自民党の茂木敏充幹事長は23日夜のNHK番組で、衆院和歌山1区の補欠選挙で日本維新の会の新人が当選を確実にしたことについて「結果をよく分析したい。統一地方選の前半戦でも大阪などで苦戦を強いられた。態勢の抜本的な強化、見直しが必要だ」と述べた。

衆院山口2、4区補選で自民候補が勝利を確実にしたこと関しては「政権の中間評価ということであれば一定の評価を頂いた」と述べた。

茂木氏は今後の衆院解散に関し「今回の結果の分析も含めて(岸田文雄)首相が判断する」と述べた。

勝てるところは確実に勝たねばなりません。

その点、和歌山補選はどうも分が悪過ぎたようです。

もともと和歌山一区は自民党は弱いところとか。

それに老害?と言われている二階さんが応援に来、

和歌山と何の関係もなく、現在は自民党でもない小池都知事まで応援ですから、

何か勘違いしているのではと思ってしまいます。

二階さんの恩恵を受けたと思っているのは南部の観光地です。

そもそも門氏は不倫疑惑があった人物。

更には応援に駆け付けた自見はなこさんは橋下岳氏との不倫の末、

略奪婚をした方。

これでは勝てる選挙もスルッと逃げていきます。

 

もともと勝算が五分五分だったのではと思いますし、

何しろ県北部は大阪に近く、大阪への通勤者も多いです。

それだけ大阪の影響があるのですから、自ずと維新の会の影響もあります。

 

しかし前半戦の奈良知事選は勝てたものをみすみす手放したようなものでした。

自民党中央から出ろと言われて出たと言う現職荒井氏。

票が分かれるのが分かっているのだから、後進に譲って欲しいと説得するのが普通なのに、

わざわざ出てくれとは何を考えているのやら。

そこを止めるのは幹事長の仕事。

将来の総裁選でのライバルである高市早苗さんに打撃を与えたかったのか、

候補者を1本に絞らなかった茂木幹事長の責任なのは明らか。

誰が見ても厳しい選挙になるだろうと思われていた奈良県知事選を落とした責任はやはり幹事長にある。

そして無責任な林幹雄氏や森山裕氏にもあり、彼らを説得できなかった幹事長。

という事で、やはり最終的な責任は茂木氏になる。

 

本当に勝ちたければ、候補者の選出をもっと慎重になるべきで、

票が分散するような候補者を出す等、負けたいのかと言いたくなる。

それにしても自民党は選挙を甘く見たな、と思ってしまうし、

選挙カーの二階俊博氏の姿を見れば、衰えを感じる。

これを機会に親中派、媚中派の出番はないと自民党は自戒を込めて感じて欲しい。