河野太郎外相は12日午前、離任が決まった李洙勲(イ・スフン)駐日韓国大使と外務省で面会し、韓国による福島や茨城など8県産の水産物輸入禁止措置をめぐる紛争で世界貿易機関(WTO)の上級委員会が禁輸措置は妥当との最終判断を下したことに関し、「韓国との2国間協議を通じ、輸入禁止の撤廃を働きかけていきたい」と述べ、今後も禁輸措置撤廃を求める考えを示した。

 河野氏は、日本産食品が韓国の安全基準をクリアするとした紛争処理小委員会(パネル)の事実認定が維持されたことについて「喜ばしい」とも述べた。

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韓国は福島、宮城、岩手、青森、群馬、栃木、茨城、千葉の8県からの全ての水産物について

2013年9月9日から輸入を禁止しています。

この事について日本は世界貿易機関に不当だと韓国を訴えていて

一審に当たる「パネル」では日本の主張が認められていたのに、

今回最終審である上級委員会が一審の判定を破棄し、日本の敗訴が確定しました。

日本は安全な物しか輸出していません。

それを過剰に反応し、危険だと輸入禁止措置を講じるのは感情的であり、

印象で物事を判断しているとしか言いようがありません。

 

また東北以外の水産物にも次のような厳しい条件を付けています。

北海道、東京、神奈川、愛知、三重、愛媛、熊本、鹿児島の8都道県産の水産物は、政府機関発行の放射性物質検査証明書が必要。

日本産食品は、韓国政府によって輸入時に毎回放射性物質検査が行われ、放射性物質が検出されないことを確認する必要がある。


ただ河野外相は一審の「韓国の安全基準をクリアした」との認定が維持されたとか

菅官房長官が「敗訴に当たらない」との発言が今一つわかりません。

敗訴じゃないのですか。