金曜夜、会社のお花見で睡眠不足の土曜日のオジサン
ゆっくり長めのお昼寝をして貰い、早めの夜の外食を餌に(笑)
南阿蘇「一心行の大桜」を見に連れて行ってもらいました
熊本県人にとってはあまりにも有名すぎる桜で
この時期には大渋滞になるので今まで敬遠していた場所です。
「まだ花見したいんかい」ってオジサンの心の声が・・・
だって、季節モノはタイミングが大事ですからネ~
一度も行ったことのない「一心行の大桜」が満開と聞けばジッとはしていられません
ちょうど3日間の夜間ライトアップでもありますし・・・
「いつ行く?今でしょ~」
そんなこんなで早めの夕食に馬肉のステーキで
オジサンを満腹にさせ(笑)俵山から南阿蘇へ
山は野焼きの跡が・・・
7時からのライトアップに合わせ20分前に到着すると
沢山の観光客、そしてアマチュアカメラマン
新聞やテレビで見るお決まりの場所で
菜の花とのコントラストが美しいですネ~
この東の方から眺めるのが正面でしょうか?
桜の下の木道を一周します
満開の山桜 樹齢400余年 樹高14m 幹周り7,35m
枝張り 東西21,3m 南北26m
昭和初期の落雷により幹が6本に裂けたためドーム型の広がったそうですが
H16年の台風で2本が折れM字型になり養生や整備にお金が掛かるそうです。
南から見た右の写真が折れてM字になっているのが良く解ります。
駐車場500円にオジサンは「儲かるだろうなぁ~」何てこと言ってましたが・・・
ほんの十日間ほどしか観光客は来ないのですから仕方がありませんよネ~
周囲は公園やグランドゴルフコースを作ってあり、普段は地元の人が楽しむだけで閑散としています。
オジサンと少し離れた北側からカウントダウンを待ちます。
遠くに見える山々は南外輪です。
観光客も一緒に「5・4・3・・・・」とカウントダウン
一斉にライトが点くと歓声が
まだ青の残った空に桜が映えます
最初は乗り気でなかったオジサンですがライトアップ後、もう一周し感激したようです。
ライトは北と東からの2方向で南から見るとまた違った雰囲気の桜が見れます。
約1時間ほどの花見でしたが今日は暖かかったとはいえ
さすがに阿蘇の夜は冷えてきました。
名残を惜しむようにもう一度遠くから桜を・・・すっかり空は真っ暗
駐車場は今から訪れる車と帰る車で渋滞です
昼間の大渋滞に比べたらたいしたことないのでしょうけどネ~
桜の余韻に浸りながら俵山トンネル前に差し掛かると・・・
左手にライトアップされた桜発見オジサンに頼んで急遽Uターン
「観音桜 満開」という干し草のロールで作られた手作り看板で曲がり
(良く見ると・・・看板も軽トラのライトで照明とは何ともほのぼのですネ~)
狭い道を行くと・・・
どうも駐車場から丘を登るようなので断念し道路から1枚
入り口で協力金100円を徴収していました。
「一心行の大桜」に比べると小さいようですが・・・
南外輪にポツンと一つある桜は人影も少なく空に星も見え
また違った素敵な風景でした。
帰宅後調べると・・・
南阿蘇「観音桜」 牧場に佇む1本桜
樹齢、およそ90年位でこの桜の近くに馬頭観音様が祀ってあり
そこからこの桜は「観音桜」と呼ばれています。
阿蘇外輪山側からこの桜を望むと、阿蘇の山々がこの桜の背景となり
遠くに高岳、中岳、烏帽子岳等が見え、絶好のロケーションとなっています。
(南阿蘇村のHPより)
丁度この日だけライトアップらしく・・・なんてラッキーなことだったのでしょう
し・か・し・・
その後、アクシデントが待ち受けていたのでした・・・
気分よく俵山トンネルを抜け熊本市内の夜景が見えたので
チョッと車を降り夜景撮影と星空鑑賞と一人車外へ
駐車場と展望台の低い柵を乗り越えた瞬間・・・
薄暗い中で遠近感が解らず足を踏み外した??
痛めている足を先についたのか記憶は定かでないが・・・
私はそのまま柔道の受け身の様にドスンと仰向け状態
側で夜景を見ていた中年夫婦から「大丈夫ですか」と声を掛けて貰ったものの
恥ずかしくて「大丈夫で~す」と明るく答えるしかない私
心の中でオジサンが直ぐ助けに来るだろうと思い
痛い左膝をかばいながら立ち上がるものの車のドアが開く気配なし
「おい~気付いとらんのかい薄情者」
暫くして出てきたオジサンは大笑いするばかり
聞くと・・・
私が写真を撮るならと車のライトを直ぐ消したオジサンの思いやりが裏目に
しかし・・・左手(多分?)に持っていた新品のカメラは無傷です。
「なんて私偉いんでしょ~う」と自分を褒めてあげました
そう言えば20年程前、友人家族とキャンプに行った時
川で楽しそうに遊ぶ皆を撮影していた私・・・
滑って転んで、ずぶ濡れになってもビデオカメラだけは高々と上げ無事だったよなぁ~
あの時も友人達に褒められたけどネ~
私って本能的に何が一番大事なモノか瞬間的に判断するのでしょうか
車の中で見ると右手の甲は少し血が滲み・・・
自宅に帰り洋服を脱ぐと両膝にも擦過傷
お風呂で沁みる傷口を眺め、これぐらいで済んで良かったと自分を慰めました
何とも・・・色んな意味で思いで残る南阿蘇お花見ドライブとなりました