すずしろ日誌

介護をテーマにした詩集(じいとんばあ)と、天然な母を題材にしたエッセイ(うちのキヨちゃん)です。ひとりごとも・・・。

男前な話

2018-10-27 21:25:15 | ひとりごと
 今日は久々に友人の家に遊びに行ってきた。彼女も仕事が忙しいので、11時前に自宅について16時に出ると言うタイトなスケジュールでの訪問だ。
 勿論、お互いストレスもあって愚痴もあるのだが、どちらかと言うとただ一緒に話をしたりお茶を飲んだり、ぼんやりとテレビを観たりと言う、どうということのない時間がほっとする。
 子供たちも、
 「話を邪魔する事も無いから、二人でご飯行っても良いよ。」
的な事を言う。大人だわ。
 お兄ちゃんは高校生。彼女の大事にしている色んな木の庭への植え替え(1本鉢植えの重さは60キロ)を、1本350円で10本頑張って植えていた。えらいもんだ。
 「前は500円だったのに。」
とぼやいてみるものの、
 「なら4000円にしようか?」
と彼女が言えば、母親の財布を心配してか、
 「ええよ、350円で頑張ったって事を達成感にする。」
と言う。
 妹は中学生。この子は小さい頃からしっかり者だったが、これがすごい男前な女の子である。喧嘩でも男子に口では負けないらしいが、先日こんなエピソードがあったらしい。
 名前が無いと書きにくいので仮に「メイちゃん」としようか。メイちゃんはお友達とある日ショッピングモールに出掛けていた。すると4歳くらいの男の子と2歳くらいの女の子が泣いているのに遭遇。
 周囲の大人たちが皆心配しているのは分かるのだが、誰も声をかけない。そこでイラッとしたメイちゃんは、その子に優しく声をかけた。
 事情を聞いてみると、親御さんはキッズコーナーで遊ぶように言って、買い物に行ったらしいが、妹がママを探して泣きだしたので、お兄ちゃんは妹の手を引いてママを探すことにしたらしい。しかし見つからず二人して泣いていたのだ。
 可哀想になってメイちゃんは二人の手を引いて親を探す。するとフードコートで発見。二人して甘い物など食べていたと言うが、駆け付けた子供に、
 「何でここに来たの!あそこでいなさいって言ったでしょ!」
とママ。
 「お兄ちゃんも、妹の面倒が見えなかったのか!」
とパパ。
 そう、ふたりして子供を叱ったのだと言う。そこで、イラッとしたメイちゃん。
 「〇〇くんは偉かったよね~。妹がママを探して泣くから一緒に探したんだよね~。偉かったよ。ちゃんと面倒見てたもんね。」
そう子供に声をかけ、
 「大体、4歳と2歳の子供を置いておいたら、こうなる事は目に見えてましたよね。周囲の人も心配してたので、迷惑もかかってますよね。これ、親の責任じゃないんですか!」
と大人相手に言い放ち、
 「君はいいパパになるよ。」
とお兄ちゃんに声をかけて帰ったと言う。大人二人は中学生に言い込められて、下をうつむいたまま言い返せなかったらしい(まあ、フードコートだし、恥ずかしかったろうなあ)。
 にしても痛快である。帰ってキヨちゃんに報告したら大絶賛。くりりんも、
 「スカッとジャパンみたいだね。」
って。
 いや~。見習いたいくらいだ。彼女の子供たちが優しくて逞しく成長している事にも感激である。

*お昼に食べたおうどん。ワカメまでトッピング自由。天ぷらは30円から50円程度。小サイズなのにこのボリューム。合わせて460円。

    

にほんブログ村 介護ブログ 介護職へ ここをクリックしてお立ち寄りください
コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« あっちゃ~~!! | トップ | 気持ちは焦るが、休息も、充... »

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
山のすずめ様 (すずしろ)
2018-10-29 15:24:02
大人がしっかりしなくてはいけないのですが、逆に子供だからケンカなどにならなくて良かったのかもしれません。
でも勇気のある事です。素晴らしいなと思いました。
返信する
凄い! (山のすずめ)
2018-10-27 23:52:13
徳島にも そんな かっこいい 女子が いたんですね!!

ほんま、スカッと!!ですわ🤣🤣

当たり前の事を 言える人に なりたいものですね!
返信する

コメントを投稿

ひとりごと」カテゴリの最新記事