池袋暴走 妻子亡くした遺族の訴え全文 「相応の罪償ってほしい」
東京・池袋の車暴走事故について会見する、松永真菜さんと長女莉子ちゃんの遺族(中央)=24日午後、東京都千代田区(宮崎瑞穂撮影)
東京・池袋の交通事故で亡くなった松永真菜(まな)さん(31)と長女の莉子(りこ)ちゃん(3)を亡くした男性(32)が記者会見の冒頭で読み上げた訴えの全文は次の通り。
事故現場の献花台にあふれるほどの花をたむけてくださった皆さま、妻と娘に寄り添い、心を痛めてくださっている皆さまの温かい心に本当に感謝しております。最愛の妻と娘を突然失い、涙することしかできず、絶望しております。
娘はこの先どんどん成長し、大人になり、私と妻の元を離れ、妻と寿命が尽きるまで一緒にいる。そう信じていましたが、たった一瞬で私たちの未来は奪われてしまいました。悔しくて悔しくて仕方がありません。この悔しさはどれだけ時間がたっても消えないでしょう。
妻と娘は本当に優しく、人を恨むような性格ではありませんでした。私も2人を尊重し、本来なら、そうしたいです。ですが、私の最愛の2人の命をうばったという、相応の罪を償ってほしいです。
この数日間、何度もこの先生きていく意味があるのかと自問自答しました。しかし、今回の事故以外でも、妻と娘のような被害者、私のような苦しむ遺族を今後絶対に出してはいけないとも思いました。
そのために、私は妻と娘の画像を公開することを決断いたしました。妻はとても恥ずかしがり屋で、フェイスブックなどで顔を公開することもないような控えめな性格でした。
そのため本当に苦渋の決断でした。この画像を見ていただき、必死に生きていた若い女性と、たった3年しか生きられなかった命があったんだと現実的に感じていただきたいです。
現実的に感じていただければ、運転に不安があることを自覚した上での運転や、飲酒運転、あおり運転などの危険運転をしそうになったとき、亡くなった2人を思い出し、思いとどまってくれるかもしれない。そうすれば、亡くならなくていい人が亡くならずに済むかもしれない。そう思ったのです。
それぞれのご家庭で事情があることは重々承知しておりますが 少しでも運転に不安がある人は車を運転しないという選択を考えてほしい。また、周囲の方々も本人に働きかけてほしい。家族の中に運転に不安のある方がいるのなら、いま一度、家族内で考えてほしい。
それが世の中に広がれば、交通事故による被害者を減らせるかもしれない。そうすれば、妻と娘も少しは浮かばれるのではないかと思います。
今回の事件をきっかけに、さまざまな議論がなされ、少しでも交通事故による犠牲者がいなくなる未来になってほしいです。
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若い女性と3歳の女の子の命を奪った犯人の事を
最初は「男性」次に「さん付け」そして今は「元院長」です。
逮捕されていないから容疑者とか男とか呼び捨てにしないそうです。
しかし、普通の感覚なら、呼び方一つとっても違和感があるでしょう。
ワイドショーでも高齢者やその家族の声を紹介していましたが
まだまだ高齢者もその家族も甘いと感じました。
そのうち免許を返納するやら、親を説得しても頑固で聞き入れないとか。
犠牲になった女性と幼いお子さん、そして今日記者会見をした男性の気持ちを想像したら
そんな事は言えないと思います。
自分自身や親が殺人者になるかもわからないのですから。
法律に則って犯人の男を逮捕しないらしいです。
だから容疑者とも言えないし、呼び捨てにもしないとか。
それでもやはり、元院長との言い方に違和感を覚え、怒りさえ感じます。
犯人の男はケガをして入院中らしいです。
でも重体ではなさそうです。
それなりの地位にあった人ですから、こんな時どんな対応すべきかわかっている筈。
既に弁護士も付いているでしょう。
息子は恐らくそれなりの地位だと思われます。
悲しみに打ちひしがれる若い男性が記者会見をしているのに、
なぜ犯人の男やその家族は無言を貫いているのでしょう。
裁判に不利だからですか。
弁護士から止められているからですか。
せめて誠意を見せるべきです。
そして今後最大限の補償をすべきです。
足が悪いから車が必要だとの言い訳は通用しません。
足が悪いからこそ車を運転すべきではなかったのです。
不便ならタクシーを使えばよかったのです。
それだけの財力は十分ある筈ですから。
犠牲者の夫であり、父親である若い男性の記者会見を見て何も思わないのなら
それこそ血も涙もない鬼のような男です。
そしてそんな男と家族を恨みます。