すずしろ日誌

介護をテーマにした詩集(じいとんばあ)と、天然な母を題材にしたエッセイ(うちのキヨちゃん)です。ひとりごとも・・・。

もったいない党の失策

2012-12-20 20:02:56 | うちのキヨちゃん
 うちの水は山の湧き水である。だから、雨の少ない年などは水不足で心配なのだが、多いとついつい甘えてしまう。
 それはキヨちゃんも同じで、洗濯に風呂の残り湯を使う私に
 「水はどんどんあるけん、かんまん(構わない)。」
と言い放つ。
 さて、湧き水は当然土などをろ過しながら使うので、時々タンクの掃除をする必要がある。今日はキヨちゃんが綺麗に掃除をしてくれたらしい。そして、掃除した後はしばらく水が濁るので、水道水に切り替える。
 仕事から戻るとキヨちゃんはお風呂。風呂から上がって
 「先に風呂入るか?いっそ、ご飯にしようや。」
と言うので、先に食事にした。おかずを温めていると
 「あ、今日掃除したけん、水道じゃけんな。」
と言う。つまり
 「お金がかかるから無駄に使うなよ。」
と言う意味である。
 それから二人で食事をして、洗い物を水を気にしながら行い、ようやくお風呂に。すると、「いい湯」だったはずのお風呂は、すっかり水風呂となっていたのだ。
 そうである。どういうわけか、水をカランで浴槽にダンダン入れているので、水は溢れかえりすっかり冷めていたのだ。約1時間水道水出しっぱなし。
 私はシャワーで我慢し、キヨちゃんは水道水を流してしまったショックでしばらく無言。
 もったいない党、久々の失策である。

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コメント
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