「(旧11宮家の皇籍離脱は)70年以上前の出来事で、皇籍を離脱された方々は民間人として生活を営んでいる。私自身が(連合国軍総司令部=GHQの)決定を覆していくことは全く考えていない」
安倍晋三首相は、3月20日の参院財政金融委員会でこう述べた。これが首相が旧宮家の皇族復帰に否定的な見解を示したと報じられたが、首相は周囲に本意をこう漏らす。
「それは違う。私が言ったのは『旧宮家全部の復帰はない』ということだ」
また、首相が女性宮家創設に傾いたのではないかとの見方に関しても「意味がない」と否定している。
そもそも皇室典範は「皇位は男系の男子が継承する」と定めており、女性宮家を創設しても皇位継承資格者は増えないからだ。典範改正で女性宮家の子孫も皇位継承資格を持つようにするというのなら、それは女系継承容認につながり、皇室の伝統の歴史的な大転換になる。
首相官邸筋は「天皇陛下の周りも、女系天皇をつくろうという気は全くない」と明言し、政府高官もこう指摘する。
「女性宮家は(女性皇族の)みなさんもそれは避けたいのではないか」
現在、男系の男子である秋篠宮家の長男、悠仁さまが皇位継承順位3位だが、仮に女系天皇を認めた場合にはどうなるか。現在は継承権のない皇太子さまの長女、愛子さまとの間で「どちらにより正統性があるかが問われ、とんでもない事態になる」(別の政府高官)との懸念もある。
一方、戦後にGHQの皇室弱体化の意向で皇籍離脱した旧宮家の復帰に関しては、現皇室との血の遠さを強調する意見がある。だが、皇位はこれまで直系ばかりで継承されてきたわけでは決してない。
「旧皇族から適格者に何人か皇族に復帰してもらい、その方自身には皇位継承権は付与せず、その子供から継承権を持つというのはどうか」
首相官邸内では、こんなアイデアもささやかれている。(阿比留瑠比)
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5月1日から新しい時代、令和が始まります。
徳仁皇太子殿下が天皇陛下になられるので
皇位継承第一位が秋篠宮文仁殿下、第二位が悠仁親王殿下、第三位が常陸宮正仁殿下となり
継承権を持たれる方が三人になります。
しかし常陸宮殿下は83歳とご高齢ですから、
実際問題、次に継承されるのは秋篠宮殿下と悠仁殿下のお二人となるでしょう。
また徳仁皇太子殿下は59歳、文仁殿下が53歳ですから
約30年後に悠仁殿下が即位されるとして、皇位継承者は悠仁殿下の親王だけとなり、
皇室衰退は時間の問題です。
最悪、悠仁殿下が最後の天皇となる可能性もあります。
このまま即位する男子がいなくなるのは避けたいものです。
ですから速やかに安定的な皇位継承者の確保を考えるのは当然です。
寧ろ、今頃遅いぐらいです。
これまで125代に渡り引き継がれてきた歴史です。
それを今、安易に絶やしていいものかどうか。
そもそもGHQの指令により皇籍離脱を已む無く受け入れた旧宮家の皆さん。
敗戦がなければ皇籍に留まったであろう宮家ですから、今復籍されても問題はない筈。
ただ、該当者が何人いるのか私達には知らされていません。
旧宮家の方々でお若い男性の方がどの位いらっしゃるのか、
そしてその方々の復籍のご意思はお有りなのかどうか。
この事を速やかに確認してもらいたいです。
該当者がいないのに、旧宮家の復籍を議論しても詮ない事。
最悪、女性天皇、女系天皇を認めて皇室存続を選ぶのか、
それとも皇室廃止を選ぶのか。
今この事を議論しないといけない時期だと思います。
日本独自の男系男子の皇統を続ける為には旧宮家の復籍しかありません。
安易に女系天皇を認め、この歴史を終わらすのは何とも勿体なく申し訳なく思います。
また皇位は男系男子が継承すると皇室典範に定めていても、
今上陛下の生前退位を特例法で認められたのですから、
皇室典範を変えてしまえば男系女子が継承する事は可能になるでしょう。
いとも容易く、皇室典範も変えられるという前例を作ったのですから。
男系女子に、そして女系天皇へと雪崩的に変更される可能性もあります。
その前段として秋篠宮殿下を皇太弟とせず、皇嗣とし
お住いを東宮御所にしないのではと疑ってしまいます。
何としても男系男子を絶やさないでもらいたいです。
その為に政府には様々な可能性を考え、早急に議論してもらいたいです。