もう10年ほど前になるのかなぁぁ
ということは、当時信仰4年くらい。
マンションのにをいがけで、ある独身男性に出会いました。(当時30代後半くらい)
玄関ドアの外に出てきてくれたので、話が出来ました。
天理教のことを彼なりに知っていました。
詳しいくらいで、私の知らないようなことも知っていて話してくれました。
日本人なんだけど韓国語の漫画を描いている方で、
その部屋は仕事場にしているという。単行本も下さいました。
私も一応漫画家を目指していた時期があったんで、
その方のイラストがどの程度のレベルのものなのか、すぐに分りました。
「これじゃ~日本じゃ通用しないなぁ」
と、ちょっと思いました・・・はっきり言って下手でした。
それでも漫画家になれるんだなって感心したっけ。
その頃私はまだ、にをいがけに一生懸命通ってなかったです。
そのときの話っていうのが、
御本部のお偉いさんはお金儲けをしているといような内容でした。
『あんた、上のものが何をしているのか知っているのか?』と聞かれもしました。
『あんたはだまされている。それが分らないから可哀想でしょうがない』
と私は、同情されたことを覚えています。
「あなたの言うことが本当だったら、私が今まで信じてきた上級の会長様奥様、
所属教会の会長さん奥様もみんなだまされている事になるわけですか・・?」
と、そのとき聞き返しました。
「そうだね」と返事されました。
でも、そんなこと信じられなかったんですよね。
あの方もあの人もみんな揃ってウソを言っているなんてできっこない、と。
なんとなく何かを求めている寂しい方なのかなって感じたんですけど、
手引き親に話したところ、相手は男性だし、もう行かない方がいいわよ、
とのことだったので気にはなりながらも行くことはしませんでした。
ちょっと怖かったのもあります。
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しばらくして、誰かが私に教えてくれました。
その男性が出直したことを。
新聞にも載りました。読みました。
そりゃあもうただただ驚くばかりで、、、、ショックで申し訳なくて・・・
死因は心臓の発作によるものとなっていまして、ひとりで出直したそうです。
倒れている所をスタッフが見つけたとのこと。
泣きました。
私になにか出来たんじゃないかなとか、
手引き親は行かなくていいといったけど、私はつないでおいたほうが良かったとか。
心の拠りどころが欲しかったんじゃないかな、探していたのかなって、
さらに思うようになって、しばらく落ち込んでいました。
マンションの前を通るのが怖くなって、窓が気になりました。
一階に住んでいたので・・・・・
神様は何のために、あの男性を引き合わせて下さったのかなって考えました。
当時は明確な悟りは出来ていないけど、
お助けしたかった、助かって欲しかった、何も出来なかった悔しさを経験したんだよね。
今だったら、青年さんにお願いも出来たでしょうね。
私の因縁性もあるので、
やはり私は行かなくて良かったのかなって思ったりもします。
忘れられない出来事なんです。
ひょっとして、今頃のことだったのかなぁぁ
だから、思い出したのかしらね。。。。