~暮らしの中の小さな幸せ~

ログハウスに住みながら・・・
日々の暮らしと趣味の色々を綴ります

こんなところに・・・・

2019年05月09日 | キャンピングカー
ここ熊本は連休後半からずっと良いお天気でしたが
今朝は久しぶりに雨音で目を覚ましました
すぐに天草のうつぎ窯さん訪問の続きをUPしたかったのですが
雨の前に溜まった庭仕事などの外作業を済ませたり
天気を利用して部屋の模様替えなどに励む毎日で
新しいPCの前に座りブログ記事を書く時間がありませんでした。
ということで・・・やっと旅の続きを・・・

早朝そば打ち体験の後、うつぎ窯さんの車で付近をドライブ
天草というと海をイメージされると思いますが
うつぎ窯さん宅は里山の風景の中にあり海に出るには山越えをします。
前日に入浴した「やすらぎの湯」から車は山を登り・・・
まるでTV番組「ポツンと一軒家」に出るようなガードレールのない
狭い道をどんどん進むと10分ほどで到着したのは
「やまの上の花舞林庭」(かむりんてい)

山を切り開き作られた庭は想像以上に広く・・・

こんな山の中(失礼)それも個人の方が作られたなんてビックリです。
自宅から車で通い作業をされていたSさんに挨拶を済ませ散策

先ずは庭の上見晴らしのいい山頂へ
振り返ると・・・

眼下に傾斜を切り開いた庭
遠くの山の向こうは天草灘になるのでしょうか?
帰宅後に地図を見て確認しましたが
権現山か高取山のかよくわかりませんでした。

そして、反対側は眼下に浅海湾

湾内には真珠養殖筏も見えました。

左手には島々は獅子島や御所浦島も見え
八代海の向こうには芦北や水俣かな?
望遠レンズを持ってくればと後悔

右に目をやると長島がすぐそこに見え・・・

牛深港から蔵之元(長島)までフェリーで30分
ここからは鹿児島が近いことを実感します。

高台から庭を眺め降りていき・・・

我が家ではなかなか育たないラベンダー畑もあり
乾燥した水はけのよい場所なのでしょうネ~
道を挟んだ下の庭は小さな小屋と小道が作られ・・・





ここを一人で作業されていると聞きまたビックリ
終わりかけのタイムの花

満開の時は一面うす紫色(ピンク)で奇麗だったそうです。


花の名前を聞いたり小屋の中の四季折々の庭の写真を見せていただいたりと
時間を忘れ楽しい時間を過ごしていると・・・・
退屈したうつぎ窯さんは道路に座り休憩中(笑)
「わざわざ田舎の山の中に・・・変わり者だよなぁ~」と不思議がる窯主
「器作りに夢中になるあなたと一緒ヨ~」とSさんが笑って答えてました。
好きだからこそ人から見れば大変なことも続けられるものなのですネ~

小屋に置いてあった「天草のオープンガーデン」の冊子

Sさんはもちろん天草内のたくさんの庭が掲載されていて
世の中にはまだまだ知らないことがいっぱいあるのですネ~


一生懸命何かに打ち込む人の姿はキラキラと眩しくすっかり影響を受けた私
帰宅後、我が家の庭を眺め、あれこれと妄想を巡らせるのでした(笑)

ここは違う季節に再訪したいと思ってもキャンカーで来れる場所ではなく
「窯主さんに送ってもらい2時間後に迎えに来てもらおうかなぁ~」と
私が冗談っぽくうつぎ窯さんに言うと・・・
「ひぇ~2時間もこんなとこに」と理解不能な顔をしてました(笑)

この後、先ほど眼下に見えた浅海~深見を経由し戻りました。
湾にある小さな集落はGWなど関係なく静かなもので
廃校になった小学校などもありたまに出会うのは高齢者ばかりです。
車を運転しながらうつぎ窯さんは天草の今昔の話を色々
山を登る途中には石積みの段々畑の跡があり・・・
戦後の食糧難の時はこの山を切り開き米作りが盛んだったそうで
そのあとミカン畑に代わり途中にはかつての収穫場もありました。
20年前まではまだ稲作がされていたそうですが
若者は町に働きに出て高齢者だけでは作業が出来ず
現在では石積みさえ見えないほど荒れ・・・・
当時の面影は全くなく時代の流れを感じるのでした。
そうそう~昔の人は夜明け前に起き、籠と竿を抱え歩いて山を越え降り
魚釣りに来ていたと聞き「一体何時間かかったのだろう?」と
あらためて昔の人の強さと今の私達の世代の弱さを実感するのでした

元々観光地より自然が好きな私達ですが
今年のGWはうつぎ窯さんのおかげで例年と違った時間を過ごせました。
帰りはいつもの倉岳方面経由でキス狙いの釣りをしながら
帰宅しましたが残念ながら釣れたのはコチやフグばかり(笑)

それでも天気に恵まれ新緑の天草の山々と青い海に癒され
リフレッシュできた2日間でした