座間郷総鎮守 鈴鹿明神社ブログ「社務日記」

神奈川県座間市入谷西鎮座、座間郷総鎮守 鈴鹿明神社の神事や日々の様子、神社の豆知識をお知らせ致します。

梅雨入り間近

2021年05月16日 | 境内の様子

朝方は少し薄日が差していましたが、午前10時頃から雨がポツポツと落ちてきたと思ったら直ぐに本降りとなりました。

九州から四国、中国地方と昨日までに梅雨入りを迎え、ことしの梅雨入りは平年より2週間程早く気象庁が統計を取り始めてから一番早いか2番目の早さとなっています。

近畿から東北まで今日から明日にかけて強く降る予想も出ていてもしかするとこの関東も梅雨入りしそうな雰囲気です。

明日からもしばらくは梅雨前線の影響を受けて愚図ついた天気となるので梅雨の期間が長期になった場合の農作物への影響も懸念されます。

しばらくは天気の様子をみながらという事になりますかね。

この天候がコロナの減少につながればとは思います。

湿気が高く気温が上昇するとマスクを外したくなりますが、変異型が広がりを見せているなかコロナ感染予防は重要です。

体調を管理しながら感染予防もしっかりとお願いします。


皐月十五日月次祭 斎行

2021年05月15日 | 神社祭事並びに行事予定

本日7時より月次祭を斎行致しました。

夏の狩衣に衣替えを行ってから最初の月次祭のご奉仕となり、今日の陽気もそうですが、立夏を迎え境内も夏の装いとなり季節が移ろいゆくのを感じます。

6月に入ると、お田植・梅雨・夏越大祓式と続いてきます。

梅雨時期になると食中毒が起きやすくなったり、体調を崩しやすくなったりなど、体調管理にも気を遣う季節でもあります。

また、これからも皆様方が心穏やかに健康にお過ごし頂けますようご祈念申し上げます。


太鼓橋の欄干を点検補修

2021年05月14日 | 境内の様子

令和御大典事業として行われた参道の石畳と太鼓橋復興から1年が経ち、今週から太鼓橋の点検と補修を行っています。

欄干は木製のためひびが入ったり隙間が広がっていたりするようです。

補修には数日かかるようです。

欄干を良い状態のまま保全するのは点検と補修を繰り返し行うことが必要とのこと。

いつまでも神社のシンボルとして参拝者をお迎えできるよう保全に努めてまいります。


境内朱灯籠の修理

2021年05月11日 | 境内の様子

当神社では、夜になると明かりの点く朱色の灯籠が参道に沿って幾つもありますが、この度その内の一つを修理する事になりました。

この灯籠は上部は木製、足元はコンクリートで固定されています。中に電線が通っていますので、専門の方にお願いするほかありません。

境内の別の場所の灯籠

置いてある場所によって雨垂れや風当りの影響が違うのか、同じ灯籠でも傷む早さに大分差があるようです。境内の灯籠はご奉納いただいたものですので、奉納された方の許可をいただいて今回修理の運びとなりました。

今日の作業は足元のコンクリートを形成する所までになるようです。無事元通りになります事を祈っております。


境内の砂利引き

2021年05月10日 | 境内の様子

今日も朝から良く晴れていて気温も徐々に上がってきていて清掃中には汗をかくほどです。

清掃後は境内の偏った砂利を平坦にするように砂利引きを行っています。

特に石畳と砂利の境目に落ち葉が集まるので外側に落ち葉を掃き進めると境目との段差が目立ってしまうので砂利を石畳の方に少し寄せています。

落ち葉のピークも過ぎてきたので掃いて集める際に偏りがちになる砂利も少し落ち着いてくるかも知れません。


祭式作法の練習

2021年05月09日 | 神社知識・作法・歴史

4月より新しく1名の神職が奉職しておりますが、社務の間の時間で祭式作法の練習を行っています。

神職として一通りの社務を行うには“一人奉仕”…一人で神事の準備を行い、神事を奉仕し、ご参列の方にご説明する、という事ができなければなりません。

神事にも種類がありますが、比較的多くいらっしゃる厄年の厄除祈願祭や、外に出向いて行う地鎮祭などを初めに覚えるべき神事としております。

本来ですとこの5月頃に祭式研修会という作法の勉強会をこの地域の神社の神職が集まって(相模中央支部)行っていましたが、コロナ禍の影響で昨年と今年は中止となってしまいました。

作法というのは気をつけないと少しずつ雑になっていってしまいます。写真にあるのは新人の練習の様子ですが、私達他の神職も研鑚を重ねていかなければなりません。


カラタネオガタマの花

2021年05月08日 | 境内の様子

立夏を過ぎての今日は最高気温が25度を越えて夏日となりました。

境内の木々も新緑一色になり花々も次々に咲き誇っています。

参道の左側で神輿庫手前にちょっと目立たない花ですがカラタネオガタマの花が咲いています。

カラタネオガタマはこの場所にあります。

気温が高くなるとバナナのようなメロンのような甘い香りが漂います。

今まさに見頃となっています。

座間周辺ではこれからが田植え時期を迎え、田植えが終わる頃には梅雨が足早にやってきます。

春の乾燥した空気から湿気を含んだ夏の空気へとかわる時期ももうすぐです。


衣更え

2021年05月07日 | 神社知識・作法・歴史

先日5月5日に暦の上では、゛立夏゛夏を迎え、神社では御祈祷の際に着装する、狩衣(かりぎぬ)の衣更えを致しました。

当社では、立夏・立冬の年2回この衣更えを行っております。

5月4日迄着装していた、冬用の狩衣

5月5日より着装している、夏用の狩衣

じつは、この衣更えには歴史があります。

もともと平安時代に中国から伝わった習わしといわれており、宮中行事として年2回行われるようになりました。当初は゛更衣゛と呼ばれておりましたが、『更衣』が女官の役職名に用いられるようになり、゛衣更え゛と呼ばれるようになりました。

この頃の時期としては

・夏服…旧暦4月1日より旧暦9月末

・冬服…旧暦10月1日より旧暦3月末

江戸時代になると着物の種類が増えたこともあり、念に4回行われるようになりました。

・旧暦4月1日より旧暦5月4日

・旧暦5月5日より旧暦8月末

・旧暦9月1日より旧暦9月8日

・旧暦9月9日より旧暦3月末

また、明治になり洋服が取り入れられるようになり、旧暦から新暦に変わり夏と冬の年2回行われるようになりました。

・夏服…新暦6月1日より新暦9月末

・冬服…新暦10月1日より新暦5月末

それが、段々と一般家庭でも上記の日程で行われるようになり現在にいたります。

これから、秋までの間は薄手の狩衣でのご奉仕となります。心機一転、真心をもって神明奉仕につとめてまいりたいと思います。


鯉のぼりの降納

2021年05月06日 | 境内の様子

大型連休が明け、日常に戻られた方がほとんどだと思われます。神社では、端午の節句に向けて揚げておりました鯉のぼりをさげ、常の境内の景色へと戻りました。

鯉のぼりは男の子の成長・出世を願って揚げるものであります。この鯉のぼりは、初節句で揚げはじめ何歳まで出し続けるか疑問に思うところですが、明確な決まりはないそうです。

・七五三が終わる、5歳まで

・元服にあたる、15歳まで

・成人にあたる、20歳まで

地域により、様々な習慣や伝統により異なるそうです。何れにせよ、親が子供も健やかなる成長を願う気持ちは、いつになっても変わりませんね。

また、本年は当ブログ・Facebookでも皆様に『お家で揚げなくなった鯉のぼりを境内で一緒に泳がせてみませんか?』とお声がけしたところ、沢山の鯉のぼりをご奉納いただきました。ありがとうございます。また来年も揚げるの楽しみにしております。


こどもの日

2021年05月05日 | 

今日は国民の祝日の『こどもの日』。

「こどもの人格を重んじ、こどもの幸福をはかるとともに、母に感謝する日」とされており、趣旨によると男女の別はありませんが端午の節句と重なるため男子のお祝いの日、という印象が強くあります。

生憎の強い風と時折降る小雨でお祝いに最上の日とは言い難くなってしまったかもしれません。ニュースの見出しの一つには「鯉のぼりが暴れるような」と書いたものもありました。ベランダなどに鯉のぼりを揚げるようなお宅は気を付けた方がよさそうです。

ご奉納いただいたものを含め最終的に境内3か所に鯉のぼりが揚がっております

5月の男子のお祝いといえば鯉のぼりの他にも凧揚げや子供の名前を書いたのぼり旗などもありますが、面白いのはどれも風が要るもの、風があって恰好がつくものという事です。

単にこの時期はよく風が吹くという事でもありますが、逆に言えばこの時期の風はお祝いに相応しい縁起の良いものとも考えられます。今日の風は少々強すぎる気も致しますが…

 

折角の連休ではありましたがどうやら天気は週末まで不安定のようです。

五月病という言葉もありますが、今はとりわけ自身の身体を大切にすべき時です。体調を崩されぬよう皆様もお気を付け下さい。


みどりの日

2021年05月04日 | その他

今日5月4日は「みどりの日」です。このみどりの日が制定された趣旨は、『自然に親しむとともにその恩恵に感謝し、豊かな心をはぐくむ』とあります。

「みどりの日」は1989年に、4月29日に制定された祝日でした。もともと4月29日は昭和天皇の誕生日で、昭和の時代までは「天皇誕生日」でした。しかし、昭和天皇が崩御され「天皇誕生日」は4月29日から12月23日へ変更となりました。

したがって、4月29日は祝日から平日に戻るはずでしたが、連休の時期という事もあり国民の生活に影響が出る事が懸念され、昭和天皇が生物学者として自然を愛されていたので「みどりの日」として定められたそうです。

今はこの様な世情により、遠出等難しいときではございますが、新緑の季節でとても気持ちがいいです。普段慌ただしく時間が過ぎ気が付かないだけで、散歩等をしながらゆっくり周りを見渡すと、私達の生活圏内であっても、新しい発見があるかもしれません。


祝詞作文

2021年05月03日 | 神社知識・作法・歴史

今日は憲法記念日。大型連休の中日にあたり、外は気持ちの良い快晴となっています。

昨日の大安吉日に比べるとご参拝にいらっしゃる方の姿も少なく感じますが、実は数日間の連休となると人数が分散するのか普段の土日より人波が穏やかになるものです。このご時世という事もありますが参拝・散策をするにはぴったりの日ではないでしょうか。

過去の例文を参考にして自分の文章を考えます

急ぎの社務がありませんでしたので、社務所では祝詞の作文や清書などを行っておりました。

祝詞は“お願い事に対応した一種の呪文”と考えられがちですが、実際は神様へ申し上げる感謝・奉告・祈願をやまとことば(古語)で書いた“読み上げる手紙”のようなものです。それ故に書く人やお祭りの種類によって全く別の祝詞になります。

加えて紙に書きつけるために何度も使えるものではありませんし、より相応しい文章表現が見つかるという事もありますので、祝詞は頻繁に書き換えなければならないものです。

次のご奉仕に備え、準備して参ります。


石楠花(しゃくなげ)

2021年05月02日 | 境内の様子

陽射しが暖かく、気持ちの良い晴天に恵まれましたが、幾分か風が強い一日となりました。
境内では、昨日はまだ蕾だった石楠花(しゃくなげ)が、この陽気に誘われて次々と綺麗な花を付け始めました。

石楠花は常緑性の花木で、その花の美しさや華麗さが多くの人が驚嘆し数多く交配されました。
石楠花の原種は、高山に自生するもので日本の暑さに弱いものですが、現在出回っているものは、日本の気候でも適したもの改良されたそうです。

花言葉は、「威厳」・「壮厳」は美しく豪華に咲き誇る事が由来と言われております。また、その他に「危険」という花言葉もあるそうで、葉に毒を持っていることから、そう言われているそうです。

今日は安産戌の日・大安ということもあり、安産祈願をはじめ初宮詣と昇殿参拝(ご祈祷)のご奉仕がございました。

皆様におかれましては、大神様のご加護をいただきまして、これから季節も身健やかにお過ごしいただけますよう、ご祈念申し上げます。

 


皐月1日 月次祭斎行

2021年05月01日 | 神社祭事

本日7時より、恒例の月次祭が本殿にて執り行われました。

朝晩の空気は冷ややかではありますがもう肌寒いというほどではありません。昨日とは違って穏やかなそよ風の中、祭典は無事終了しました。

修祓

宮司祝詞奏上

玉串拝礼

祭典終了後の講話

5月の和名『皐月(さつき)』は“田植えの月”の意。暖かさが増し草木が成長する時期で、田畑の仕事が忙しくなる頃でもあります。

また今日はちょうど『八十八夜』、立春から88日目で茶摘みの好適期とも言われています。八十八夜はぎりぎり春の季語ですが景色はもう夏へと変わりつつあります。