フキノトウの雌しべの束をその長さ方向に削ぎ取って超マクロ写真を撮りました。前回よりもさらに深く削り取っているので雌しべの束の内部の縦断面が見えています。画面の右下付近に雌しべよりはるかに太い「雄花の小花のダミー」が花冠の中から先端をのぞかせているのが見えています。雌花だけでは蜜を出さないので虫たちも寄って来ません。そこで雄花の形に似て蜜を出すだけのダミーをひそませています。雄花のダミーは花粉は出さないで蜜だけを出すという役割を果たしています。 ⇒ 下記の本を参照
撮影日：2012.3.18 ミクロラボΠ-SABAE（TAKAHASHI）
参照：「したたかな植物たち」 多田多恵子（SCC）
前回示した超マクロ写真に写っている雌しべの束の上の領域を撮影しました。薄黄色の「鞘」と「鞘」より伸びている雌しべの花柱が写っています。
撮影日：2012.3.18 ミクロラボΠ-SABAE ポリ亭
フキノトウの雌しべの超マクロ写真です。これまでの写真で分かりますように，雌しべは多数本束ねられているのですが，その束を根元付近から雌しべの長さ方向に沿って表面より削ぎ取り超マクロ写真を撮りました。今回は雌しべの根元付近にフォーカスしています。根元付近は白く細長い毛で覆われています。そこより薄黄色の「鞘」がのび，その中から雌しべの花柱が伸びてきています。花柱には横縞模様が入っています。
撮影日：2012.3.18 ミクロラボΠ-SABAE ポリ亭（TAKAHASHI）
フキノトウの雌しべを立体的に撮影するため雌しべを取り囲んでいる外皮？を取り除きました。写真は斜め上方向より撮影した超マクロ写真です。雌しべの根元より花柱をへて柱頭に至る全体像が写っています。柱頭は厚ぼったいまま左右にY字型に分かれています。
撮影日：2012.3.18 撮影場所：自宅(鯖江市） ミクロラボΠ-SABAE ポリ亭
さらに拡大して撮影したフキノトウの雌しべの柱頭の超マクロ写真です。柱頭の形がよく分かります。
撮影日：2012.3.18 撮影場所：自宅(鯖江市） ミクロラボΠ-SABAE ポリ亭
フキノトウが開花しました。といっても花びらがあるわけではなく雌しべが顔を出してくるだけです。今回の超マクロ写真は雌しべの柱頭をほぼ真上からフォーカスして撮りました。柱頭は厚ぼったく左右に分かれています。
撮影日：2012.3.18 撮影場所：自宅(鯖江市） ミクロラボΠ-SABAE ポリ亭
今回よりフキノトウについて連載します。我が家のあちこちで今年もフキノトウが芽を出しました。写真はその全体像です。昨年もそうでしたが，我が家のフキノトウはどれも雌花です。
撮影日：2012.3.15 撮影場所：自宅（鯖江市） ミクロラボΠ-SABAE（TAKAHASHI）
スノードロップの子房の縦断面の超マクロ写真です。前回の写真と併せて考えると中央の貫通している幹の周辺を取り巻いて胚珠が存在していることが分かります。
撮影日：2012.3.13 撮影場所：自宅（鯖江市内） ミクロラボΠ-SABAE ポリ亭(TAKAHASHI)
次回よりフキノトウの超マクロ写真を連載します。
スノードロップの子房の全体が写るように撮った超マクロ写真です。前回と同じく表面層をカミソリ削ぎ取って撮影しました。子房内には多数の胚珠がびっしりと詰まっています。
撮影日：2012.3.13 撮影場所：自宅（鯖江市内） ミクロラボΠ-SABAE ポリ亭(TAKAHASHI)
