水戸黄門に出てくるかげろうお銀。
由美かおるが演じ、人気を博したキャラクターである。
お銀は、くノ一なのだが、普段は鳥追女の恰好をしている。
鳥追女?
よく分からない職業ではないだろうか?
鳥追いというのは、元来、小正月(1月15日)に行う農耕行事だ。
小学館の「ビジュアルワイド 江戸時代館」によると、
鳥追いは田畑の害鳥を追い払う行事。
小正月に棒で地面をたたいたり、唄や音曲で鳥を追い払ったりして、豊作を祈った。
とある。
では、鳥追女はどうだろう。
遊子館「絵で見て納得!時代劇のウソ・ホント」(笹間良彦)から引用する。
鳥追女は、普段は質素な姿で菅笠をかぶり、新年(正月一日から十五日まで)のみ衣服を新しくし、菅笠から編笠にかえて三味線を弾き、清元や富本、常磐津、長唄、新内などをうたいながら門付けした女太夫と称する女芸人である。
鳥追女は、江戸時代中期になって弾左衛門配下の車善七支配の山本仁太夫の許可を貰った五十人がはじまりである。
この鳥追女が流して歩けるのは江戸府内のみで、関所を越えることはできなかった。
まあ、水戸黄門さまが一緒なのだから、関所を越えられたとしてもおかしくはない。
しかし、江戸時代中期にならないと現れない鳥追女が江戸初期にいたというのは、いかに黄門さまといえども手には負えないのではないだろうか。
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お銀は、くノ一なのだが、普段は鳥追女の恰好をしている。
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よく分からない職業ではないだろうか?
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小学館の「ビジュアルワイド 江戸時代館」によると、
鳥追いは田畑の害鳥を追い払う行事。
小正月に棒で地面をたたいたり、唄や音曲で鳥を追い払ったりして、豊作を祈った。
とある。
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遊子館「絵で見て納得!時代劇のウソ・ホント」(笹間良彦)から引用する。
鳥追女は、普段は質素な姿で菅笠をかぶり、新年(正月一日から十五日まで)のみ衣服を新しくし、菅笠から編笠にかえて三味線を弾き、清元や富本、常磐津、長唄、新内などをうたいながら門付けした女太夫と称する女芸人である。
鳥追女は、江戸時代中期になって弾左衛門配下の車善七支配の山本仁太夫の許可を貰った五十人がはじまりである。
この鳥追女が流して歩けるのは江戸府内のみで、関所を越えることはできなかった。
まあ、水戸黄門さまが一緒なのだから、関所を越えられたとしてもおかしくはない。
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