【北京=三塚聖平】在日中国大使館は23日に発表した報道官談話で、北京市内で在中国日本大使館の職員が中国当局により一時的に拘束されたことについて、身分に適合しない活動に従事しており、中国の関係部門が法に照らして調査、質問した」と主張した。日本が中国側に厳重な抗議をしたことに「中国は受け入れない」と反発した。

北京の在中国日本大使館によると、同職員は21日午後に外交官としての活動を行っていた際に一時的に拘束された。拘束の経緯など詳細については、本人の安全面への配慮などから明らかにしていない。

森健良事務次官は22日、楊宇駐日中国大使館臨時代理大使に対し、外交関係に関するウィーン条約の明白な違反だとして厳重な抗議をするとともに謝罪を要求再発防止策も強く求めた。

垂秀夫(たるみ・ひでお)駐中国大使も同日夜、中国の呉江浩外務次官補に厳重な抗議を行った。日本大使館は職員が拘束された21日に中国外務省に抗議を行おうと調整したが、中国側の都合により22日夜にまでずれ込んだという。

ウィーン条約は外交官の身体不可侵を定めている。

なんかモヤモヤする事件です。

そして中国はこんな国だと企業経営者の皆さんは知っておいて欲しいです。

 

記事によると、在中日本大使館の職員が一時的に中国当局に拘束されました。

一時的ですから、既に解放されているのですよね。

まず、ウィーン条約では「外交官の身体不可侵」を定めていますが、

それに違反しているという事で、日本は中国に謝罪を求めたのです。

でも予想通り、中国は自分の非は認めませんから、当然開き直りです。

 

では外交官は何をしていたのでしょう。

スパイの疑いをかけられるような事をしていたのでしょうか。

海外では日本で問題にならない事でも問題になり、時には拘束される事もあります。

例えば景色を写真に撮ろうとしたら、実は軍施設の近くで拘束されるとか。

これは例えばの話で、今回の外務省職員が何をして拘束されたのか分かりませんし、

何しろ中国ですから、警告の為に不当拘束もあり得ます。

ウイグルや内モンゴルについてこれ以上踏み込んでくるな、とか、

尖閣諸島に上陸したらただではおかないぞ、とか。。。

「余計な事をしたらこうだからな!」みたいな。

ま、恫喝みたいなもんでしょうか。

 

日本人は何でも知りたいです。

秘密の事でも何でも知りたがります。

しかし、それは時と場合によります。

特に外交官ですから何でもペラペラ喋られませんし、勿論外務省も同じです。

 

今回の事件で思ったことは、

中国では不当拘束もあり得るという事。

そして日本では同様の事があっても拘束はしないだろうと。

それは中国人でも同じで、今まで数多のスパイ活動をしていたか分からない、

産業スパイに軍事スパイとか。。

これがスパイ防止法がない日本です。

それを承知ですからスパイ活動も遠慮なくしているだろうと想像します。

これを機会に、日本は世界標準から見たら変な国だという事を理解し、

スパイ防止法成立を真剣に考える事と、

中国には民主主義国家の常識は通用しない事を日本人は知っておく必要があります。

 

因みに民主主義国でもウィーン条約違反の国はすぐそこにあります。

日本大使館や総領事館前に慰安婦像や徴用工像を設置する韓国。

ウィーン条約ではありませんが、日本の品種改良した農産品を盗む韓国。

 

韓国を勝手に民主国家と思っているだけで、実はそうでもありません。

この事もよく理解して、お付き合いした方が良さそうです。