ブレーキ痕なく、アクセルペダルの障害もなし 池袋事故
2019/04/20 10:43
東京・池袋で87歳の男性が運転する乗用車が暴走して通行人らをはね、自転車の母子が死亡するなどした事故で、現場付近にブレーキの跡がなかったことが警視庁への取材でわかった。同庁は、ドライブレコーダーの映像などから、加速を続けたまま次々にはねたとみて、自動車運転死傷処罰法違反(過失運転致死傷)容疑で男性から事情を聴くなどして原因を詳しく調べる。
事故は19日午後0時25分ごろ発生。豊島区東池袋4丁目の都道で、板橋区弥生町の無職飯塚幸三さん(87)が運転する乗用車が交差点に進入し、歩行者らを次々にはねた。自転車で横断歩道を渡っていた豊島区東池袋2丁目の無職松永真菜さん(31)と長女莉子ちゃん(3)が死亡。ほかに6人が重軽傷を負った。飯塚さんと、同乗していた80代の妻も骨折するなどして入院した。
交通捜査課によると、現場周辺にブレーキをかけた跡は確認されておらず、ドライブレコーダーでも速度を上げながら走行する様子が映っていた。事故を目撃した男性も朝日新聞の取材に「車種も判別できないほどの速度だった。ブレーキをかけたような音も聞こえなかった」と証言。朝日新聞が入手した現場周辺の防犯カメラ映像にも、猛スピードで通行人をはねる様子が映っていた。
飯塚さんは「アクセルが戻らなくなった」と話しているが、車内にアクセルペダルの動きを妨げるような障害物はなかったという。歩行者らをはね、ごみ収集車などに衝突した後に停止した車はエアバッグが正常に作動していた。
車は最初の歩行者をはねる直前、約70メートル手前でガードパイプに接触する事故を起こしていたことがドライブレコーダーの映像などから判明している。同課は、この接触事故などで気が動転した飯塚さんが運転操作を誤り、赤信号を無視して交差点に進入したとみている。ドライブレコーダーの任意提出も受け、証拠隠滅の恐れもないとして任意で捜査を進める方針だ。
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高齢者により2人の命が奪われました。
一昨日にこの報道を最初聞いた時、2人は心肺停止でした。
その後、お亡くなりになったと聞いて残念な気持ちと共に
87歳の犯人に怒りを覚えました。
30代の女性と3歳の女児が突然命を奪われたのですから
残念との表現もなんか軽いようですが、他にどう言っていいのやら。。。。
一報を聞いて、高齢者の運転ではと思いましたが、やっぱりです。
また報道の仕方に違和感を覚えた方も多いと思います。
2人の命を奪い、何人かの方がけがを負いました。
それなのに、「男性」との表現。
最初は犠牲者の方の名前が出ても、犯人の名前も出ませんでしたし
名前が判明しても「さん付け」で「男性」との表現です。
ハフポストによると報道各社は、次のような表現だそうです。
朝日新聞:実名+「さん」付け
読売新聞:実名+肩書き(元院長)
毎日新聞:実名+「さん」付け
産経新聞:男性
NHK:実名+肩書き(元院長)
共同通信:男性、実名+「さん」付け
時事通信:男性
※産経新聞は「男性」ではなく「男」となっています。
なんか変じゃないですか。
犯人の人権を守るっておかしくないですか。
また犯人の飯塚幸三はwikiにも載るそれなりの地位だったようです。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%A3%AF%E5%A1%9A%E5%B9%B8%E4%B8%89
叙勲受章者でもあり、過去には 公益社団法人 計測自動制御学会の会長でした。
第31期 1992年度 |
1992.2.20~ 1993.2.16 |
飯塚幸三 ((株)クボタ常務取締役) |
事の重大さを感じず、軽い気持ちで運転し、その結果の重大事故です。
飯塚幸三は晩節を汚しました。
交通の便のいい東京のど真ん中に住んでいる容疑者。
日々の生活の為の買い物なら近くで事足りた筈。
奥さんが徒歩で買い物に行けたのではないですか。
もしも奥さんも足が悪くて日常生活が普通に遅れなければ、
高齢者向けのマンションに入る方法も選べた筈。
経歴を見れば裕福だと想像できますから、タクシーの利用も出来たのに、
敢えて自家用車を運転したのは事の重大さを認識していなかったのです。
なぜ同乗者の妻は運転を止めなかったのか。
妻も同罪です。
共犯者です。
また息子や娘はいたのなら、彼らも同罪です。
飲酒運転が問題になり、同乗者の責任が問われるようになり、
運転すると分かっていて酒を提供した飲食店も罪に問われます。
一昨日、昨日と高齢者の関わった事故を何件か発生しています。
最早高齢者の運転による死亡事故は珍しくなくなりました。
高齢者の運転を容認した家族にも罪を問うべきです。
そしてこの容疑者は2年前の免許書更新時に異常がなかったと言われています。
しかし、高齢者の認知度は急に進むこともあります。
70歳以上、80歳以上はそれぞれ半年、2か月の更新にして検査を厳格にすべきです。
尊い命が運転技術も覚束ない高齢者に奪われる事は避けなければなりません。
飲酒運転に厳しい罰則を科せるようになったのと同じように
高齢者運転にも厳しい罰則を科せる法整備を一日も早くすべきです。