春のお彼岸。
ご先祖様には失礼だが、ウォークに行った時や美術館に行ったついでに独りでお寺まで足を延ばして供花の水を替え、知っているだけの念仏を唱えて合掌した。
つまりほぼ毎日手を合わせに行っていたことになる。
そのお彼岸の期間中ではあるが雪の予報なので少し早いけれど供物を下げようと夫婦の意見が久し振りに一致してお寺へ。
ルンバは供花が生き生きとしているのを見て驚いていたけれど、そりゃそうだ私がほぼ毎日来ていたのだから。
理由は知らないが、お布施は奇数が良いらしい。
それで以前より1000円多く包んで用意し、お願いして「南無・・・・・」とプロのお経が始まった。
仏壇には両親も含めてご先祖様6人分のご位牌が並んでいる。
それが供花や柱の陰で戒名が見づらい。
それでお坊さんは、戒名を唱える部分になると何とか読もうと頭を右や左へ。
しかし元々何を言っているのかモゴモゴが大半で発音がイマイチの坊さん。
若い坊さんは発音がしっかりしているが、年取るとモニョモニョになる。
「南無 徳❔院#$%&&’居士」
「南無 信❔院#$%&&’居士」
「南無 浄❔院#$%&&’大姉」
「●●院」までは耳を澄ませると何とか聞こえるが、その後はモニョモニョ。
それを何とか聞き取ろうと耳を澄ませるのだが・・・・・無理。
結局モニョモニョの部分は適当に誤魔化しているのだろうと云う結論に達した。
供物を下げながら「何云っているのかサッパリ分からんかった」とここでも夫婦の意見が珍しく一致。
仏様はどう思っているか知らないがモニョモニョもテクニックの一つなのだろう。
ま、とにかく偶数になるけれど増やした分の1000円は次回から減らすことで、ここでも夫婦の意見は一致した。