すずしろ日誌

介護をテーマにした詩集(じいとんばあ)と、天然な母を題材にしたエッセイ(うちのキヨちゃん)です。ひとりごとも・・・。

色々・・・について。その1.

2017-07-27 08:36:35 | うちのキヨちゃん
 7月24日。月末の仕事の上に、担当様の体調不良などがあり、バタバタとした。デスクワークも残っているので、とにかく残業しようと頑張ったのだが、さすがに集中力が続かないので諦めて帰路に着き、家に着いたのが21時前後。
 妖怪化しているかと心配していたキヨちゃんだが、逆にもう寝ていたのでくりりんと食事をしていた。少しして起きてきたキヨちゃん。ちょっと残業に苦言は言ったものの、一緒に座って今日の出来事などを話した。その時に、膀胱炎の症状を訴える。
 実はキヨちゃんは時々膀胱炎になる。それほど多くは無いが1年以内にもあったように思う。抗生剤が無いか調べるとクラビットが1錠だけ残っている。しかし、ちゃんと早めに診てもらった方がいいよと言う事で、25日にタクシーで(熱中症にならないようにバスは禁止した。田舎なので日に数本で待ち時間が怖い)通院するように決めた。
 7月25日。仕事が多くて間に合わない。デスクワークは早く行ったり残業すれば何とかなるが、訪問だけは日中相手の都合もある話で、ざっくり計算しても訪問できるのか毎月不安になる。それでも前日の残業もあるので、この日は翌日からのお約束を入れれるだけ連絡して入れて19時半には仕事を終えた。
 家に帰って通院の事を聞くと、
 「やっぱり膀胱炎だった。先生がよう今まで辛抱しとったねって。薬出たけん、昼と夜飲んだ。」
と言う。見ると今までとは違う抗生剤。日に3回7日分。こんなに数飲む抗生剤もあるんだ・・・。後発薬で何かも良く分からない。
 「昨日は10分置きにおしっこだったけど、今日はだいぶ減った。(排尿痛)痛いのも無くなった。」
と言う。それは良かった。
 そして私が夕飯のおかずを作る間中、バス停で知らない人に親切にされた話など色々話していたが、おかずが出来た20時には、
 「母ちゃんは先に食べたんぞ。寝るわな。」
と寝室に行った。
 くりりんを呼んで、夕飯を食べていると寝室からキヨちゃんの声。
 「すず!せこい!胸苦しい!」
慌てて行くと、手も足もぶるぶると震えている。悪寒の酷い状態に見えるが、寒くは無くて暑いと言う。根を見開いているが、受け答えはちゃんと出来る。血圧は166と高いが、この際震えもあって当てには出来ない。
 「救急車呼ぼうや。」
そう言っても、
 「ことうない。だいぶ治まった。」
と聞かない。
 そこで、訪問看護の看護師さんに電話し相談。
 「今から行くわ。」
とそれから訪問してくれた。
 震えは30分ほど続いて、熱は38度8分まで上がった。キヨちゃんの平熱は35度前後だからかなり高い。脱水も心配されたが、キヨちゃんは結構水分は気をつけて飲んでいるし、朝準備した水分から、きちんと飲んだ事も分かっている。
 それから看護師さんが救急病院に電話し、受診する事に。くりりんに留守番を頼んで通院。かなり丁寧に検査してくれ、結果が出るまでは、
 「おそらく尿路感染でしょうが、腎盂腎炎の可能性も。」
と言っていたが、結局腎盂腎炎の診断名が書かれ、念のために検査入院をする事になり、ICUに移った時点では軽い敗血症と書かれていた。
 結構ハードな病名が並ぶ割に、本人はいたって元気で、補聴器を外している分声も大きく、笑い声や冗談も出ていた。
 とりあえず1週間から2週間をめどに入院となり、検査結果が良ければ早めに退院も出来るとの事だった。途中くりりんに取り急ぎの薬と衣類を持参して貰った。家に帰りついたのが2時半。それから洗濯したりシャワーを浴びたら、二人とも寝たのは4時だった。
 7月26日。くりりんはたまたま休み。私は仕事だが、入院手続きもありで、とりあえず一旦会社に行き休みを貰う算段と、訪問先に予定変更の連絡をした。病院近くの事業所に書類を届けたり、午前中の病院近くのお約束だけは、上司の許可を得て行くことにした。
 11時にくりりんと待ち合わせて入院手続きをし、ICUに。熱もすっかり下がり、朝は食事も全部食べたという。病棟に移るのは15時だと言うので、それまでに下着などの買い物や、家に洗濯物を持ち帰ったりした。

    つづく・・・・。


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コメント (3)
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