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日本の真の活性化を考える  吉川忠雄

米中の主導権争いを利用し、TPPもASEAN+6も進めるべきだが、交渉力次第

2011-11-18 23:31:06 | 日記
欧州の国債と金融機関の信用不安が続き、欧州と米国の大不況が長引く経済情勢です。

したがって、アジアの経済成長を落とさないためにも、アジアの自由貿易の強化を急ぐ必要があります。

そのためには日本が提唱する日中韓に加え、印豪ニュージーランドを含めたASEAN+6の自由貿易協定の交渉に持ち込んで進めることが必要です。

米国の意図を考えて中国はTPPに警戒心を持っていますが、それだけに対抗上ASEAN+3を強化しようとするでしょう。

TPP交渉への日本の参加表明と他の国々の参加気運は、その中国の対抗心を高め、日本のASEAN+6案にも乗って来る可能性が高まります。

両方が刺激し合って早く進めばよいでしょう。

米国は多くの事を要求して来ますが、多くの参加国がダメだと言う事を強引に押し付けるのは難しいでしょう。  

なにしろ米国は中国をにらんでいるので、余りTPP参加国を追い詰めて交渉が壊れる危険は冒せないでしょう。

もっとも日本政府の考えが甘すぎたり、米国の機嫌を獲ろうとし過ぎて、国益を損なってはならない。