日本の問題と解決策を考える

一石五鳥の地球温暖化防止策を考える
 
日本の真の活性化を考える  吉川忠雄

福島原発の土のうを積み上げた仮防潮堤・・・あれでは大津波を防げない

2011-11-13 11:32:14 | 日記
福島第一原発では事故以後初めて11月12日に記者たちを受け入れました。

細野原発相と記者団がものものしい格好で乗り込んだバスから撮影された映像が報道されました。

8か月も経っているので改善されたところも当然ありましたが、問題も多いと思いました。

まだ放射線量が相当高い所が多く、その中で原発の安全確保のために多くの作業者がで今後も非常に長期にわたって作業し続けなければなりません。

海岸沿いには海抜6mしかない防潮堤の上に、海抜12mになるように土のうを6mほど積み上げただけの仮の防潮堤が設置されていました。

無いよりはましですが、これでは8m以上の津波に襲われた時に、持ちこたえられるとは・・・思えません。

台風の時の高波とは異なり、大津波は海水が分厚い層としてグーと押し出して来ますから・・・

やはり、仮設とは別に、頑丈な18m程度の防潮堤を築いておかないと、大量の汚染水と汚染物質が海に大流出するという・・・大変なリスクが長期に残ります。

東海地震と津波が危険な浜岡原発を再稼働するための津波対策として、中部電力は18mの大堤防を1000億円掛けて建設することを決め、着工しています。

浜岡原発はそんなことより早く廃炉にすべきです。

逆に、放射性物質が大量に外へ出てしまっている福島原発にはぜひ必要なものなのです。