛頭観音碑の御祓い

2013年05月02日 | 出張祭典(地鎮祭・神葬祭・他)

家を建てる道路を敷くとなれば、木を切ったり池を埋めたりするのは人の営みとして避けられない事です。

しかし古い物、人の手になる物を壊すのは誰しも気の進まないもので、古木の伐採のお祓い・家の取り壊しのお祓いと、神主が呼ばれて祭典を行うこともままあります。

今日はいささか珍しい事例ではありますが、『牛頭観音』の碑のお祓いをすることになりました。

お祓いを終えた碑

『牛頭観世音』と文字が彫られているのが見えます。これはいわば牛の慰霊碑に当たるもので、聞けばこの付近は以前牧場だったそうです。“昭和29年”と建立年があり、歴史を感じさせます。

これと似たもので「馬頭観音」という石碑をしばしば見かけます。「馬頭観音」は特に江戸時代に広く信仰された仏様で、強い魔除けの御利益があるといいます。馬の守護神とも考えられ、馬が死んだ場所にこの石碑が建てられるようになりました。

実は「牛頭観音」という仏様はいないようなのですが、この「馬頭観音」にあやかって牛の為に建てられるようになったと言われています。


5月1日

2013年05月01日 | 神社祭事並びに行事予定

今日は5月1日、皐月(さつき)の月次祭の日です。

皐月とは“田植えの月”の事で、「皐」の文字には明るい・高い・広がるという意味もあります。今日はこの季節らしい快晴に恵まれ、本殿と摂社末社の神饌を普段通り改める事ができました。

 

今月、5月の神社祭事予定は以下の通りです。

 1日(水曜) 月次祭

 8日(水曜) 安産戌の日

 11日(土曜) 神前結婚式

 15日(水曜) 月次祭

 20日(月曜) 安産戌の日、神前結婚式

 25日(土曜) 神前結婚式

社頭では「まことの道」と称して月替わりで神社に関する和歌・格言を紹介しています。今月の言葉は写真にあるように 『神道は日用の間にあり』 です。

原文ではこうなります。

 “玉串を持、神語唱る事等は、祭庭などの儀式、是も亦神道の一事にして尤も重しとする所なり。 されど此事計を神道と思ふは、天を管の穴より覗きたるに等し。 管の穴より見たるも、天にてなきにはあらねど、それのみにては余りにもせばき事也。 それ神道と云は、人々日用の間にありて、一事として神道にあらずと云事なし”(度会延佳、慶安3年著「陽復記」より)

 “(意訳)玉串を捧げ祝詞を読み上げ、祭典・儀式を行う事は神道の一面として確かに重視するところである。 しかし儀式を行う事だけが神道だと思うのは、まるで空を筒の穴から覗いているようなもので、狭い一部分だけを見ているに過ぎない。 神道とは毎日の行為が神様の御心にかなっているかを反省し精進することで、その見方に立てば日常全てが神道と通じているのである。”